« ノア社長の三沢光晴さんがお亡くなりになられました。謹んで哀悼の意を表します | メイン | ダナ・ホワイトが「ミルコがDREAMと3試合契約」のニュースに怒り狂う! »

UFC 99 : FRANKLIN vs SILVA リアルタイム速報

井上譲二:週刊ファイト前編集長 週刊マット界舞台裏'09年6月04日号 UFC98 : EVANS vs. MACHIDA「リョート時代到来!」
6・13『UFC99』ミルコ・クロコップ対"ムスタファ"アル・ターク正式決定

UFC 99 : FRANKLIN vs SILVA リアルタイム速報

ヴァンダレイ・シウバ、ミルコ・クロコップ、宇野薫という日本でメジャーな選手が、その実力の試金石になりそうな相手と戦う注目の大会だ。

<195ポンド(88.45kg)契約 5分3R>
○リッチ・フランクリン
(判定 3-0)
●ヴァンダレイ・シウバ
階級を下げるシウバと階級を上げるフランクリンでLヘビー級とミドル級の中間の契約体重でマッチメイクされたメイン。元同門であるアンデウソン・シウバと舌戦を繰り返すヴァンダレイからすればここで勝利してアンデウソンと決着をつけたい所だが、フランクリンも実力者だ。試合は様子見の静かな立ち上がり。1Rに1度づつテイクダウンを奪ったが、あとは終始スタンドの展開。共にいい打撃を入れるが、単発で続かない。打撃は粗く大降りだが圧力をかけるシウバに、的確にピンポイントで当ててくるフランクリンという感じ。3Rにはシウバのラッシュがあったが、上手くフランクリンがテイクダウンしパウンド。なんとか立ち上がるシウバの肘とフランクリンの鉄槌の殴り合いでタイムアップ。ほぼ互角の内容だったが、判定はパンチの正確さが取られたのかフランクリンが勝利した。
シウバは、試合後、オクタゴンで自分の勝利だと、観客にアピール、観客から大声援を受けていた。

<ヘビー級 5分3R>
○ケイン・ベラスケス
(判定 3-0)
●チーク・コンゴ
ヒスパニックの星、ベラスケスにヘビー級戦線でじわじわとランクを上げてきているコンゴ。勝者には王者挑戦の可能性が出てくるので共に負けられない一戦だ。スタンドではコンゴがフラッシュダウンを奪うも、すぐ立て直したベラスケスがタックルでテイクダウンすると後は独壇場。レスリング技術で徹底的に上をキープし、マウントを奪い、マウントパンチ、コンゴが亀になると鉄槌を顔面に叩き込み一方的に攻める。コンゴがなんとか立ち上がってもスラム気味に叩きつけるベラスケス。ベラスケスが一方的に攻める展開だが、コンゴが異常にタフなのか3Rまで戦い抜き、ベラスケスが大差の判定で勝利した。

<ヘビー級 5分3R>
○ミルコ・クロコップ
(1R TKO)
●ムスタファ・アルトゥルク
遂にUFC復帰となるミルコの相手は、あのマーク・ケアーにも勝利しているアルトゥルク。但し、UFCでアルトゥルクはコンゴにTKO負けしており、ミルコとしては負けられないカード。試合は前に出て圧力をかけようとするアルトゥルクを冷静にいなすミルコ。そして、1R後半にはミルコが猛ラッシュ、アルトゥルクをダウンさせ追い詰めるがミルコがスタンドを要求。そしてスタンドでまたラッシュをするもその流れの中でミルコの指がアルトゥルクの目に入り、頭を抱えて背を向けるアルトゥルク。しかしレフリーは止めず、そのままミルコがラッシュを続け、アルトゥルクが倒れた所でレフリーがストップ。ミルコが快勝した。

<ウェルター級 5分3R>
○マイク・スウィック
(2R TKO)
●ベン・サンダース
共にTUF出身の人気者、スウィックはUFCでは岡見に一敗だけ、サンダースはUFC無敗。クイックというニックネームそのまま、いきなりテイクダウンし上を取って攻めるスウィック。その後もスタンド、グランド共にスピーディーな打撃で試合をリードするスウィック。そして2R後半、一方的にラッシュでたたみ掛け、ケージに追い込み更にラッシュ。サンダースがダウンした所、追撃するスウィックをレフリーが止めてTKO勝利。スウィックは完勝、サンダースは今回、はじめてワンランク上のメインカード出場レベルの選手と戦ったのだが、まだ荷が重すぎた様だ。

<ライト級 5分3R>
○スペンシャー・フィッシャー
(判定 3-0)
●宇野薫
注目の宇野、UFC復帰戦の相手はフィッシャー。ライト級中堅どころの選手で、現在の宇野がUFCメインカードレベルか、前座レベルか実力査定されてしまうカード。グランドで勝負したい宇野はテイクダウンを狙うが、タックルを潰しグランドに付き合わないフィッシャー。わざとバックを取らせてグランドに引き込むなど老獪なテクニックを見せる宇野だが、フィッシャーは相手をよく研究している。打撃を食らいダウン気味に倒れても必死でテイクダウンを狙うがどうしてもグランドに引き込めない。3R、最後の1分でなんとかグランドで上になり肘を落とす宇野だが、試合の大半を支配していたフィッシャーが判定勝ち。

<ウェルター級 5分3R>
○ダン・ハーディ
(判定 2-1)
●マーカス・デイビス
舌戦を繰り広げている因縁カード。ハーディは郷野に勝利している。共にこの相手に勝利すればトップグループへの道が開けるカードだ。お互いにダウンを取り合う好勝負だが、スプリットでハーディが勝利。

About

2009年06月14日 04:13に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「ノア社長の三沢光晴さんがお亡くなりになられました。謹んで哀悼の意を表します」です。

次の投稿は「ダナ・ホワイトが「ミルコがDREAMと3試合契約」のニュースに怒り狂う!」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。