ヤマモ版鷹の爪大賞信州プロレス軽井沢大会 笹崎勝己レフェリー追悼

▼ヤマモ版鷹の爪大賞信州プロレス軽井沢大会 笹崎勝己レフェリー追悼
 by 山本雅俊
・長野県77市町村ドリームツアー敢行 信州プロレス10・12軽井沢大会
・「ごっこプロレス」の中でウナギ・サヤカ&広田さくら、浜亮太-井上京子も
・「流行や評価を気にせずプロレスを楽しむ」信州プロレス 社会貢献役割
・絶対に忘れてはいけない出来事’25 笹崎勝己レフェリー襲った熊被害


長野県77市町村ドリームツアー敢行 信州プロレス10・12軽井沢大会

 信州プロレスリングが県内全77市町村を巡る「長野県77市町村ドリームツアー2025-2027」の一つとして10月12日に軽井沢大会を行った。

 信州プロレスは自分にとってはローカルインディでは台風の目に均しい存在で、アントニオ猪木、前田日明、藤波辰爾、大仁田厚ら数多くの超メジャーな存在の招聘を果たしながらも、常に入場無料の大会を長野の皆さんに提供し続けている。ではその現場はどういうものなのか、ずっと気になっていた。

 また軽井沢は自分にとっては子供の頃から家族で毎年欠かさず訪れたり、ジャパン女子に就職する直前までアルバイトもしていた場所なので、ひときわ思い入れがある。反射的に観戦を決めた。

 東京から軽井沢までは北陸新幹線が繋がっている。このご時世は往復10,000円の新幹線代も決して馬鹿にならないのだが、移動に高速バスを使えば往復約5000円で行ける

 自宅から東京駅まで混雑したJRで移動しても、それだけで1時間近くはかかるので、高速バスでも結局は新幹線に乗るのと同じ所要時間で軽井沢に着ける。なので最近はバスばかり利用している。

 初信州プロレスへの期待を胸に、高速バスに乗っていざ軽井沢へ。
 日曜日なので渋滞がありつつも11時には軽井沢に到着。13時開始の大会前に、軽井沢に来ると必ず利用するアウトレット内にあるフラットブレッズのハンバーガー、と軽井沢名物の地ビール・クラフトザウルスで昼食を取って会場へ。


 会場となった軽井沢プリンス・スキー場は、リング周りからもう軽井沢の自然が拡がりリゾート感満載の景観だ。
 なお、ここは1986年にジェフ・ベック、カルロス・サンタナ、スティーブ・ルカサーの3大ギタリストが超豪華共演の屋外LIVEを行った場所でもある。

「ごっこプロレス」の中でウナギ・サヤカ&広田さくら、浜亮太-井上京子も

 信州プロレスは基本的にプロレスに憧れるアマチュア集団。
 あくまで「プロレスごっこ」なので彼らの試合のレベルをシビアに問うのは野暮な話し。

 だが、そのマニアの集いにプロの、しかもその時々で活躍中のレスラーを頻繁にラインナップし来場させている事がこの集団に独自の価値観を造りあげている。

 この日も今年の顔と言っても良いウナギ・サヤカを筆頭に、広田さくら、浜亮太そしてなんと井上京子まで登場。
 このメンバーが無料で観れるのだから、ファン的にはこんなに嬉しい話はない。

 大会の内容は、メンバーの「ごっこプロレス」のカードが続く中でウナギ、広田の技術。浜や井上京子が繰り出すハードな展開も見れるというヴァライティー色溢れる構成に。

 紹介が遅れたが長野県内のファミリー的団体・信州ガールズプロレスリングの杏ちゃむは、ほぼレギュラー参戦でこの日ももちろん登場(トップ画像)。
 また大会終盤にはアイスリボンのYappyが試合にサプライズ乱入するなど、その尽きないサービス精神に思わず敬服してしまった。


 さて、信州プロは所属メンバーにファイトマネーは一切発生しない規約なのだが、得難い特権として、この日のように憧れのプロレスラー達と興行造りの過程・現場を共有出来る時間が与えられる。

 そして肝心の大会を入場無料で開催出来るメカニックだが、地方の開催地にとってはプロレスの大会を行う事でその地域にファンが集まり多少なりとも町おこしの効果が生まれる。そこに着目した信州プロレスの代表で長野県議会議員でもあるグレート☆無茶さんら各スタッフ達の日々の営業と協賛集め。
 入場無料の実現は正にこの地道な作業の積み重ねに他ならないと自分は考えている。

 無料の開催に拘る無茶さんが目指すものは会場の全員に訪れる多幸感であって過度な興行収益は目的ではないのだから、招聘するプロの待遇のケアをスポンサー収入で賄う事で、諸経費を地道に回しているのだろう。

「流行や評価を気にせずプロレスを楽しむ」信州プロレス 社会貢献役割

▼2018年ヤマモ版鷹の爪大賞 カルチャーショックで賞『信州プロレス』

山本ヤマモ雅俊の選ぶ鷹の爪大賞2018

 いわゆるメジャー・インディのカテゴリーから外れて、また業界内でのランク付けからも逸脱し「流行や評価を気にせずプロレスを楽しむ」信州プロレスの新しいスタイル。
 「ごっこプロレス」を実際のリングでやる事で、いちファンが自身の日常に大きな張り合いを得たり、また大会では著名なプロとのリンクを無料で地方の大衆に提供して社会貢献の役目も果たしている。自分はとても画期的だと思う。

 軽井沢に集まったファンを筆頭に信州プロのメンバーとプロのレスラー達の試合後の笑顔に触れて、この日はとても貴重な体験を得る事が出来た。

絶対に忘れてはいけない出来事’25 笹崎勝己レフェリー襲った熊被害

▼業界激震レフェリー笹崎勝己さん悲しい最期追!悼投稿多数人柄伺える

[ファイトクラブ]業界激震レフェリー笹崎勝己さん悲しい最期!追悼投稿多数人柄伺える

 以下は賞ではなく2025年で絶対に忘れてはいけない出来事

【笹崎勝己レフェリーを襲った熊被害】

 なんとも痛ましく、こうして記事を書きながらも胸が締め付けられる。

 今年のプロレスの各賞が発表されたが、主要のプロレスメディアはこれに触れていなかった。
 各賞の発表はお祭り事でもあるのでこの事故には気づかったのか、或いは対象外として判断したのかも知れない。
 しかし毎年、功労者が死去すると何らかの形で故人を称えて墓碑銘として残すケースは決して珍しくない。
 これは批判ではなくプロレスをマニアのものだけに留めない意味で、例え専門誌(紙)であっても起きた事の報道を担う立場として広く世間に向き合う姿勢をファンに示して欲しかったのが正直なところだ。


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