[ファイトクラブ]以心伝心、タイガー・ジェット・シン完全密着!「猪木との友情と日本復活劇を追う」

[週刊ファイト10月28日]期間 [ファイトクラブ]公開中

▼以心伝心、タイガー・ジェット・シン完全密着!「猪木との友情と日本復活劇を追う」
 photo & text by 藤井敏之
・タイガーJrより一通の日本でのスケジュール表が届き驚く
・ついにAir Canada成田到着!サーベル持ち出し空港パフォーマンス
・「最高のレスラーで、最高のライバルだった」アントニオ猪木氏の墓参り
・お爺ちゃんの新宿伊勢丹前事件よりゴジラの方が興味ありそう・・・
・FMW工藤めぐみ「バックステージから見てた!」ルートシアター前夜祭
・藤波辰爾&船木誠勝vs越中詩郎&長井満也にタイガー・ファミリー登場
・サーベル・タイガー鳴り響き82歳と思えない迫力!観客の視線釘付け
・額から血を流された方を病院に緊急搬送 太陽神Sareeeのファン犠牲
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※現在エントリー作成中

 先月の15日、タイガーJrより一通の日本でのスケジュール表が届く。なんと2026年10月17日に行われる『工藤めぐみ40周年記念大会』への参加表明であることに驚く。
 あれほど多くの団体がオファーしてきたのを了承しなかったのに、昔FMWにおいてある時期にいっしょに活躍していた工藤さんのイベントに参戦することに驚きを隠せなかった。恐らく当時のFMWの巡業において戦友としての友情がそのまま継続していたのであろう。

 来日に備え、タイガーJr とかつてのタイガー・ジェット・シンの知り合いとの面談を設定したりの作業からコーディネイトを始めた。この機会にかつてタイガーJrが1990年初めて親父に連れられて『アントニオ猪木30周年メモリアル・フェスバル』を観戦。
 大観衆の目の前でかつての宿敵アントニオ猪木とタイガー・ジエット・シンがタッグを組み、ビッグ・バン・ベイダー&アニマル浜口と闘うその姿、そして多くの日本のファンが「シン!シン!シン!」と大合唱する光景を見て、父の日本での人気ぶりと偉大さを肌で感じたその体験を自分の子供にも体感させようとSajjan(次男)を引き連れて来日すると聞き、責任重大である。
 公式予定の合間に東京観光のプランニングを作成したりしていると、あっという間の来日の日を迎えてしまった。

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ついにAir Canada成田到着!サーベル持ち出し空港パフォーマンス

 10月15日(木)Air Canada 00009便 16時10分成田空港第1ターミナル到着予定だが40分ほど遅れるとのアナウンスがされる。思えば2011年8月27日、東日本大震災復興イベントで『INOKI GENOME~Super Star Festival2011~』に登場しブッチャーとともにサプライズで猪木を急襲、年末には『元気ですか!!大晦日!!2011』にも引き続き来日。翌年にも日清食品のカレーヌードルライスの宣伝の為、来日しているので14ぶりの来日ゆえ、関係者も待ち遠しく到着ゲートに集まる。

 ゼロワン社長、工藤めぐみGM、サイモン猪木氏、そしてご親戚のクラール氏も何故かそわそわされている模様。
そして遂にタイガー・ファミリーがゲートに姿を表すといっせいにカメラが向けられる。足取りはゆっくりだが思った以上にお元気な姿を見て安心した。
 長時間のフライトにもかかわらず、タイガー・ジェット・シンとジュニアはサーベルを持ちだし空港でパフォーマンスする姿に往年の狂虎が蘇ってくる。Sajjanは初めての日本ゆえ、少し緊張気味であり父とお爺さんの日本での人気ぶりを見て驚いている様子だ。

 たくさんの荷物を積み込み、3台の車で東京のホテルに向かう。道中では久々ご覧になる東京ゲートブリッジや東京タワーの夜景の美しさに懐かしさを覚えておられるように思え、Sajjanは初めて見る東京の光景を車から何度も写真を撮っていたのが印象深い。
 ホテルに着き、自室にはいるや時差ボケもあり、1時間のマッサージを受けるとタイガーは眠りにつかれた。今回の日本ツアーはタイガー・ジェット・シンが多くのイベントを消化する中で、いかに体力を維持できるかが大きなポイントで睡眠が一番大切な比重となりうる。

「最高のレスラーで、最高のライバルだった」アントニオ猪木氏の墓参り

 翌日の10月16日(金)、この日はIGFが主体でスケジュールを進める。かなりハードではある。
 まずは、最大のライバルであったアントニオ猪木氏の墓参である。
 10時に京王プラザホテルを出発。神奈川県横浜市鶴見区鶴見の総持寺に着かれたのは、11時10分ぐらい。少し渋滞に巻き揉まれたそうだが無事到着。
 多くのメデイアが集まる中、シン三世代が登場、お墓参りした後、墓前で猪木さんに向け「やはり猪木さんとはいつも心で通じあっていた。お墓参りできてハッピーだ。そして日本のファンとも心が通じあった」とコメント。そしてトレードマークのサーベルを口に咥え、両端を曲げながら「猪木!世界中でこれまであったレスラーの中でもお前が最高のレスラーで、最高のライバルだった」と至高の賛辞を述べる。

 また、猪木との思い出として「我々においてプロレスに対する優れた哲学と闘志があった。テレビでも二人の闘いは最高視聴率も記録したし、どの会場も超満員にした。ただ、アクシデントで猪木が私の腕を追ってしまったこともある。今でもその影響で腕が痛むこともあるが、お前に恨みはない。彼とは一緒に夢を語りあったし、それは今でも生きている。彼はいつも近くにいるような気がする」と語る。
 その後、猪木さんの弟である猪木啓介IGF代表取締役をサーベルで襲った絵作りを敢行し、場を大いに盛り上げてくれる。

お爺ちゃんの新宿伊勢丹前事件よりゴジラの方が興味ありそう・・・

 場所を移動し囲み取材が行われたが、特に印象的なコメントとして「私はプロレス世界で命懸けで戦い、世界中で評価を受けた。だからWWEのようなエンタメではなく、本来の闘いをリング上で見せて欲しい」。
 ジュニアは「アントニオ猪木はカール・ゴッチ、ルー・テーズらとテクニックな試合をしていたが、お父さんと出会うことによりクレージーなファイトが開眼した」と発言。

 明日、戦う藤波辰爾のことをきかれると私が以前ジュニアに送った藤波さんからのエール「タイガー、元気ですか!」の動画を見せてメディアを笑わせていた。
 そのまま車に戻り、今度はあの新宿伊勢丹事件があった伊勢丹デパート前まで行きSareee選手との記念撮影を行う。当初は啓介さんとこの場所であの伊勢丹事件を再現するようなパフォーマンスも考えていたとのことだが。コンブライアンスの厳しい令和の時代には実現しなかった。

 一旦、ホテルに戻りタイガーは睡眠。私は16時からの前日記者会見前に、Sajjantと新宿にでかけお爺ちゃんがアントニオ猪木を襲った伊勢丹に連れて行きその事件背景を説明。その後ゴジラ・ストアーでお買い物して新宿東宝ビルのゴジラヘッド前で写真撮影したりして時間を過ごす。ただ、お爺ちゃんの新宿伊勢丹前事件よりゴジラの方が興味がありそうで時の流れを感じる。

FMW工藤めぐみ「バックステージから見てた!」ルートシアター前夜祭

 その後は合流して、16時から『工藤めぐみ40周年記念大会』前日記者会見場のルートシアターに足を運ぶ。タイガーは明日の試合での立ち会いで何かを起こすようなニュアンスを告げる。

 タイガーは工藤めぐみに対して、「彼女の試合はだいたいバックステージから見てたけれど、工藤さんは選手として、女子プロレスラーとして、私にとって本当に一番ベストな女子レスラーである。動きはどの角度から見ても本当にきれいで、猪木みたいに毎回毎回特別なコンディションをつくり、彼女のファイトを見ることが楽しみだった」と、FMWマットでの活躍を振り返って賞賛。さらに「これからも、やりたいことを全部やって頑張ってください」とエールを送る。

 工藤GMは「私の依頼をかなえてくれてありがとうございました。ずっと待ってました。会いたかったです」と、涙声で感謝の念を伝えた。「タイガーさんの招集は何度かトライして難しいのかなって思った時もあったが、それでも諦めず、一つ一つ自分がやりたいことを積み重ねてきたのが私のプロレス人生。ここで諦めちゃいけないと思い、絶対何があってもシンさん親子に来て頂くんだと思いながら、ようやく数日前に来日が決定しました」と、プロレス人生40周年の集大成が、「シン親子招聘だった」と強調された。

 一方で孫のサージャンさんは「実家で見たら普通のおじいさん、現在のノーストレスで日々、自宅の庭をウオーキングし、花を育てる生活を送る日々」と語ったうえで「猪木さんのお墓参りに行った時、おじいちゃんが変貌する姿を見た。明日どうなるか、本当にトキメキます」とコメント。
 事前記者会見も大いに盛り上がり会場を後にした。
 その夜はゼロワンの親会社との会食に行きその後はゆっくり睡眠をとられた。

藤波辰爾&船木誠勝vs越中詩郎&長井満也にタイガー・ファミリー登場

 10月17日(土曜)遂に試合立ち合いの日が来る。
 試合前に、現在Tシャツの販売契約している有限会社ハードコアチョコレートのスタッフとジュニアが打ち合わせ、終わるや試合会場に行く準備をして16時に国立代々木競技場第二体育館へ向けて出発。
 会場では久しぶりミスター高橋氏が訪問されお互い昔話で盛り上がる。さぁ、いよいよタイガー・ジェット・シンのお出ましである。

 藤波辰爾&船木誠勝vs越中詩郎&長井満也という昭和の匂いがするタッグマッチの特別立ち合い人として両選手が登場した後に、この日の目玉であるタイガー・ファミリーが登場するのである。
 確かに会場はシン来日のニュースが伝わってから、チケットの売り上げも伸び、ほぼ会場は満員の状態である。昭和時代にプロレスをみていたオールドファンの姿が目に付く。今日の主役はやはり14年ぶりに来日した“インドの狂虎”タイガー・ジェット・シンであるのは間違いない。

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