上原わかなCoCo壱愛:大盛りカレーが証明するプロレスラーの素顔

(C)上原わかな公式

 プロレスラーのSNSが支持される理由は、リング外での一瞬にその人の輪郭がはっきり見えるからだ。2026年1月9日、上原わかながXに投稿したCoCo壱番屋の大盛りカレー写真は、その典型だった。

 「最近のお気に入りトッピングはフィッシュフライとソーセージ。スクランブルエッグとチーズとナスは殿堂入り。みんなの好きなトッピング教えて」。そう添えられた写真には、特大サイズのカレープレートに山のように盛られた具材が並ぶ。フィッシュフライ、ソーセージ、ナス、卵、野菜。いわゆる“全部乗せ”に近い迫力で、黒キャップにグレーのフーディーというラフな格好の上原が、満足げな笑顔を浮かべている。

 公開から約2週間で、いいねは1,000件超、リプライは90件以上。爆発的バズというより、安定して好意が積み重なっていくタイプの反響だ。コメント欄を占めたのは「美味しそう」「CoCo壱食べたくなった」「殿堂入り納得」といった素直な声。派手な煽りはなく、生活感と食欲がそのまま伝染していく。

 特に多かったのが、大盛りカレーそのものへの反応である。プロレスラーらしい旺盛な食欲に対し、「全部のせ」「これは腹減る」といった共感が集まった。海外ファンからも「とても美味しそうで、幸せそうなのがいい」「フィッシュフライ好きなの分かる」と、食を通じた距離の近さが生まれている。リング上の激しさとは別の、親しみやすい一面が自然に共有された形だ。

 次に目立ったのが、トッピング談義だ。チーズ、ほうれん草、豚しゃぶ、牡蠣フライ。殿堂入り宣言に乗っかるように、ファンが自分の好みを次々と書き込む。このやり取り自体が、投稿の成功を物語っている。上原が問いかけた「みんなの好きなトッピング教えて」という一文が、単なる写真投稿をコミュニケーションの場へ変えた。

 ユーモアも忘れられていない。CoCo壱の価格について「高いけど好き」「全部頼んだら1500円いく」といった庶民的なツッコミが入り、それも含めて空気は終始和やかだ。批判や否定ではなく、笑いとして受け止められている点に、この投稿の温度感がある。

 この反応の広がりは、上原わかなのキャラクターとも重なる。東京女子プロレスの中でも、元気で素直、感情表現が分かりやすいタイプ。そのイメージに「よく食べる」「幸せそうに食べる」という要素が加わることで、レスラー像がより立体的になる。強さや試合内容とは別の角度から、ファンが応援する理由を補強しているのだ。

 重要なのは、この投稿が作り込み過ぎていない点である。スポンサー色もなく、流行に寄せた演出もない。ただ好きなカレーを、好きなように食べている。それだけで、2万人以上に届いたという事実は、今のプロレスファンが何を求めているかを示している。

 大盛りカレーの写真一枚で、空腹と好感を同時に呼び起こす。上原わかなのCoCo壱投稿は、派手さではなく親近感で支持を集めた好例だ。次に話題になるのが試合後のご褒美カレーなのか、それとも別の食ネタなのか。少なくとも、ファンはその続きを楽しみに待っている。