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3月14日(現地時間)にポーランド共和国ゴジュフ・ヴィエルコポルスキで『KSW 116: Bartosiński vs. Fleminas』が開催された。
KSW(Konfrontacja Sztuk Walki=コンフロンタチャ・シュトゥク・ヴァルキ)は、ポーランドの総合格闘技団体。団体名はポーランド語で「総合格闘技が激突する」という意味。2009年に地上波Polsatで生中継されたKSW 12は、視聴者数650万人を記録しサッカー EURO 2012に抜かれるまではポーランドのスポーツ中継で史上2位の記録だったほど欧州最大のMMA団体となっている。2017年には本拠地ポーランドで6万人を集めた大会を成功させ、欧州最大のMMA団体として存在感を示している。
メインイベントではウェルター級王座戦が行われ、王者アドリアン・バルトシンスキが激闘の末にタイトル防衛を果たした。王者アドリアン・バルトシンスキ(ポーランド)と挑戦者マダルス・フレミナス(ラトビア)の対戦。試合はフル5ラウンドに及ぶ激戦となり、最後はスプリット判定でバルトシンスキが勝利。ジャッジ2名が48-47で王者を支持し、1名が45-50でフレミナスを支持する割れた採点だったが、バルトシンスキが5度目の防衛に成功した。
試合は序盤から激しい打撃戦。バルトシンスキは強烈なパンチとローキックでプレッシャーをかけ、フレミナスの顔面にダメージを蓄積させる。一方、フレミナスもカウンターの左フックで王者を揺らす場面を作り、互いに一歩も引かない攻防が続いた。
3ラウンド以降はクリンチの攻防が増え、バルトシンスキが膝蹴りでボディを攻撃。フレミナスはテイクダウンからポジションを狙うが、王者はスクランブルで体勢を立て直し主導権を渡さない。最終ラウンドでは両者とも疲労が見える中、バルトシンスキがラッシュを仕掛けて攻勢を印象づけ、判定での防衛につなげた。地元ポーランドの観客からは大歓声が起こり、王者は戦績を19勝1敗と伸ばした。

セミファイナルのライトヘビー級戦では、ダミアン・ピヴォヴァルチク(ポーランド)がセルギウシュ・ザヨンツ(ポーランド)と対戦。試合は2ラウンド1分22秒、ピヴォヴァルチクのパンチ連打によるTKO勝利となった。
1ラウンドはスタンドの打撃戦で始まり、ザヨンツがジャブとローキックで距離を保つ。しかしピヴォヴァルチクは徐々にパワーパンチを当て始め、クリンチから膝を入れて流れをつかむ。2ラウンドに入ると前進を強め、ストレートとフックを連打。ザヨンツをダウンさせると、グラウンドでパウンドを浴びせレフェリーが試合を止めた。爆発力のあるフィニッシュで、会場の地元ファンを大いに沸かせた。
ポーランド国内で高い人気を誇るKSWの興行は今回も大きな盛り上がりを見せ、メインの激闘防衛とセミの衝撃TKOが大会のハイライトとなった。バルトシンスキは王者としての強さを改めて示し、ウェルター級戦線での存在感をさらに強める結果となった。
■ KSW 116: Bartosiński vs. Fleminas
日時:2026年3月14日(現地時間)
会場:ポーランド共和国ゴジュフ・ヴィエルコポルスキ
<ウェルター級王座タイトルマッチ>
[王者]○アドリアン・バルトシンスキ(ポーランド)
判定 2-1
[挑戦者]●マダルス・フレミナス(ラトビア)
<ライトヘビー級>
○ダミアン・ピヴォヴァルチク(ポーランド)
判定 3-0
●セルギウシュ・ザヨンツ(ポーランド)
<ミドル級>
○バルトシュ・クレク(ポーランド)
判定 3-0
●トマシュ・ロマノフスキ(ポーランド)
<ライトヘビー級>
○バルトシュ・レスコ(ポーランド)
判定 3-0
●バルトシュ・シェフチク(ポーランド)
<女子ストロー級>
○エヴァ・ドゥルト(フランス)
2R 4分18秒 サブミッション
●エヴェリナ・ウォズニャク(ポーランド)
<ライト級>
○カツペル・フォルメラ(ポーランド)
判定 3-0
●クシシュトフ・メンドレフスキ(ポーランド)
<ライト級>
○オレクサンドル・モイサ(ウクライナ)
1R 2分44秒 TKO
●ヴォイチェフ・カヴァ(ポーランド)