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壮絶実験LIVE! 10・6マッスル坂井自主興行【1】

【鶴見亜門自主興行】

 プロレス界を席巻する「自主興行ブーム」。プロレスラーなのにサブカル界の風雲児・マッスル坂井が、例によって目ざとくこの波に着目し、6日に東京・新木場1st Ringにて、『マッスル坂井自主興行』を開催。
 はたしてどんなメンバーで、どんな試合が行われるのか…と、ファンの間でも注目を集めていたが、案の定そこに横ヤリを入れたのが、マッスル総合演出家・鶴見亜門。あろうことか亜門は、坂井興行と同日・同会場の17時に、ノーピープル・ノーTVの『鶴見亜門自主興行』の開催をブチあげたのだ。はたして坂井は、定刻の19時半に『マッスル坂井自主興行』を開始することができるのだろうか――!?

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 入場の許可が下りる19時過ぎに会場へ足を踏み入れると、8人タッグの熱戦の真っ最中。亜門興行は、まだまだ続行中だったのだ!

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 このままでは19時半になってしまう…というタイミングで、なぜか唐突に海賊男が登場。佐野直に手錠をかけ、試合をブチ壊してしまった。それにしても、どこかで見たことある光景だよな……

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「テメエいつまでやってんだよ!? この会場使えんの22時までなんだよ!」
と、ついにブチ切れた坂井。しかし亜門は慌てず騒がず、
「悪かったよ〜。俺がオマエんとこのカードも全部考えてやるよ〜」
と、アッという間に坂井以下を懐柔。通常のマッスルシリーズ同様、PENPALS「LONELY DAYS」が流れる中、亜門が選手たちにギャラをバラ撒きながら、『マッスル坂井自主興行』、スタート!


【マッスル坂井自主興行・第1試合】

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 亜門提案の第1試合は、総合格闘技ルール。しかも、今人気の某アウトロー系格闘技興行にそっくりな『THE INSIDER』なるネーミングまでつける念の入れよう。しかもセコンド同士の乱闘で決着も可という特殊極まりないルール。しかしセコンドが乱闘って、マッスルのお客さんが某格闘技興行の“ハマの狂犬”ネタを知ってるかというと微妙な気がするけど…いや、ウケはなかなか良好のようだ。

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 最初は丁寧な格闘技の攻防を見せていたペドロ高石と男色ディーノだったが、案の定両軍セコンドが乱入。気づくと、またまた海賊もドサクサ紛れに乱入し、リング上はシッチャカメッチャカのノーコンテストに。
坂井 …ノーコンテストって、歯切れ悪くないっすか?
亜門 一生懸命やった結果だろ! オマエ、プロレス界に謝れ!
と、花道でマッスル2トップの反省会開始。


【マッスル坂井自主興行・第2試合】

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 第2試合は一転して、何の変哲もないタッグマッチ。ここは村田晴郎アナと鈴木健氏の実況・解説コンビのアシストが欲しいところだが…ギャラの問題発生で鈴木健氏、不在! それならば選手が解説をやればいいと、アントーニオ本多が体にピンマイクをつけ、試合をしながら解説をするが、対戦相手に手の内がマイクでバレバレなので、やられっぱなしになってしまう間抜けなアントン。

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 しかし、またまたまた海賊男が乱入! またしても手錠で拉致、海賊に連れ去られてしまう哀れなアントンなのであった。
 試合そのもののピンチを救ったのが、なんと実況の村田アナ! 趙雲子龍のキレ気味のラブコールに、自らがアントンを引き継ぎ、闘いながらの実況をすることを決意。『炎の荒鷲』に乗ってリングインすると、場内割れんばかりの大拍手に包まれる。

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 しかし村田アナ、いや村田と現役レスラーとの体力差は歴然。手四つだけでギブアップ寸前のヨレヨレぶりを露呈してしまう。
 ここで、またまたまた海賊男がヌボーと現れるが、この日やけに元気な大家健が勇ましく撃退。海賊男から松葉杖を奪い、「オマエがトドメを刺せ!」と、村田に檄を飛ばす。

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 しかし村田は奪った松葉杖で、海賊ではなく大家に一撃! 海賊男とは最初からグルだったのか!?
「これからは、この海賊とやってくんだよ。おい、この3人でタイトル挑戦させろ!」
と、村田は憎々しげな表情でヒールターン。勢いに乗って「負けたら引退してやる!」とまで宣言したが、オマエさっきデビューしたばっかだろ! と誰もが心の中でツッコむ中、前半戦終了。怒濤の後半戦は、こんなもんじゃなかった!

 蛇足だが、村田とともにヒールターンした趙雲による

「わかったか! 今はな、ヘタなアイドルより女子アナの方がかわいいだろ! 島崎和歌子よりも西尾由佳理の方がかわいいだろ!」

と、昨今の女子アナブーム(『BUBKA』あたりの受け売りか?)を引き合いに“アナウンサー出身レスラー”である村田を持ち上げる発言は、この日最初に投下されたスレスレ爆弾だったと記者は思う。

【つづく】

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2008年10月07日 03:58に投稿されたエントリーのページです。

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