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今週の「マット界舞台裏」は消滅の危機にある『ハッスル』に、道連れにされそうなあの媒体に迫る!

09.11.05BUTAIURA.jpg アントニオ猪木へ対戦要求した中邑真輔の真意から始まり、テレビ朝日の『ワールドプロレスリング』打ち切りの可能性や、ユークス社長とIGF社長の極秘対談など、このところ毎号のように新日本プロレスの話題を取り上げてきた。

 読者の関心もかなり高かったようで、売り上げも飛躍的にアップしたが、先週またプロレス界を騒がせるような事件が起きた。
 それは『ハッスル』消滅の危機だ。ハッスルエンターテインメントの山口日昇社長が10月28日に会見を行い、10・29後楽園、11・26後楽園、11・29名古屋国際議場、12・24後楽園の年内4大会の中止を発表。大会前日に中止を発表するという異例の事態に加え、資金繰りに行き詰まったのが原因であることまで明言したのだから驚きだ。

 『ハッスル』の資金難は以前から噂になっていた。あのインリン様(インリン・オブ・ジョイトイ)と出演ギャラの未払い問題で係争中なのだから当然だろう。さらに一番の人気者であった高田総統(高田延彦)にもついにギャラが支払えなくなり、高田は『ハッスル』から撤退。

 もう風前の灯火と思われた『ハッスル』だったが、新たにクォンタムジャンプジャパンの酒井社長をハッスル最高顧問に招き、俳優の竹内力が演じるキングRIKIが、高田総統に代わる『ハッスル』の支配者という設定にして再スタート。
 まるで「活動休止説」を打ち消すかのように、10・10両国国技館での『ハッスル・ジハード』をはじめとする年内の大会スケジュールを発表した。

 だが、そのカラクリというか、『ハッスル』の運転資金がどこからねん出されているのかという点について、井上譲二記者は『マット界舞台裏』の10月15日号でスッパ抜いている!
 さらに井上記者は「10・10両国国技館『ハッスル・ジハード』が大赤字になれば、いよいよ存続できなくなるという危機に直面している」とも“予言”していた。

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 結局、10・10両国国技館『ハッスル・ジハード』は内容、集客とも大惨敗。そして年内4大会の中止を発表となり、井上記者の予言通りの展開となってしまった。
 そうなると気になるのは、井上記者がスッパ抜いた『ハッスル』の運転資金をねん出していたあの会社である。今週号ではかなり悲惨な状況になりつつある、あの会社の現状が報告されている。

 山口社長は会社を建て直し、12・25両国国技館『ハッスル・マニア』から再び仕切り直すと宣言したが、前途多難なのは明らか。今週号では井上記者の記事のほかにも、ミルホンネット編集部による「ハッスル帝国の崩壊 興行中止への軌跡と裏事情」という特集記事も掲載されているので、ぜひ併せてお読みいただきたい。

週刊マット界舞台裏'09年11月06日号

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2009年11月02日 02:32に投稿されたエントリーのページです。

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