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A猪木が前夜に続き『レッスルマニア26』でも紹介 ブレット-ビンス遺恨決着、シナ-バティスタ、クリス-エッジ

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(C)2010 World Wrestling Entertainment, Inc. All Rights Reserved

 今宵もやはり、赤いマフラー姿のアントニオ猪木が全世界に向けて紹介された。初期の修行時代、新日本と旧WWFの提携時代を通じても、日本のテレビ向けに試合が組み込まれたことはあったにせよ、現地での扱いはゲストでしかなく、世界レベルでは猪木の試合が大勢に記憶されているわけではない。そんな過去を思えば、デビュー50周年企画の便乗から始まったにせよ、やはり快挙であったことは間違いない。

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 また、ダークマッチながら、日本人のヨシ・タツがオープニング26人参加のバトルロイヤルで優勝という快挙も成し遂げている。猪木の存在感の副作用なのだとしたら、えらいことになったという思いもある。

注目された、“ヒットマン”ブレット・ハートとビンス・マクマホンの遺恨決着戦も凄かった。
 レフリーにビンスの味方になったブルース・ハート、そしてリングサイドにはハート家の面々が並ぶ中、試合が行われたが、ブルースが当然、ビンスを裏切り、ハート家の結束を見せつける。自分の味方と思っていたブルースがブレットと抱き合い、ビンスは顔が真っ赤に。そしてビンスが場外に転落すると、リング下のハート家の連中がビンスを殴りまくる。


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  さらにDHスミスに渡されたイスでブレットがビンスを殴り続け、そして最後は伝家の宝刀シャープシューターをビンスに極めて完全勝利。
 ブレット、ハート一家、ファンが溜飲を下げた、皆が待ちに待ったシーンが実現した。
 お約束と言えば、お約束だが、これ以上ない形で、ブレットとビンスの長年に渡る確執が遂に決着したのだった。


 両王座のタイトルマッチも白熱した名勝負となり、中身充実の『レッスルマニア26』を思い出深いものにしている。主演映画では海軍だったが、今度は空軍のコスプレで入場した人気者ジョン・シナにも大歓声。日本では理解されにくいが、アメリカでは軍人は尊敬されるべき職業で正義の味方という事なのだ。


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 試合は王者バティスタと徹底的にやり合った上、最後はSTFで正義のシナが、悪党王者バティスタを葬り、完全決着をつけた。

 逆にヒール王者の防衛結末となったのが世界ヘビー級王座戦だ。
 「スピアー、スピアー」で大ブレイクしている(ベビーフェイスとなった)エッジの戴冠は間違いなしと思われていたが、王者であるクリス・ジェリコがベルトで殴るなど反則行為もあったにせよ、最後はコードブレイカーでピンフォール勝ち。あまりにベビーフェイスばかり連勝では一本調子だから、シナリオ班が変化をつけたのだろうか。


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 ただし、ミルホンネットでも2009年度の全世界レベルでのMVPはクリス・ジェリコだと断言してきた以上、集大成の意味も兼ねる『レッスルマニア26』の檜舞台にて、"ライオン道"の職人芸が光り輝いたことは特筆されよう。
 
 なお、今回の模様は、現地派遣の特派員による舞台裏事情と合わせて、別冊ミルホンネット仮題『アメプロの底力 HBK壮絶なる最期』としてお届けいたします。ご期待下さい。

『レッスルマニア26』

<連勝記録 vs キャリアマッチ>※マイケルズは負ければ引退
○ジ・アンダーテイカー
(ピンフォール)※ツームストン
●ショーン・マイケルズ

<WWEヘビー級タイトルマッチ>
○ジョン・シナ(挑戦者)
(STF)
●バティスタ(王者)

<世界ヘビー級タイトルマッチ>
○クリス・ジェリコ(王者)
(ピンフォール)※コードブレイカー
●エッジ(挑戦者)

<10人ディーヴァズ・タッグチーム・マッチ>
○ミシェル・マクール、レイラ、マリース、アリシア・フォックス(&ヴィッキー・ゲレロ)
(ピンフォール)
●ミッキー・ジェームス、ケリー・ケリー、イヴ・トーレス、ゲイル・キム 

<ノー・ホールズ・バード・マッチ>
○ブレット・ハート
(シャープシューター)
●ビンス・マクマホン

<シングルマッチ>※ミステリオ敗北でストレート・エッジ教団に入信
○レイ・ミステリオ
(ピンフォール)※スワンダイブ式セントーン
●CMパンク

<シングルマッチ>
○トリプルH
(ピンフォール)※ペディグリー
●シェイマス

<マネー・イン・ザ・バンク・ラダー・マッチ>
優勝 ジャック・スワガー
(ケース確保)
参加選手
クリスチャン、ドルフ・ジグラー、ケイン、シェルトン・ベンジャミン、MVP、マット・ハーディー、エヴァン・ボーン、ドリュー・マッキンタイア、コフィ・キングストン

<トリプルスレットマッチ>
○ランディー・オートン
(ピンフォール)
●テッド・デビアス ※もう一人はコーディ・ローデス

<統一タッグタイトルマッチ>
○ビッグ・ショー、ザ・ミズ(王者)
(ノックアウト)
●ジョン・モリソン、Rトゥルース(挑戦者)

<ダークマッチ 26人参加バトルロイヤル>
優勝 ヨシ・タツ

史上空前のイベントとなった『レッスルマニア26』にてショーン・マイケルズが引退!

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2010年03月29日 18:24に投稿されたエントリーのページです。

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