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AAAのビッグイベント「Rey de Reyes 2026」第1週が3月14日(現地時間)、メキシコ・プエブラのAuditorio GNP Segurosで開催され、その模様がFox MexicoおよびWWE YouTubeなどで放送された。今回の大会はWWE傘下となってから初のRey de Reyesとして注目を集め、ペンタのオープニング、ベイリーのサプライズ登場、ドミニク・ミステリオの王座防衛など、クロスプロモーション色の強い内容となった。
番組はWWEインターコンチネンタル王者ペンタの登場で幕を開けた。ペンタは過去のRey de Reyes優勝者を振り返りつつ、自身の肩の負傷で延期されているルチャ・ブラザーズ再結成について言及。さらにレイ・フェニックスが登場し、兄弟タッグの復活を示唆するセグメントで会場を大いに沸かせた。AAAとWWEの融合を象徴するオープニングとなり、観客の期待を一気に高めた。そしてペンタはWWEインターコンチネンタル王座をメキシコに持ち帰るという約束を果たした事をアピールし、メキシコがアメリカより上である事を証明したのだった。
女子王座戦ではAAA Reina de Reinas王者フラマーがオープンチャレンジを実施し、WWEスターのベイリーがサプライズ登場。試合は約11分の好勝負となり、序盤はベイリーがベイリー・トゥ・ベリーやスープレックスで優位に立つ。しかしフラマーは高速キックとラフファイトで流れを引き寄せ、終盤にフィニッシュを決めて3カウント。王座防衛に成功した。試合後には両者がリスペクトを示し、観客から大きな拍手が送られた。
大会の目玉となったRey de Reyesトーナメント決勝は、エル・グラン・アメリカーナ、ラ・パルカ、オリジナル・エル・グラン・アメリカーナ、サントス・エスコバーによるFatal 4-Way形式で行われた。試合は空中技とパワームーブが飛び交う混戦となり、途中にはオリジナル版がロープ際に手錠で拘束されるという波乱の展開も発生。サントス・エスコバーがテクニックで見せ場を作る場面もあったが、最後はエル・グラン・アメリカーナがラ・パルカをピンフォールで仕留め優勝。Rey de Reyesの剣を獲得し、AAAメガ王座への挑戦権を手にした。

メインイベントではAAAメガ王座戦が行われ、王者ドミニク・ミステリオがイホ・デル・ヴィギンゴの挑戦を受けた。試合はNo DQルールで行われ、さらにドミニクが敗北すればAAA追放、ヴィギンゴが敗北すれば王者在位中の再挑戦が禁止されるという条件付きマッチとなった。
序盤はヴィギンゴが持ち味のハイフライ殺法で攻め込み、630などの大技で王者を追い詰める。しかし乱入や凶器使用が絡む中で試合の流れが変わり、ドミニクがDirty Domらしいラフファイトで反撃。ヴィギンゴ側の怪物オモスの乱入で絶体絶命と思われたが、ここでヴィギンゴが悪役転向した時に、リンチを加えたミニ・ヴィギンゴが乱入してかき回す。この混乱の隙にドミニクが椅子攻撃、619、スプラッシュのコンビネーションから3カウントを奪い王座防衛に成功した。これによりヴィギンゴはドミニクが王者である限り挑戦できないことになり、ストーリーは新たな展開を迎えることとなった。
WWEスターの参戦とAAAの伝統が融合した今回の「Rey de Reyes」第1週は、クロスプロモーションの成功例として強い印象を残す大会となった。特にエル・グラン・アメリカーナの優勝とドミニク・ミステリオの王座防衛が大きな話題となり、今後のAAAメガ王座戦線に新たな緊張感を生み出している。

■ Lucha Libre AAA
日時:2026年3月14日(現地時間)
会場:メキシコ合衆国ヌエボ・レオン州モンテレイ・ショーセンター
<AAAメガ王座タイトルマッチ>※ミステリオが敗れればAAA追放、ヴィギンゴが敗れればミステリオが王者の間は挑戦出来なくなる条件マッチ
[王者]○ドミニク・ミステリオ
体固め
[挑戦者●]イホ・デル・ヴィギンゴ
<レイ・デ・レジェス2026>
○エル・グラン・アメリカーナ
体固め
●ラ・パルカ
オリジナル・エル・グラン・アメリカーナ
サントス・エスコバ
<レイナ・デ・レイナス王座タイトルマッチ>
[王者]○フラマー
体固め
[挑戦者]●ベイリー