懐かしのプロレスゲームをいくつか紹介してきたが、今回のはとびきりの珍品だ。
「極悪同盟 ダンプ松本」
セガマーク3というマイナーな機種にて発売されたこのゲームは、何と史上初の実名プロレスゲームなのである。
登場するレスラーは極悪同盟側がダンプ松本、ブル中野、コンドル斉藤、ジキジキ(ゲームオリジナルキャラ)。クラッシュギャルズならぬフレッシュギャルズには長与千種、ライオネス飛鳥、山崎五紀、立野紀代。この8人を操り、タッグマッチで戦う。
さて実際のゲームのできはというと……ダンプでラリアットを出しているだけで勝てる。まあ、ファイプロあたりとは比べては可哀想である。時代が違う。
ちなみにこのゲーム、アーケード版もあった。というか、元がアーケード版らしい。
隠し要素として、宇宙人と試合が出来、勝ち続けると宇宙チャンピオンになれるが、あまり嬉しくない。
大森ゆかりと組んでユニット「桃色豚々」として「赤いウインナー逃げた」を歌うのと、どちらがマシな運命かは悩むところである。
すぎたとおる 山口敏太郎事務所