闘士が弘嵩を一刀両断!「普通です」ダルベック「謙遜の意味を理解する王者になりたい」

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「卜部弘嵩の写真を見るだけでイライラするし、名前を聞くのも嫌。俺は噛ませ犬じゃない」闘士が公開練習で大技を連発、秘策の投入を示唆

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 6月18日(木)東京・池袋BLUE DOG GYMにて、7月4日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2015~-70kg初代王座決定トーナメント~」のスーパーファイトで第4代Krush-60kg級王者・卜部弘嵩と対戦する闘士が公開練習を行った。

 1月のK-1 WORLD GP-60kg初代王座決定トーナメント・リザーブファイト以来、約半年ぶりの試合となる闘士。今大会ではトーナメント準優勝の弘嵩とスーパーファイトで激突することになった。

「追い込みも残り2週間。周りの選手も同じだと思うけど、疲労も最高潮でいい追い込みが出来ています。気持ちが高ぶっていて、良い状態です」。疲れはあるものの、仕上がりはいいという闘士はシャドーボクシングとミット打ちを2分2Rずつ公開。2R目のミット打ちではジャンピングハイキック、飛びヒザ蹴り、三日月蹴り、バックスピンキックなど、普段の試合ではあまり見せない大技を連発した。
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 このミット打ちについて闘士は「K-1は色んな人間が見に来る大会だから、ただむちゃくちゃにパンチやキックを出して倒しても盛り上がらない。色んな技をに当ててやろうと思って、会長と作戦を考えて練習しています」と説明。「他にも用意している技はあるか?」という質問には「こういうところ(公開練習)で出したら誰が見ているか分からないんで、それは秘密な感じで。今、相手がぶっ倒れている想像が出来ていて、何で倒れているかな?って想像した時、多分、今練習している新しい技になると思う。今日の公開練習で出していない技もいっぱいあります」と秘策があることを示唆した。

 闘士にとって弘嵩は名実ともに過去最強と言える相手だ。この一戦が決まった時は「今までは対戦相手が決まっても『誰?』って言われることもあったけど、次の相手は卜部弘嵩と言ったらすぐリアクションが帰ってきます。卜部弘嵩の知名度はあるし、俺的には『やったじゃん!』って感じですね。反応はおかげさまで大好評です」と周囲の反響も大きかった。

 もちろん闘士自身も「今回は相手に恵まれて、それ以上に相手が(Krushの)チャンピオンということで“食ってやるぞ”感が溢れている。食ってやるとぶっ倒してやるって気持ちだけでどんなキツイ練習も乗り越えられている」と気合い十分。「試合が決まる前は第三者目線で(弘嵩を)見て、ハイキックとか飛びヒザ蹴りとかバックスピンキックとか気になる技はあったけど、いざ試合が決まって試合映像を見ると、何も怖いものはない。普通です」と弘嵩の実力を斬り捨てた。

 そして闘士は、自分との試合を控えているにも関わらず、弘嵩が実弟でK-1 WORLD GP-60kg初代王者の卜部功也との兄弟対決をアピールしていることへのイライラを爆発させた。

「正直、何を言っているのかな?って。兄弟対決が流行ってんすか(苦笑)? 弟がチャンピオンになったからってグズグズ言ってないで、その前に目の前の相手をしっかり見ろよ。そうじゃないと痛い目に遭うぞって。俺は噛ませ犬じゃないし、弟より先に俺を見てろよって感じです。

 今回は本当にフラストレーションが溜まっていて、SNSを通じて相手の写真を見るだけでピリピリする。今までこんなに対戦相手の顔を見てイライラすることはなかった。今はその名前を聞くだけでも嫌です。別に明日が試合でもいいってくらいフラストレーションが溜まってます」

 二児の父親であることから“戦うビッグダディ”と呼ばれ、お父さんキャラで知られる闘士だが、今回は違う。「今まで平常心で戦いに行こうという気持ちだったけど、今回の場合はそういうわけにはいかない。僕も相当ピリピリしていて、家の空気も重い。子供たちが僕に冗談を言ってこないくらいピリピリしていて、今回はそっとしておこうって感じじゃないですかね。こんなにピリピリすることは過去の試合ではないです」。

 最後も「相手がKrushのチャンピオンとか、これに勝ってタイトルマッチとか一切考えてない。卜部弘嵩っていう一人の人間を倒しに行くだけ。判定じゃないですよ。KOです。とにかくKOでぶっ倒す。相手を沈める。俺が叩き潰す。そのイメージしかない」という殺気溢れる言葉を続けた闘士。超シリアスモードでギラギラした闘士は弘嵩粉砕に燃えに燃えている。

「日本のファンが期待してくれるのなら、僕は喜んでK-1のスターになりたいと思う」-70kg初代王座決定トーナメント出場 サニー・ダルベックインタビュー

 7月4日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2015~-70kg初代王座決定トーナメント~」。トーナメント出場外国人選手インタビュー第5弾はトーナメント1回戦で中島弘貴と対戦するスウェーデンのサニー・ダルベックだ。
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――1月の代々木大会で佐藤嘉洋選手をKOして、地元ではどんな反響がありましたか?

「話す人みんなが僕のことを誇りに感じてくれている。自分にとってもレジェンド的な存在のサトウに2度KOで勝利できたことを心から嬉しく思っているよ」

――改めて日本で試合をした感想、K-1で試合をした感想を聞かせてもらえますか?

「格闘技を始めた時から、K-1のリングで戦うことが夢だったから、1月はまさにその夢が実現した瞬間だったよ」

――前回の試合で「またダルベックの試合を見たい」という声が多く、日本でもダルベック選手の人気が上がっています。それについてはいかがでしょうか?

「本当にうれしい。また僕の試合を見たいと思ってもらえたことは、日本のみんなに僕の試合を認めてもらえたということだからね。だからこそまた日本で戦えることを光栄に思っているよ」

――ダルベック選手は佐藤戦の後、YOKKAOというムエタイルールの大会に出て、KO勝ちでタイトルを獲得しました。どんな試合だったか教えてもらえますか?

「YOKKAOではジョーダン・ワトソンにKOで勝つことが出来た。彼はとてもスキルの高い選手だから、KOで勝てたことは正直、自分でも驚いてるよ。彼はタフでとても強い選手だけど、今回は自分に勝利の女神が微笑む結果になった。でももし再戦することがあれば何が起こるか分からないね」

――現在ダルベック選手は連勝中だと思うのですが、自分自身レベルが上がっていると思いますか?

「確かに試合を重ねるごとに自分のレベルは上がっていると思う。だけど試合は勝敗だけが重要じゃない、敗戦から学ぶことも沢山ある。ラッキーなことに最近の僕はトレーニングの成果がいい方向に向かっているってだけさ」

――今回は70kgトーナメントへの出場ですが、K-1MAXは見ていましたか?

「もちろん昔はよく観ていたよ。記憶が正しければ初めてに観た試合はサトウとブアカーオの試合だったと思う。あの試合からK-1MAXにハマって、それからK-1 MAXをよく見るようになったんだ」

――対戦相手の中島選手にはどんな印象を持っていますか?

「トーナメントに出場する選手全員が素晴らしい選手だと思っているし、リスペクトもしている。自分はただベストを尽くして勝つだけだよ」

――中島選手はKrushのチャンピオンでトーナメントに出ている日本人では一番実績があります。彼のファイトスタイルや技術をどう思いますか?

「実は僕自身、ナカジマの試合はあまり見ていないんだ。というのも僕のコーチたちが彼の映像をチェックして、ファイトスタイルを理解していて、それに合わせたトレーニングをしてくれているからね。それがハマるかどうかは7月の試合で分かるよ」

――トーナメントで対戦相手以外で気になっている、注目している選手を教えて下さい。

「みんな素晴らしい選手だと思っているから、特に誰というのはない」

――トーナメントを勝ち抜くためには何が必要だと思いますか?

「頭を使うことはもちろん、やっぱり運と体力が必要だと思う。あと大事なのは1回戦で怪我をしないことだね」

――どんな試合をしてトーナメントを優勝したいですか?

「頭を使って戦うつもりだけど、トーナメントは1試合目が終わるまで、何が起こるか分からないから油断は禁物だね」

――これからもK-1で活躍してスターになりたいという願望はありますか?

「もちろんさ! 日本のファンのみんなが期待してくれるのなら、僕は喜んでK-1のスターになりたいと思う」

――トーナメントで優勝して王者になったら、どんなチャンピオンになりたいですか?

「良い意味で人々の記憶に残るようなチャンピオンになりたい。ただの良い選手と言うことではなく、謙遜の意味を理解し、格闘技界を盛り上げられるような選手になりたいね!」

<選手プロフィール>
サニー・ダルベック
SannyDahlbeck
所属ジム:OdenplanFightgym
出身地:スウェーデン・ストックホルム
誕生日:1991/5/12
身長:178cm
クラス:-70kg
戦績:42戦34勝(20KO)8敗
タイトル歴
・YOKKAO世界 -70kg王者
・WMC北欧ウェルター級王者
・IFMA北欧ウェルター級王者

【「第6回 K-1チャレンジ2015」2015.6.21(日)GENスポーツパレス大会情報】

7.4(土)「K-1 WGP 2015」出場の牧平圭太、渡部太基が来場!!
8.15(土)「K-1チャレンジ」挑戦の“芸能人K-1部”K-1ガールズ岡田ゆり子&俳優三宅克幸がリング上あいさつ!!
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                (C)M-1 Sports Media

 来る6月21日(日)東京・GENスポーツパレスにて開催するK-1アマチュア大会「第6回 K-1チャレンジ2015」に、7月4日(土)「K-1 WORLD GP 2015 ~-70kg初代王座決定トーナメント~」のトーナメント出場が決定している、牧平圭太(HALEO TOP TEAM)と渡部太基(Golden Globe)の来場が決定した。
 また、8.15(土)「K-1チャレンジ」後楽園ホール大会の挑戦を表明した“芸能人K-1部”K-1ガールズ岡田ゆり子と俳優の三宅克幸も登場!
 午前の【K-1キッズ(小学生の部)&K-1ジュニア(中学生の部)】に牧平&渡部、午後の【K-1チャレンジ(一般の部)】に岡田&三宅と分かれて、リング上で試合に向けた意気込みを語る予定だ。乞うご注目!

<当日スケジュール>
【K-1キッズ(小学生の部)&K-1ジュニア(中学生の部)】
10:00 一般開場
10:15 開会式
10:20 試合開始(予定)
◇牧平圭太、渡部太基 リング上あいさつ(開始時間未定)
【K-1チャレンジ(一般の部)】
13:30 開会式
13:35 試合開始(予定)
◇K-1ガールズ岡田ゆり子、俳優の三宅克幸さんリング上あいさつ(開始時間未定)

【Krush/K-1アーカイブ】
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