LAX復活!コナンが電撃復帰!インパクト・レスリング!


(C)TNA

 3月16日(現地時間・放送日)に放送された『Impact Wrestling』は、2017年3月9日放送回で電撃的にTNA入りしたアルベルト・エル・パトロンが奪ったTNA世界ヘビー級王座に関して、その結論が出された。パトロンはいきなり、ボビー・ラシュリーが保持するTNA世界ヘビー級王座に挑戦したのだが、この試合はレフェリー、サブレフェリーが試合に巻き込まれて倒れてしまい、その混乱状態にパトロンがベルトを使ってラシュリーを強打、そのままフォール勝ちして王座を奪ってしまったのだった。しかし当然、ラシュリーはレフェリー不在時の反則でフォールを奪ったのだから認められないと抗議。この抗議が認められパトロンへの王座移動は認められず、現在もラシュリーが王者であると決定がなされたのだった。
 これを受けてパトロンはリングに上がり、真の王者は自分だ、ラシュリー出てこいとアピールしたのだった。しかし、出てきたのはラシュリーではなくイーサン・カーター3世だった。イーサンは、ラシュリーから王座を奪うのは自分だと主張するので、パトロンとイーサンは口論になってしまい、遂にシングルマッチで決着をつける事になった。そして試合は白熱した展開となるが、パトロンがダウンしている時、イーサンは椅子で殴ろうとするが、やめて椅子を投げ捨てた。しかし、このフェアプレイが裏目に出て最後はパトロン必殺のクロスアーム・ブリーカーが極まりイーサンがタップ。しかし、試合後、なんとパトロンは健闘をたたえてイーサンに握手を求めたのだった。がっちり握手する両者。この2人、そして王者ラシュリーを交えた三つ巴の王座戦線は今後、どうなるのだろうか?

 また、マット・ハーディが超能力でテレポートした時、消えてしまい保持していたTNA世界タッグ王座のベルトだけが、ディケイト(アビス、クレイジー・スティーブ)の元に飛んできた件でも、ブルース・プリチャードやダッチ・マンテルらインパクト・レスリングのシナリオ班で会議を行った。ハーディーズが消えてしまい行方不明になった(実際は契約満了で退団)ので一時はディケイトをそのまま王者にする案もあったが、結果、4チームによる王座決定戦を行う事になった。参戦チームは当然、ディケイトは決定しており、更にリノ・スカム、エクトール・ガルサJr.&ラレド・キッドが発表されたところで、いきなりLAX(ラテン・アメリカン・エクスチェンジ)のテーマ曲が流れ、LAXのコナン、ホミサイドらが現れたのだった。LAXはかつてTNAで活躍したヒスパニック系プロレスラーユニットだが、コナンが2007年には人工関節置換術を受けたことから長期欠場、そしてTNA退団となった為、TNAマットから姿を消していた。それが新体制になってコナンが復活という事になり、再びインパクト・レスリングに侵攻を開始したようだ。この4チームでTNA世界タッグ王座決定戦が行われる事になりそうだ。

■ Impact Wrestling 
日時:2017年3月2日(現地時間・放送日)
場所:アメリカ・フロリダ州オーランド

<Xディビジョン王座タイトル4WAYマッチ>
○トレヴァー・リー(王者)
 ピンフォール
●ブラクストン・サッター、アンドリュー・エヴァレット、スイサイド

<シングルマッチ>
○アルベルト・エル・パトロン
 クロスアーム・ブリーカー
●イーサン・カーター3世

<タッグマッチ>
○エクトール・ガルサJr.、ラレド・キッド
 ピンフォール
●イーライ・ドレイク、タイラス

【TNA危機情報はマット界舞台裏の巻頭記事が詳しいです】

マット界舞台裏7月2日号W-1船木TNA-GFWジャレット排泄選手列伝FMW高山善廣WING茨城清志
憶測広がるジェフ・ジャレットTNA登場と船木誠勝WRESTLE-1退団
現地時間水曜6月24日夜に放送された『Impact Wrestling』で信じられない事件が起こった。創設者ながらクビにされていた現・新団体GFWの旗揚げツアーに奔走中のジェフ・ジャレットとカレン(元カート・アングル妻)が、犬猿の関係であるTNA番組に復帰、ライバル団体となるGFWの宣伝までしたのだから驚かない方がウソになる。AJスタイルズが断った都合「TNA殿堂入りのため」は資格があるが、どうやら一回限りでなく”ダブルJ”の復帰は続く模様。久しぶりのPPV大会となる6・29『スラミバーサリー』に出陣するのみならず、7・24GFWのラスベガスTV収録大会にはTNAからマグナスが参戦する。
 存続危機にあるTNAを、GFWが買収する噂までも飛び出すが、ダブルJの後ろにはカントリー歌手の大物トビー・キースの財力があるだけに、TNAの行方と併せてなにがどう転ぶのか。

週刊ファイト3月10日号TNA崩壊WWE新日ノア堀辺正史FMW解散回避15周年Deep辰吉丈一郎
▼新日から女子プロ WWEレッスルマニアからTNA完全崩壊まで
 現在のわが国のマット界は、本当に読者が知りたい情報が無料のネットや立ち読み出来る雑誌類にはない問題があり、ひいてはそれが、本当の意味での市民権の拡大だの、世間一般への浸透普及を阻んでいる元凶であること。今号は他媒体では無理なインサイド情報の百花繚乱集でお届けする。

週刊ファイト4月28日号RIZIN遠征TNA陥落UFC引退騒動王道旗揚谷川貞治チャイナ江幡睦
▼RIZIN前進 UFCコナー・マクレガー騒動 TNA陥落 チャイナ訃報
 新企画:タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
 震災のため新日本プロレスの熊本PPV大会が飛んだが、英国のウィル・オスプレイと年間契約した件はオモテに出てないようだ。他では拾えない裏ネタ満載の本誌が業界関係者には必読とされる所以だが、普通に考えるならこの一週間の話題はUFCコナー・マクレガー引退騒動と『RIZIN.1』があり、月曜生TV戦争時代に全米で覚えられた男と戦うチャイナが亡くなったことだろうか。曙の『王道』プロモーション旗揚げ戦は、客入り含めて余り話題にならなかったが、TNAがいよいよ崩壊カウントダウンの報もまた、本誌でしかフォローされてないのは残念だ。さて・・・