[週刊ファイト10月22日]期間 [ファイトクラブ]公開中
フリーとして活躍するブランキー真帆が、念願のカナダ遠征を実現。いきなりのタイトルマッチで初戴冠を果たし、防衛ロードへ突入した。ラストマッチでは王座陥落、さらに大けがを負う波乱の展開に。そしてオフではカナダを存分に満喫!
帰国後、週刊ファイトが独占インタビューを敢行。遠征での体験、心境の変化、そして大けがの裏側まで、真帆が赤裸々に語ってくれた。
▼ブランキー真帆タイトル奪取記念 独占インタビュー 念願のカナダ遠征
西尾智幸編 Photo:西尾智幸、DARREN HO MEDIA、ブランキー真帆提供
・目標のひとつだったカナダ遠征実現
・初戦からタイトル戦&念願の王座奪取
・カナディアンとの信頼関係、友情
・オフはカナダを満喫ゴルフにカヤック・・・etc.
・ラストマッチで王座陥落、そして大けが
・カナダの食事から得た肉体改造
・来年メキシコ遠征をもくろみ再カナダも
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ブランキー真帆タイトル奪取記念 独占インタビュー 念願のカナダ遠征
ブランキー真帆へのインタビューは、前回から3か月弱。今年に入ってからも3度目となる。
ペースは速いのだが、それだけ大きな動きがあったので、梅田の某喫茶店で落ち合った。
前回のインタビューで、年内に行きたいと語っていた、カナダ遠征が現実のものとなったのだ。
しかも、初のベルト戴冠などもあり、お土産話いっぱいとのことで、その辺りを中心に話を聞いてみた。

― では、今回も宜しくお願いします。
ブランキー真帆(以下真帆) 宜しくお願いします。
― カナダ遠征お疲れ様でした。昨年のメキシコに続き2度目の海外遠征よね。
今回はカナダだったわけだけど、なぜカナダの地を選んだのか、その辺りから聞かせて下さい。
真帆 一昨年、昨年とカナディアンが日本に来ていてその時の選手、リア・ヴォン(Riea von)が「来年はあなたがカナダにおいでよ」って言ってくれて、海外で試合するのが夢やったので行くことを決めました。
― その海外での試合、昨年先に急きょ決まったのがメキシコで、そこでまず海外での試合っていう夢を叶えることになったんやね。
真帆 そうですね! その時点でカナダは具体的な日程は決まってなかったけど、必ずカナダに行くというのは決めてました。
― 前回のインタビューでは、カナダからそのままメキシコに行く予定やったと思うけど。
真帆 そのつもりやったんですけど、今回はメキシコを延期。カナダだけ行って帰ることになったんですけど、結果的に1か国に集中して良かったです。カナダをめちゃくちゃ堪能できました。

― どれくらいの期間行ってたんだっけ?
真帆 約3週間です。私が行った地域では金曜日と土曜日の週末だけ試合で、全部で5試合しました。2人の友達の家に泊めてもらって、プロレスラーの皆さんにお世話になり、サポートして頂きました。
― いきなりタイトルマッチやったんでしょ?

真帆 そう、初戦はビクトリアでタイトルマッチ(365 GLOBAL WOMANS王座)でした。
6時間ぐらい車で走ってそこからフェリー、また車で走って会場へ。着いて早々現地3泊の遠征でした。
タイトルマッチでベルトがかかってはいたけど、気持ち的には目の前の勝つことだけに集中してました。試合が始まって序盤、私の技がきまってもシーンとしたり、2カウントで返したらブーイング。相手選手ベッキー・ビーチのホームだったこともあってアウェイ感がすごかったですね。
だけど、試合を進めるにつれてだんだん反応が変わっていって、技がきまれば拍手が沸いたり、応援してくれる空気感も感じました。相手はでかいし勝てるって確信もなくてとにかく必死。
最後は無我夢中で押さえたら3カウント入りました。最初は嬉しさよりアウェイでの緊張感から解放されて驚きとぼう然でした。
それであなたがチャンピオンだよって言われて、ベルトを渡された時にやっと勝った嬉しさが込み上げてきました。
もちろん、ベルトは欲しかったし絶対勝ってやるって思ってたけど、ほんまにチャンピオンになるなんて信じられませんでした。アウェイやった会場も最後には拍手で祝福してくれて今までにない気持ちで最高に嬉しかったです。

― そこから防衛ロードが始まった・・・。

真帆 はい、その後の試合は防衛戦続き。シングルマッチ2試合と3wayマッチ1試合勝ち続け、3度ベルトを防衛しました。
試合会場はアウェイ感もなくなって、皆さんに認めてもらえてすごい温かく受け入れてもらえました。日本の皆さんにもSNSで報告すると喜んで頂いたり、応援して頂いたりすごい心強かったです。日本にベルトを持って帰ってみんなに見せたいって気持ちが湧いてきて、それが防衛する活力になりました。
― 連戦で、3度も防衛したのはすごいね!
真帆 今回の遠征では最後の試合。5戦目は、前日の3wayマッチ(vs.リア・ヴォンvs.ジャネット)で対戦したジャネットとシングルで再戦。この試合に勝てば日本にベルトを持って帰れると思って、カナダラストマッチに気合い入れて入場しました。
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でも、この日は朝から胸騒ぎというか、最後の試合という緊張なのか、わくわくなのか何とも言えない感覚があってずっとそわそわしてました。
そしたら試合が始まる直前、リアがマネージャーを連れて乱入してきたんです。
リアは3戦目のシングルマッチで私が勝って、4試合目の3wayマッチでも私が勝ってるから、かなりフラストレーションがたまってる様子でした。
私も受けてやるって気持ちで急遽3wayマッチに変更、すぐに試合がはじまりました。
リアの勢いにおされつつも、落ち着きを取り戻し試合に臨みました。
やけど、ここからって時にマネージャーの介入で邪魔されて攻めきれず私のフラストレーションもMAXになって・・・!
ほんで場外にいるリアにティヘラをくらわそうと勢いよく飛んだら、そのまま頭から落ちて床に頭を打ちつけたみたいで。一瞬どうなったのか分からず少しぼーっとしてたんですけど、意識はしっかりしてたし、まだやれると思って起きあがろうとしたら周りの人たちに押さえつけられました(苦笑)。
「私はまだいける!離せ!」って振りほどこうとしたけど、強く押さえつけられて動けなくて。その間にリング上では、リアとジャネットが闘っていて、リアが3カウント取るのを場外から見て試合が終わりました。
喪失感というか、何もできずに終わったのがめちゃくちゃ悔しかったです。
でも、最後は場外から見て終わってしまったけど、やっぱりリアは強かったです。パワーに圧倒されました。昨年、一昨年は日本で闘って、今回カナダで闘って、試合をする度にリアへのリスペクトが増してます。リアと闘えてほんまに良かったです。
― てか、そもそもなんで、場外で押さえつけられたの?
それがですね、試合が終わって担がれそうになったんですけど、私は全然大丈夫やったので自分で歩ける! って怒り気味に言いながらも負けたショックでがっくりしながら仲間に肩を貸りて控え室に戻ったんです。
控え室で座ってたら、リアが戻ってきて顔を見たらリアの顔が血だらけやったんです。
びっくりして「その血どうしたの?」って言ったら「あなたの血だよ」って言われてそこで初めて自分が血まみれになってることに気づきました(苦笑)。
― そこまで気づかないってなかなかよ(笑)。よっぽど試合のことで頭がいっぱいやったんやろね。
真帆 ですね(笑)。で、冷静になってみたら、頭がパックリ割れてて押さえた手のひらは血まみれ、頭から大流血してました。
後から聞いたら場外も血の海やったみたいで(苦笑)。全然気づいてなかったです。
すでに救急車を呼んでくれていて、そのまま病院へ連れて行ってもらいました。
日本でも救急車乗ったことないのに初救急車がカナダでした(笑)。
ステープラ(ホッチキス)で10針留めてもらって、それで済みました。(↓病院にて)

― それで済んだって、まーまーの重症よ(笑)。
(実際、傷を見せてもらったが、かなりの長さで、まだ痛々しくステープラが残っていた。)