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これで本当に甦れるのか?内外タイムスの新オーナーはかなり問題アリ!?

 首都圏の夕刊紙「内外タイムス」はプロレスファンにはお馴染みのスポーツ新聞だ。だが、不動産業者がオーナーになった際には「内外タイムスは日経夕刊紙を目指す!」と宣言し、名物コーナーだった風俗記事や三行広告(風俗店の広告)を廃止したことで急激に販売部数が低下。
 廃刊も噂されたがその矢先、突如「内外タイムスが衝撃の要請!」という見出しとともに、なんと内外タイムス社オーナーがアントニオ猪木と食事会を行った際、オーナーから「内外買収を」との衝撃要請があったという仰天記事が一面を飾った。

 この「猪木、内外を買収か!?」の煽りは連日内外の一面を飾ったが、これは内外タイムスの編集局に復帰した永島勝司氏の仕掛けであることが判明。結局、猪木が内外タイムスを買収するようなことはなかったが、とにかく窮地に陥っていた内外タイムスはなぜそうなったのかはよく分からないが、“自決”を決意し猪木に介錯人を要請。
 今年6月1日にディファ有明で「故 内外タイムス新聞葬」と称した創刊60周年記念イベントを開催したのは記憶に新しいところ。

 田代まさしをはじめとする芸能・スポーツ関係者が大勢出席した中、介錯人の猪木が次々に闘魂ビンタを注入。闘魂を注入された内外タイムスの社長は、内外タイムスは廃刊するのではなく、生まれ変わって一から出直すことを誓い、内外タイムスに変わる新たな紙名を公募するとも発表したわけだ。

週刊マット界舞台裏'09年6月04日号

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 この「故 内外タイムス新聞葬」の際、猪木は「俺が買収するっていうのはないけど、仲間が買収したんでね、協力しなくちゃいけないかなと思ってね」と語り、エロ記事を廃止した不動産業者に変わって、新たなオーナーが内外タイムスを買収したことを明かした。
 ある記者が「その新オーナーはどんなビジネスをされているんですか?」と突っ込むと、猪木は「あんまり俺もベラベラしゃべるわけにはいかないんで・・・まあ非常に若手で成功している方ですよ」と言うにとどまったという。

 その新オーナーが若干29歳の南原貴裕氏という人物なのだが、ちょっと調べてみるとあまりよろしくない噂が飛び交っている。
 南原貴裕氏は株式会社ラバンナなる会社の代表取締役も務めているようだが、この会社が輸入販売していた「NOATOクリーム」なる商品には、かなりのステロイドが含有していたにも関わらず、「ステロイドが入っていないのにアトピーの肌がよくなった」という偽の宣伝文句で販売。これが大きな問題になった。

輸入販売元ラバンナ情報 - NOATOクリームまとめ Wiki*

 このほかにも競馬サイトで詐欺行為を働いていると言われたり、度付きのカラーコンタクトを医療品として承認されていないのに販売したりと、どうやらかなり問題のある人物のようだ。

南原貴裕系のまとめ − 悪質競馬情報の事例
ピーチカラー詳細 - NOATOクリームまとめ Wiki*

 この話を聞いてピンと来たプロレスファンもいると思う。そう、週刊ゴング買収騒動である。
 ゴングの発行元である日本スポーツ出版社はもともとIT業界にいた前田大作なる人物に買収されたのだが、その後週刊ゴングは廃刊し、前田大作は民事再生法違反の疑いで逮捕されたのは皆さんも覚えているだろう。

 今回の内外タイムス買収の話もこの話に似たものを感じる。猪木が「仲間」と呼んでいるし、現在の内外タイムスには永島氏もいるだけに、なにかおかしなことにならなければいいのだが・・・

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2009年07月08日 02:07に投稿されたエントリーのページです。

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