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9・25『INOKI GENOMU13』小川直也欠場の軌跡〜その真相が書かれた小川直也のブログに、ゼロワン中村代表が猛反論

 昨日掲載した9・25『INOKI GENOMU13』小川直也欠場。9月3日に自身のブログで欠場の理由を表明したが、その内容を見たゼロワン中村代表が自身のブログで猛反論。
 今回の相手がゼロワン関係者であったこと。橋本を追い込んだ現ゼロワン首脳陣に対する批判から今回の出場を取りやめたと主張する小川に対して、怒りを露わにした。

 双方に主張はあるだろうが、意見は平行線をたどるだけだろう。どちらが故橋本真也に対して思い入れが深いか…その答えは誰にも判断できない。
 毎年、命日が近づくと、橋本真也のお墓参りを欠かさない小川。第一次ゼロワンが崩壊した時も、一人で借金を背負った橋本の側にいたのは、小川直也だった。銭ゲバとか、無情なイメージの強い小川だが、接している限り人情に熱い涙もろい男であるのも確かだ。

 新日本での抗争から、ゼロワン崩壊まで共に歩み続けた二人の間に、偽りの関係はなかったと考えられる。また、ゼロワンの道程を考えれば、ゼロワン関係者も橋本に対する思い入れは強いだろう。今回のブログ内での抗争は、ある意味、橋本真也に対する感情合戦と言うべきか? だが、小川が9・25のIGFリングに上がる事はもうない。

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 中村代表の怒りは収まる様子がなく、引退勧告までしている。「大学院に行って、小川道場の経営に専念してくれ」と、そこまで言わせる彼の怒りとは何なのか? 現在小川は脳内改造をするべく着々と準備をしている。故ジャンボ鶴田が切り開いた、プロレス界の教壇進出を着実に受け継いでいる…スタイルは違えども、鶴田の遺志を受け継いだ選ばれたレスラーであることは間違いない。
 実現することのなかった9・25のカードは、リングを超えた場外戦へ。しかし、小川自身が望んでいることではない。中村代表の怒りが収まらない限り、この場外戦は収まりそうにないが、今のところ小川が受けて立つ様子は全くない。

高尾淳
週刊マット界舞台裏'10年09月09日号〜ゼロワン首脳が悪者

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2010年09月05日 22:11に投稿されたエントリーのページです。

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