« ダブプロレス9・28広島県立産業会館大会は宮本ヤンキー裕向対魁 | メイン | 「『プロレスの教科書はない』ってさ、俺は馳さんに教わったんだ」 大谷戦後の永田コメント »

「プロレスの教科書なんてね〜んだよ!」 ゼロワンじゃヒールの永田さん、大谷撃破し田中戦へ! 8・29 ZERO1-MAX後楽園大会

 永田裕志が大谷晋二郎をバックドロップ葬! 大森隆男のゼロワン最終戦はアックスボンバーで有終! 29日夜、東京・後楽園ホールにて、ZERO1-MAX『Endress Summer ‘08』が開催された。

080829_otani_nagata.jpg
ホームの大声援を味方にしたい大谷だが、永田のネチっこい攻めに大苦戦!


 メインでは大谷が、かねてより「新日本の象徴」として敬意を持つ永田を、シングル戦の相手に指名。「永田との対戦は、必然的に団体を背負った者同士の闘いになるでしょう」という大谷の言葉通り、永田には会場の大半を占めるゼロワンファンから大ブーイングが浴びせられ、館内は軍団抗争ムード満点。大多数の「大谷」コールと一部からの「新日本」コールが交差する中、試合は団体トップ同士の対抗戦にふさわしい一進一退の攻防となったが、結果は20分間際にバックドロップ2連発を決めた永田の勝利。意気揚々と敬礼ポーズをキメた後、
 「お〜いよ〜く聞け! プロレスの教科書なんてなぁ、そんなモンね〜んだよ!」
 と得意満面にマイクで絶叫すると、館内からはこの日一番の大ブーイング。
 だが次の瞬間、ブーイングが大歓声に塗り替えられる。火祭り3連覇のゼロワン最後の砦・田中将斗が永田にスライディングDを決めたのだ。そして場外に転げ落ちた永田に向かって田中は、「絶対オマエを倒したるからな!」とひと吠え。これで近日対戦確定となった永田と田中、シングル戦発表の日が待たれる。

080829_tanaka.jpg
ゼロワン“最後の砦”はやはりこの男!?


 去る26日に退団宣言した大森隆男は、今大会がZERO1-MAXでのラストマッチ。大森の退団により、「アックス軍vsソード軍」の対抗戦も、この6人タッグマッチで最後となった。試合をアックスボンバーで締め、有終の美を飾った大森は、
 「しばらく休みますが、俺にはプロレスしかありません!」
 と宣言。明くる30日『PREMIUM』後楽園大会が、正真正銘の休業前ラストマッチとなるが、以降の大森の動向が依然気にかかるところではある(なお、大森退団の最新情報に関しては、『週刊マット界舞台裏』の最新号・9月4日号をご覧いただけると幸いである)。

080829_omori.jpg
渾身のラスト「アックスボンバァ〜!」。ゼロワンでは本当に見納めなのか!?

080829_sekimotokohei01.jpg
080829_sekimotokohei02.jpg
ハードコア有り、人間橋対決有り! 耕平と関本の総力戦は30分で決着つかず


■ZERO1-MAX『Endress Summer ‘08』
2008年8月29日(木)開始:19:00
会場:東京・後楽園ホール

<スペシャルシングルマッチ ZERO1 vs NJPW 「The Source of Score 〜源〜」 時間無制限1本勝負>
●大谷晋二郎
(19分05秒 バックドロップホールド)
○永田裕志(新日本プロレス)

<インターナショナルジュニアヘビー級選手権 60分1本勝負>
[王者]○日高郁人
(16分30秒 ショーンキャプチャー)
[挑戦者]●田口隆祐(新日本プロレス)
※第7代王者、2度目の防衛に成功

<アックス対ソード最終戦 「Departure ‘08」 30分1本勝負>
田中将斗、●崔領二、高岩竜一
(14分55秒 アックスボンバー→片エビ固め)
○大森隆男、KAMIKAZE、藤田ミノル

<シングルマッチ 「Do as you like」 30分1本勝負>
△佐藤耕平
(30分00秒 時間切れ引き分け)
△関本大介(大日本プロレス)

<シングルマッチ 30分1本勝負>
○澤宗紀(バトラーツ)
(9分00秒 卍固め)
●小幡優作(XWF)

<オープニングマッチ 30分1本勝負>
●植田使徒
(8分05秒 腕ひしぎ逆十字固め)
○吉川祐太(バトラーツ)

About

2008年08月30日 03:02に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「ダブプロレス9・28広島県立産業会館大会は宮本ヤンキー裕向対魁」です。

次の投稿は「「『プロレスの教科書はない』ってさ、俺は馳さんに教わったんだ」 大谷戦後の永田コメント」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。