Bad endと思わせシナ勝利！これでいいのだWWE～初日は現ツアー定番中の定番披露

　10日、両国国技館で『WWE Live』初日が行われた。メインイベントWWE世界ヘビー級王座戦、いったんはセコンドながらちょっかいを出すワイアット・ファミリーが退場を命じられたものの、シナがレフェリーにぶつけられて場外に落とされた隙に再び戻ってくる展開。このまま初日に関してはブレイ・ワイアットが勝ってしまう、あるいは反則や無効試合の裁定でBad Endをあえて演出かと思いきや、最後はアティテュード・アジャストメントできっちり3カウント。ジョン・シナがWWE王座を防衛した。
　普段は北米でもマイクを握ったりしないシナだが、この日は珍しく閉めのスピーチを要求。「また戻ってこれて嬉しい」等はともかく、「チャンピオンとして参戦できたのがとても嬉しい」とわざわざ言ったのは特筆すべきだろう。思い起こせば、何度も主役として来日しているシナだが、最近のは王者ではなかったと思い出させてくれたかも。

■　WWE Live
日時：7月10日（木）　19:00開始
会場：両国国技館



同士討ちを誘ってシナが反撃
＜メインイベント第7試合　WWE世界ヘビー級選手権試合＞
○ジョン・シナ
　17分42秒アティテュード・アジャストメント⇒片エビ固め　
●ブレイ・ワイアット with ワイアット・ファミリー
※シナ王座防衛

Ladies and Gentlemen, My Name is Paul Heyman

この二人はspotの順番も展開も毎回同じ試合なのでシャッターチャンスは楽チンだ

＜第6試合＞
○ロブ・ヴァン・ダム
　13分00秒　ファイブスターフロッグスプラッシュ⇒体固め
●セザーロ with ポール・ヘイマン

なぜかガチガチに緊張していたペイジ、フォックスもグリーン過ぎてお粗末。2日目、大阪の進歩に期待したい。
＜第5試合　ディーバズ王座戦ファンズチョイス⇒ディーバマッチ＞
○ペイジ
　4分01秒　PTO
●アリシア・フォックス

＜第4試合
○ロマン・レインズ、ディーン・アンブローズ
　18分39秒　ロリンズがブリーフケース使用のため反則
●ケイン、セス・ロリンズ

　試合前、なぜかエル・ジェネリコがマイクを握り、「日本のファンこそ最高だ！」と心よりの感謝を述べていたが、大人のファンはこれでケツが読めたかも（笑）。まぁ、三連戦するんだし、大阪で移動を楽しみにしているマニアは多いハズだが、問われているのは内容だ。どうせhi-spot祭りになることはわかっているのだが、凄い、凄い、凄いで終わってしまって闘いのリング・サイコロジーがいまいちなのではないか。

　こういうのは、写真家には面白いが結局は時間がたてばバンバン飛んでいたで終わってしまう危惧がある。
＜第3試合　NXT王座戦＞
○エイドリアン・ネヴィル
　11分38秒　レッドアロー⇒片エビ固め
●サミ・ゼイン
※　ネヴィル王座防衛

＜第2試合＞
○コフィ・キングストン＆ビッグE
　14分49秒　スクールボーイ
●ルーク・ハーパー、エリック・ローワン（ワイアットファミリー）

　ゆっくりしたペースで始まり、力比べではevenというのをお客にわからせ、四の字の攻防ではひっくりかえしたら掛けた方が痛いと伝え～これそリングサイコロジーのお手本。オープニングで2014年WWEの実力を満天下に示す。そして展開は立体的になり・・・

　ジグザグが火を噴く！WWEの次世代を担う2名がレヴェルの違いを魅せつけた。
＜第1試合＞
○ドルフ・ジグラー
　12分58秒　ジグザグ⇒片エビ固め
●ザ・ミズ