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今週の「マット界舞台裏」は、インリンに訴えられた『ハッスル』の台所事情に迫る!

09.02.26BUTAIURA.jpg 先週プロレスファンを驚かせたのは、みちのくプロレスのザ・グレート・サスケが暴行容疑で逮捕されたことと、あとはタレントのインリン・オブ・ジョイトイがギャラの未払いで『ハッスル』に対し民事訴訟を提起したことだろう。

 とくに昨年の5月24日に有明コロシアムで行われた「ハッスル・エイド2008」で、息子という設定のボノちゃんと対戦し、ボディプレスを受けるなど体を張った試合を行った上で、ハッスルを引退したインリン様こと、インリン・オブ・ジョイトイがハッスル引退から約8カ月経って、突然ブログの中で「期限の約束が何度も破られ、未だに出演料などの支払が完了されていません。ハッスルのこれまでの対応、交渉経過などを考えると、このままの状態を放置することは、私たちの常識と理解の限界を越えました」と書いたのだから驚かないはずがない。

 この件はYahoo!ニュースのトップでも扱われたため、すぐに多くの人に広まったが、多くのプロレスファンが真っ先に思ったことは「やっぱり『ハッスル』の台所事情はかなり厳しかったんだ」ということではないだろうか。
 当サイトでも2008年6月19日付のブログ「ハッスルにも経費削減の荒波が!」で、他のマスコミに先駆けてお伝えしていたが、この頃から『ハッスル』の台所事情が苦しくなってきていたのは明らかだ。

 どうして『ハッスル』が苦しい状況に陥っていったのか、その理由は今週の『マット界舞台裏』で井上譲二記者が、『ハッスル』の内部事情に詳しい人物に直撃しているので、そちらで確認していただきたい。

 そして、この件をさらに“炎上”させたのが、インリンのブログを受けて行われたハッスル・エンターテインメント(株)山口日昇社長の記者会見の内容だ。
 19日の『ハッスル』後楽園ホール終了後、急遽会見を開いた山口社長は、インリンとハッスル元スタッフとの熱愛報道をされたことが「ハッスル、インリン様のイメージを損なわないように行動する」という契約を違反していると判断し、インリン様を急きょ5月に早期引退させることを決定。そのため、その後のプランやストーリーを変更せざるを得なくなり、会社運営上、多大な損害を被ったと主張し、ギャラが未払いになっている理由を“インリンが契約違反をしたから”だと主張したのだ。

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 たしかにボノちゃんがインリン様とグレート・ムタの間に生まれた子供であることを考えると、母親であるインリン様に“恋人”がいるのはマズイのかもしれない・・・いやいや、ボノちゃん(曙)がインリン様とムタの子供だって本気で信じている人間はいないだろう!
 10代で売り出し中のアイドルならまだしも、アラサーのインリンが職場で恋人を作ったって、別にいけないことでもあるまい。むしろ「プロレス団体のスタッフでもインリンと結婚できるのか!」と、暇でモテないプロレスファンに夢を与えたと言っていいくらいだ。

 どうしても山口社長の反論は、苦しい言い訳にしか聞こえないが、それも仕方がない。今、『ハッスル』はなんとかして危機的状況を脱しようと、改革を行っている最中なのだ。
 詳しいことは今週の『マット界舞台裏』を見ていただきたいのだが、山口社長は超強力な人物を『ハッスル』の外部スタッフとして招き入れたのだ。この人物が手腕を発揮してくれれば、『ハッスル』の景気も上向きになる可能性は十分ある。そうならなくては、払いたくても払えないのかも・・・?

週刊マット界舞台裏'09年2月26日

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2009年02月23日 03:40に投稿されたエントリーのページです。

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