タイトップクラス同士のメインに日泰対抗戦は3勝1敗で日本が勝ち越す!~11・15『KICK Insist 5』

 現ルンピニースタジアム認定バンタム級王者・クワンペット・ソースワンパグデーとCPガイトーン・ガンラーントーナメントのバンタム級優勝の戦績を持つペップンソーン・ペッチンダーの一戦をメインイベントのトリとした2011年から東日本大震災復興チャリティーイベントとして毎年行われる『KICK Insist』の第5回大会が東京・ディファ有明で開催された。
 日泰対抗戦は4試合行われ、大将格のWKBA世界王者・蘇我英樹は3R肘カット出血TKOで敗退してしまったが、日本バンタム級王者・瀧澤博人、日本フライ級王者・麗也、日本フェザー級3位・石原將伍は勝利し3勝1敗で勝ち越した。

■ 東日本大震災復興チャリティーイベント KICK Insist 5
日時:11月15日(日) 開場・15:45 開始・16:00
会場:東京・ディファ有明

<第13試合 メインイベント 56kg契約 3分5R>
○クワンペット・ソースワンパクデー [Kwanphet Sor.Suwanpakdee](タイ/ルンピニー認定バンタム級王者)
 5Rレフェリーストップ
●ペップンソーン・ペッチンダー(タイ/タイ国プロムエタイ協会バンタム級1位、CPガイトーン ガンラーントーナメントバンタム級優勝)
クワンペット・ソースワンパクデー
ムエタイトップクラス同士の対戦は徐々に現ルンピニー王者のクワンペットが底力を発揮し、4Rにはミドル、ボデイストレートがペップンソーンに決まりだし一方的な展開になってきた最終5R、レフェリーが試合をストップし、クワンペットの勝利となった。

<第12試合 メインイベント 63kg契約 3分3R>
●蘇我英樹(市原ジム/WKBA世界スーパーフェザー級王者)
 3RTKO 2分24秒 ※肘によるカット
○セーンアーティット・ワイズディー [Sangarthit Y’ZD](タイ/Y’ZD GYM/元ラジャダムナン認定フェザー級6位)
蘇我英樹(WKBA世界スーパーフェザー級王者/市原)vs SANGARTHIT Y'ZD
日本側大将格の蘇我英樹はセーンアーティットに序盤からペースを握られ最終3R肘でカットされTKO負け 

<第11試合 メインイベント 55kg契約 3分3R>
○瀧澤博人(ビクトリージム/日本バンタム級王者)
 判定3-0(30-27、30-26、30-28)
●チャンプアレック・ゲッソンリット(タイ)※計量200gオーバー、2Rマウスピースつけ忘れによる遅延行為で減点1
takizawa
日本バンタム級王者・瀧澤博人はチャンプアレックにペースを握らせず、肘カットもして判定勝利

<第10試合 メインイベント 52kg契約 3分3R>
○麗也(治政館ジム/日本フライ級王者)
 判定3-0(30-27三者)※麗也は2Rパンチでダウンを奪う
●クックリット・ゲッソンリット(タイ)※計量2㎏オーバー
麗也
日本フライ級王者・麗也は計量で2㎏オーバーのクックリットをKOこそできなかったものの2Rパンチでダウンを奪い圧勝。

<第9試合 セミファイナル 59kg契約 3分3R>
石原將伍(ビクトリージム/日本フェザー級3位)
 判定3-0(三者29-25)※石原は1Rにダウン2、2Rに1とパンチでダウンを奪う
ナコンレック・エスジム(タイ/エスジム/元ルンピニー認定フライ級王者)
石原
フェザー級上位ランカーの石原は2Rまでに3度のダウンを奪うが肘カットでドクターチェックも受け、TKO負けの危険性もあったがナコンレックを振り切り判定勝利。

<第8試合 63kg契約 3分3R>
●永澤サムエル聖光(ビクトリージム/日本ライト級1位)
 3RKO 2分18秒 ※右ハイキック
○村中克至(ブリザードジム/NJKFライト級5位)
永澤サムエル聖光(日本ライト級1位/ビクトリー)vs 村中克至(
ニュージャパンキックとの交流戦で新日本ライト級上位の永澤サムエル聖光は最終3Rまで優勢に試合を進めるが、村中克至(NJKFライト級5位)のハイキックでダウンを奪われ立ち上がるも千鳥足でレフェリーが試合をストップし、村中が逆転勝利をおさめた

<大塚隼人 引退エキシビションマッチ 2分1R & 引退式>
大塚隼人(ビクトリージム/元日本ウェルター級1位)
 vs.
緑川 創(藤本ジム/元日本ウェルター級王者)
大塚引退2
日本ウェルター級上位に君臨し続けた元日本ウェルター級1位・大塚隼人(ビクトリージム)の引退式も行われ、元日本ウェルター級王者・緑川創とエキシビションマッチを行い10カウントゴングの後、所属のビクトリージムの仲間に見送られた。戦績40戦19勝(6KO)13敗8分
大塚隼人引退

<第7試合 58.5kg契約 3分3R>
○拳士浪(治政館/日本フェザー級4位)
 判定2-1(30-29、30-28、29-30)
●戦ふ神主 櫻木崇浩(武勇会/INNOVATIONフェザー級4位)

<第6試合 フェザー級 3分3R>
●櫓木淳平(ビクトリージム/日本5位)
 1RKO 2分30秒 ※2度目のダウン
○森下翔陸(CRAZY WOLF/GRADIATOR武士道王者)

<第5試合 ライト級 3分3R>
○興之介(治政館ジム/日本ライト級6位)
 判定3-0(30-29二者、29-28)
●内田将仁(Ys,K)

<第4試合 フライ級 3分3R>
●幸太(ビクトリージム)
 判定0-3(28-30二者、29-30)
○高坂侑弥(ワイルドシーサー群馬/INNOVATIONフライ級6位)

<第3試合 フェザー級 3分2R>
△金子大樹(ビクトリージム)
 引分
△深水康弘(トーエルジム)

<第2試合 63kg契約 3分2R>
●鈴木裕也(治政館ジム)
 1RKO1分54秒
○鈴木智久(拳伸ジム)

<第1試合 フェザー級 3分2R>
○渡辺航巳(JMN)
 判定3-0(20-19二者、20-18)
●龍斗(横須賀太賀ジム)

大会の全容と詳細は週刊ファイト11月26日号ロンダ黒星天龍引退Nボックウィンクル全日現象志田光新日キックに収録されました。