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CMパンクが武道館のトリ、ジェフ・ハーディとエクストリーム戦で魅了

 メインカードはミステリオを入れてのトリプルスレッドマッチの予定であったが、連夜のCMパンクvs.ジェフ・ハーディに変更。しかもエクストリームマッチ!
 これは前日のメインの出来栄えに納得しなかったと思われる二人とWWEの意地であろうか? そんな雰囲気を感じたファンの「レッゴーハーディ!」「CMパンク!」の交互の大合唱で試合は始まった。

 昨日の立ちあがりは基本的なレスリングムーブを見せたが、今夜はいきなりパンクのアームドラッグ、ジェフはヘッドシザースを繰り出し、速いムーブで客を沸かせる。前夜はハワイから飛来した当日の公演だったが、休養明けの2日目は気合いが違う!
 開始早々場外でイスを手にしたパンクにハーディはキックでカット。イスを踏み台にしたポエトリー・イン・モーションで反撃! 早くも出たフェバリットに場内大興奮。パンクも負けじとレッグスプリットで顔面をイスにたたきつけられる寸前でブロックして反撃、場外に落としさらに階段に叩きつけるとすさまじい音に観客の悲鳴がこだまする。

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 続けてリング下からシンガポールケイン(竹刀)を取り出し一撃、うずくまるハーディの横で得意満面で竹刀を火祭り刀に見立て大谷晋二郎の火祭りポーズをキメル。さらにガベージキャン(ゴミ箱)を取り出しジェフの背中に叩きつける。続けざまにガベージをジェフに投げつけるが、これはキャッチされ逆に叩きつけれれ、さらに頭からかぶされシンガポールケインで殴打。
 
 パンクもコーナーに上がったジェフを突き飛ばし、ゴミ箱の上にボディースラム。さらにパンクはリング下からテーブルを取り出し、設置しようとするが脚の部分が壊れていたので作戦変更。コーナーに立てかけジェフを投げつけようとするが、切り替えされ逆にテーブルに激突。そこへすかさずジェフがボディーアタックを見舞うとテーブルは見事に破壊。

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 さらにコーナーからスワントーンを放つがパンクはかわし、ボディに左掌底→右頬に左掌底→左頬に右掌底→右頬にローリング裏拳→右側頭部に左ハイキックという得意のコンビネーションを繰り出し、アナコンダバスターからWWEデビュー時のフィニッシュ“アナコンダバイス”へ。これはジェフが逃がれるも、立ち上がりざまジェフがエアプレンスピンの態勢に入るとオキテ破りの逆ゴー・2・スリープを炸裂。パンクはたまらず場外へ逃げる。場内は大歓声!

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 ジェフはパンクをリングに戻してカバーに入るも、カウントは2でキックアウト。するとジェフはリング下からテーブルを取り出し設置するが、そこでパンクが息をふき返しゴー・2・スリープを狙うと、ジェフはツイスト・オブ・フェイトで切り返し、テーブルに寝かせてスワントーンボムを決めるが、カウント2でクリアされる。
 
 ジェフは観客の「ウィー・ウォン・ラダ―」の声援を受けてリング下から3メートル以上あるラダーを取り出し、再度ツイスト・オブ・フェイトを決めてラダーに上がろうとするが、パンクはコーナーに逃るとジェフはラダーを倒し、ラダーの先端をパンクの股間めがけてキック。フィニッシュを狙いリング中央にラダーを立てて登り始めるが、パンクはラダーを蹴りジェフはロープに強打。ふらつきながらリング中央に来たジェフをつかまえてゴー・2・スリープで勝利。
 来場していたKENTAはWWEスーパースターの技のキレをどの様に見たであろうか?

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 マニアックなジャパニーズムーブを随所に散りばめ地元のファンを喜ばせ、テーブルが壊れるアクシデントで予定のスポットが遂行できないとみるやすぐに応用して乗り切り、大人のファンを喜ばせる。そしてジェフの良さをも全身で受けた止めたCMパンクが世界ヘビー級王者、そしてメインイベンターとしての真の実力を見せ日本公演を締めた。スーパースターへの中のスーパースターへの階段を着実に昇り始めたCMパンクの雄姿を見られた会場のファンは幸せだ。
 CMパンクが今のWWEなのである。

 その他の試合と分析は、初日のと合わせて近日発売の別冊ミルホンネットで詳細いたします。しばらくお待ちください。

<世界ヘビー級王座戦 エクストリーム・ルール>
○CMパンク
(25分32秒 Go 2 Sleep→片エビ固め)
●ジェフ・ハーディ

<スペシャル・チャレンジ・マッチ>
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●リッキー・スティムボート
(16分21秒 ウォールオブジェリコ)
○クリス・ジェリコ

<ECWタッグマッチ>
トミー・ドリーマー、○クリスチャン
(14分55秒 アンプリティア→片エビ固め)
●ジャック・スワガー、マーク・ヘンリー

<ハイフライヤーマッチ>
○レイ・ミステリオ
(16分41秒 ダイビングボディープレス→片エビ固め)
●エヴァン・ボーン

<第3試合>
○グレート・カリ
(5分36秒 パンジャブ・プランジ→片エビ固め)
●ドルフ・ジグラー

<Divaタッグマッチ>
ゲイル・キム、○メリーナ
(10分24秒 片エビ固め)
●ミシェル・マクール、アリシア・フォックス
(特別レフリー=マリア)

<第1試合>
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○ジョン・モリソン
(13分51秒 スターシップペイン→片エビ固め)
●シェルトン・ベンジャミン

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2009年07月08日 23:48に投稿されたエントリーのページです。

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