RISE選手インタビュー!宮本芽依、常陸飛雄馬、GUMP、細越竜之介、梅井泰成、吉田晄成、大森隆之介、翔

□宮本芽依インタビュー
『KOって常に求められるし、自分も求めているし、だから今回も変わりなくKOを狙っていきます』

–チャンピオンとしての初戦が決定しまたけれど、今の心境はいかがですか?

宮本 なぜか分からないけど落ち着いています。笑

–いつもだったら緊張しているとか、今までと違う感覚ですか?

宮本 いつもと違うから変な感じがしていて、自分でも「これは試合が終わった後にしか分からない感覚だな」って思っています。

–それは練習をしている時も違う感覚がある?

宮本 練習の時から違いますね。肩に力がグッと入るのが、少し緩まった感じとか。

–良い意味で力みが取れている?

宮本 良いのかもしれないけれど、怖い部分でもあります笑。 

–チャンピオンになって、周りの反響はいかがでしたか?

宮本 前よりも“チャンピオン”っていう肩書きがあるから認知はされやすいですね。だから今回の試合は“国際戦”だけど“防衛戦”って勘違いする人がいて笑。でもそうやってチャンピオンとしてみんなに知ってもらえているなっていう部分は前よりもあります。

–5月(小林愛理奈戦)の試合内容を振り返って反省点とか、今だから思うことってありますか?

宮本 あの時はあの時で自分でも精一杯だったので、日常生活はどうしてたんだろうって今でも思います。試合を振り返るとダウンを奪られた事が1番の反省点なので、あそこで膝は練習していたものの、ガードの甘い部分だったりとか、パンチを打っていても甘い部分があるのでそこがすごく反省点です。

–今までにダウンの経験ってありますか?

宮本 ないです。

–ボクシングの時から初めてですか?

宮本 1回あります。その時はTKOだったんですけどそれ以来でした。

–キックボクシングでは初ダウンだったんですね。

宮本 初ダウンです。やっぱりボクシングはグローブがでかい分、衝撃がダイレクトに来ないんですけど、プロのキックボクシングに転向して“効く”っていうダウンを初めて味わいました。

–あの攻撃が効いて、回復するまでには時間がかかりましたか?

宮本 4ラウンドが終わって、5ラウンド目が始まるインターバルの時に記憶が戻りました。

–それくらい記憶がない中でも体は動いていたんですね。

宮本 そうですね。だからハードパンチャーって言われていた小林愛理奈選手をすごいと思ったし、尊敬しています。

–今回の対戦相手は、韓国のチャンピオンのコ・ユナ選手ですが、試合映像は見ましたか?

宮本 はい。送ってくださった試合を見ました。

–どんな印象でしたか?

宮本 カウンターを狙ったりしてリングを大きく使う選手だなと思いました。自分から攻めに行くのは1ラウンドよりも3ラウンド目だから、立ち上がりが遅い方かなと思ったり、でも技術的には小林愛理奈選手の方が怖いっていう印象です。映像を見た時は怖くないって思ったんですよ。でも怖くないからこそ油断するんじゃなくて、そこは自分がどういう攻め方をするのかとか、相手に対しての攻防を自分から自発的にやらないと、捕まえられない選手だなって思いました。

–キックだけではなくて、MMAとかもやっているような選手ですが、その辺りの対策は問題なさそうですか?

宮本 私も総合格闘技の選手とやっているし、5月のタイトルマッチの期間でも色々な選手とスパーリングをやらせてもらって、その相手とまたスパーリングをしてもらった時に「前より組みが強くなっているよ」とか言ってもらえたので、自分も成長しているんだなって感じました。だからそういう部分ではMMAをやっていたからって、それは私もボクシングのバックボーンがあるので一緒だなって思います。

–国際戦はRISEでは2回目となりますけど、アマチュアボクシング時代には、外国人選手との対戦経験はありますか?

宮本 台湾の方と1回戦った事があるくらいで、他の方と比べるとあまり経験がないかもしれないです。

–実際にRISEで外国人選手と戦ってみて、今まで戦ってきた日本人選手と対戦する時と、心境など違う部分などはありますか?

宮本 何も変わらないです。

–今回はチャンピオンになってから初戦になりますけど、宮本選手にとってはどんな試合になると捉えていますか?

宮本 皆んなからしたら、チャンピオンになってからの1戦目なので期待は大きいと思います。でもそこで気負いすぎたら自分が自分じゃなくなるので、私はそこを冷静に捉えて一つ一つ大事な試合をこなして、自分の段取りでいつもと変わらずにっていうのを自分の中で意識しています。

–普段と変わらない宮本芽依として、チャンピオンとしても気負わずに試合に挑んでいくという感じですね。

宮本 このマインドコントロールが自分の中にあるので、こういう風に安定感を出したいです。他の選手はマインドコントロールをどうやっているのかとかめちゃくちゃ気になりますし、そこは自分なりに調整している途中です。

–試合までの期間中は気持ちの上がり下がりは激しい方ですか?

宮本 激しい方です。

–側から見るとそんな感じは見えないですが、そういった気持ちになった時の宮本選手なりの気持ちの持ち上げ方などはあるんですか?

宮本 私は自分で隠して「頑張ろう。頑張ろう」って言って気持ちを上げるのは無理で、自分の感情をそのまま「バーン」って出して、それに対して少しずつできることをやって、いつものモチベーションに戻るっていうのがいつもの私です。

–一気に表に発散する方法があるんですね。

宮本 そのまま出ますね。落ち込んだら落ち込んだで“シュン”ってなって、いつもTOMOさんに「おい!」って声をかけてもらっています笑。

–そういう意味では分かりやすいんですね笑。

宮本 泣く時は泣くし、笑う時は笑うし、すごく激しいと思います。

–でもそれが素の宮本芽依っていうことですね。

宮本 本当にその通りです。

–今回の試合ではチャンピオンになった事で否が応でもダウンやKOを求められるかなと思うのですが、その辺りについてはプレッシャーになったりしていますか?

宮本 良いプレッシャーになっています。やっぱりKOって常に求められるし、自分も求めているし、そこがいつ合致するんだろうって楽しみです。自分ができる時は絶対に盛り上がっているだろうし、自分の中でも盛り上がっているし、それが皆んなに伝わるし、そういう試合はいつも求めています。だから今回も変わりなくKOを狙っていきます。

–そこを今回は特にファンの方に見ていてほしいですか?

宮本 そこにも注目してもらいつつ、KOって結果では見応えがあるし、良いかもしれないけど、そこだけを見るんじゃなくてキックが好きで見に来てくださる方だから「自分でもちょっと始めてみようかな」とか、そういうきっかけにもなったら良いなと思います。色々な選手をもっと見てほしいですし。

–最後にいつも応援してくれるファンの皆様にメッセージをお願いします。

宮本 いつも応援ありがとうございます。私も色んな思いでやっているんですけど、皆さんも色んな思いで1日1日を過ごしていると思います。10月19日は私のために時間を使ってくれると思うんですけど、私も全力でリングに上がって色んな思いをそこでぶつけたいと思います。皆さんのいつもの愛を返せるように頑張りますので、当日は応援をよろしくお願いします。


□常陸飛雄馬インタビュー
『“本来の自分の強さを出す”っていう事をテーマに、必ず白熱した面白い試合をしてKOする』

–先日は大相撲の鳴戸部屋に行っていましたよね?

常陸 そうなんですよ。ご縁があって見学をしに鳴戸部屋に行かせてもらいました。

–力士の方とお話をする機会はありましたか?

常陸 ちゃんこを食べながら色々と話しました。競技は違うんですけど、同じ格闘技として通じるものがあるなとお互いに感じていて、キックボクシングに対してもめちゃくちゃ興味津々でした。自分たちも相撲に対して、迫力であったり礼儀の部分だったり、学ぶ部分が結構ありましたね。

–良い刺激になったんですね。

常陸 刺激になりました。

–前回の試合は6月の-61.5kg世界トーナメントの準決勝で、エン・ペンジェー選手との2度目の対戦で惜しくも敗れてしまいましたが、あの試合を振り返ってみていかがですか?

常陸 負けた原因も単純だったなと思うとことがあって、どうしてもやりにくい相手だったので、相手への対策というか、相手に合わせようという気持ちが強くて、合わせようとし過ぎていたのが1番の敗因ですね。“自分の良さを出せなかった”というのが1番悔しさが残る部分でした。だから今回は相手のことを何も考えていないというか、とにかく自分の戦いにできれば絶対に結果に繋がると思うので、そこを今は突き詰めています。

–前回の敗戦を経て大きく学んだ部分だったり、新たに前に進んでいる部分というところですね。

常陸 それを気づかせてくれた試合になったなと思います。

–今回は再起戦でもあり、『スーパーフェザー級王座決定トーナメント』という現在空位のタイトルに近づく重要な試合になります。改めて1回戦のGUMP選手と戦うにあたって心境はいかがですか?

常陸 GUMP選手と戦うのも楽しみなんですけど、さっき言ったように「相手に合わせて戦う」っていう事が最近は多かったので、今回は『本来の自分の強さを出す』っていう事をテーマにしているので、それを試合でどう出せるか、それが通用するのかっていう所も楽しみですね。 

–スーパーフェザー級の「タイトル」という部分に関してはどうですか?

常陸 次の試合で勝たないと進めないので、できるだけ今回は自分らしさも含めて考えないようにしているというか、“勝たないといけない”っていう気持ちが先行して、自分の戦いを出せないっていうのは良くないので、自分の力を全て出すという事に集中していれば、自ずと結果が付いてくるかなと思っています。ただ絶対に負けられないですね。やっぱりタイトルマッチを経験しているのも自分だけですし、前回のトーナメントも含めて今回で3回目なので、自分の中でも「これを獲れなかったら」という気持ちはあります。

–今回のトーナメントを発表会見の時に行ったフェイストゥフェイスですごく気合の入った表情が印象的でしたがどんな心境でしたか?

常陸 本当に“ここで獲らないと”っていう自分自身の気持ちの表れだったかもしれないです。

–ここ最近は-61.5kgで3試合をしていて、今回は久しぶりの-60kgでの試合となりますが、この“1.5kg”という部分は減量などに影響はありそうですか?

常陸 1年以上60kgまで落としていなかったんですけど、今回久しぶりの-60kgなので、早い段階でベストコンディションに持っていけるように意識していて、その点でもどうなるか自分でも楽しみです。

–去年3月に行われたK-1との対抗戦での江川選手との試合以降、ずっと海外の選手と試合をしていましたが、“対日本人”という部分で何か思う事などはありますか?

常陸 「久々に日本人と戦える」って感じですね。海外の選手って未知じゃないですか。戦績のデータも未知ですし、予測が通じない所もあると思うので、そういう部分では「日本人選手と久々に戦ったらどうなるんだろう」っていう自分自身の楽しみがあります。あとオーソドックスの選手と戦うのも超久しぶりなんですよね。相手もガンガン来てくれる選手なので、戦うのが本当に楽しみです。

–オーソドックスやサウスポーに対して、苦手意識やこっちの方が得意だなっていうのはありますか?

常陸 そういうのは言わない方が良いですし、そういう意識をしたらいけないなと思っています。どちらかというと、オーソドックスやサウスポーよりも、戦いのスタイルの方が気になりますね。自分の中で面白くないなと思うスタイルの選手とは噛み合わないのでそこに噛み合わせに行けるようにしていくことが今後の課題ではあります。

–そういう意味では、今日一貫してお話ししている“自分のペースで戦う”とか“自分の得意な分野でやりたいようにやる”という所にもつながっている感じがしますね。

常陸 試合への気持ちの作り方にもつながっていると思います。

–試合に向けて充実していますか?

常陸 めちゃめちゃ充実しています。自分の戦いをしっかり見つめ直して、自分の良さだったり弱点も含め「こういう戦いで、こういう風にやっていこう」っていうのが定まっているので、それは決して相手に合わせたっていうわけではないし、それを実際の試合の中で自分のペースにしていかないといけないので、そこがどうなるかっていうのは試合になってみないと分からないですけど、充実してて確実に成長を感じながら試合に近づいています。

–メンタル的なバランスを保つためにやっている趣味やリラックスできる事などはありますか?

常陸 サウナが好きなので、サウナに行ってリラックスしたり、オフの時に妻と出かけたりとかしています。やっぱり試合前は特に考えてしまうんですけど、プライベートの時間で何も考えずに済む時間を作ってリラックスしています。そういう時間のおかげでメンタルは割と保っていられます。「どうしよう」って不安になっても仕方ないと思っているので、良い方向に進むように、周りのお陰でメンタルはしっかりと保てています。

–ご結婚されてから奥様の支えも大きそうですね。

常陸 改めて今そう思うと確かに大きいですね。

–特に試合に関しては奥様から色々と言われることはないですか?

常陸 そうですね。あまり格闘技とかに興味がないので笑。

–会場には来ていますよね?

常陸 会場には毎回来てくれているんですけど「こういう攻めで、相手が今こういう段階にいて、勢いがあって」とかは全然気にしてなくて、僕が家庭を守るために戦っているので、その仕事として「絶対勝てよ」っていう感じですね笑。

–それくらいの距離感がいいのかもしれないですね。

常陸 プライベートと仕事が分かれるので丁度良いかもしれないです。

–まだ先のことになるかもしれませんが、仮にベルトを獲得したとしたら、再び世界に挑んでいきたいという思いは強いですか?

常陸 もちろんです。ベルトを獲った後にどうするかとかはまだ考えていないですけど、戦いたい選手が何人かいます。まずは11月のトーナメントの決勝戦の結果次第だと思うんですけど、いつかエン・ペンジェー選手にやり返さないといけないなと思いますし、ずっと戦いたかった中村寛選手にも挑戦したいです。あとは過去の自分との戦いにもなるんですけど、今回の王座決定トーナメントには怪我で出れなかったチャンヒョン・リー選手とも戦いたいです。自分がチャンピオンになったらそこの壁は絶対に乗り越えたいなと思っています。

–最後にいつも応援してくれているファンの皆様にメッセージをお願いします。

常陸 10月19日は本来の自分の全てを出し切って、必ず白熱した面白い試合をしてKOするので楽しみにしていてください。応援よろしくお願いします。


GUMPインタビュー
『今まで偉大な選手巻いてきたベルトですけど、その選手も超えられるチャンピオンになれると、僕は自分で思っている』

–最近GUMP選手自身、環境の変化だったり試合をすることでの周囲の反響だったり、今までと変わった部分はありますか?

GUMP 大きい舞台で試合を組んでもらったり、RISEさんで取り上げてもらうことで試合会場で声をかけてもらう事とかがすごく増えて、ちょっと知名度がついてきたかなって感じます。あとはジムの子の友達が僕の事を知ってくれたりとか、そういう人が増えてきて選手としてすごく嬉しいですね。

–モテエピソードはありますか?

GUMP ちょっとそれは、専門外ですね笑。

–その辺はダメージを喰らっている感じですね。

GUMP いえ、ノーダメージです。

–何もないという事ですね。笑

GUMP はい。笑

–8月はONEでの勝利おめでとうございます。

GUMP ありがとうございます。

–海外での試合は今回が初めてですよね?

GUMP 初めてでした。

–対戦相手は中国の選手でしたが、海外の選手と試合をするのも初めてでしたか?

GUMP そうですね。どっちも初めてです。

–やってみてどうでしたか?

GUMP 初めての経験ばかりだったんですけど逆に吹っ切れて、同じ人間だし気持ちが入りすぎることもせず、自分に集中してやりました。

–海外で試合をするにあたって大変だった面はありましたか?

GUMP あっという間に試合でしたね。通訳の方とかもいてくれたんですけど、基本は英語で喋られるので、あまり分からない間にあれよこれよしているうちに試合でしたね。

–何日か前に現地入りして色んなスケジュールをこなすと思うのですが、それも現地の人が対応してくれてこなせたって感じだったんですね。

GUMP 結構拘束時間が長かったですね。それも仕事かなと思ってやりました。

–現地での残り最後の減量はキツくなかったですか?

GUMP 初めての事ばかりで、最悪の想定をして“しんどい”と思って行っていたので、逆にそこまで大きい問題もなく何事もなかったので大丈夫でした。

–普段出ているRISEと比べていかがですか?

GUMP やっぱり海外での試合だと、セコンド以外に僕の応援とかで来る人がいないので、それはそれでまた違う気持ちでしたし、逆にいつもRISEさんで試合をさせてもらっている時は自分のことを応援して見に来てくれるお客さんとかもいっぱいいるので、ONEの試合を経て次の試合に対しての想いが変わりました。

–精神的にも身体的にも良い経験になったという感じですか?

GUMP そうですね。自分のプロ人生においてすごく良い経験になりました。

–今回、『スーパーフェザー級王座決定トーナメント』への出場が決定いたしました。このトーナメントへの参戦オファーがあった時の心境はいかがでしたか?

GUMP 丁度ONEの試合と被るくらいの時期で、お話を頂いた時もすごく嬉しかったんですけど、正直ランキング的には上ですけど選ばれるかどうかは別だと思うので、そこで僕がRISEでやってきたことが評価されたことが素直に嬉しかったです。ほんまに僕が勝手に思っている事なんですけど、RISEのベルトってすごい価値のあるものだと思っていて、そこに絡ませてもらえるっていうのはめちゃくちゃ嬉しかったです。

–今回の対戦相手が常陸飛雄馬選手になりましたが、常陸選手の印象はありますか?

GUMP 僕以外の3人の中だったら、1番戦いたかった相手です。

–何か戦いたかった理由があるんですか?

GUMP ファイトスタイル的に常陸選手はガンガン行くじゃないですか。他にも他団体に行ってRISEの強さを証明するためにすごい試合をして帰ってきたりとか。そういう部分でもリスペクトをしていて、そういう偉大な選手と戦ったら僕自身も気持ちも上がりますし、お客さんから見てもすごく面白い試合ができるんじゃないかなと思っていて、今も毎日ワクワクしています。

–常陸選手と戦える日が楽しみなんですね。

GUMP 見る側も楽しみかもしれないですけど、僕が1番楽しみにしているかもしれないですね。

–「この試合をやるのが楽しみだな」っていう感覚は今までもあったんですか?

GUMP 僕は結構緊張する方なので、試合に対してすごい頭がぐるぐるしちゃって緊張する事が多かったんですけど、こんなにワクワクするのは初めてです。

–試合展開に関しては、先ほど「常陸選手はガンガン行く」と仰っていましたが、GUMP選手もガンガンぶつかっていくようなイメージをしているんですか?

GUMP そうですね。1ラウンド目からバチバチに行こうかなと思っています。

–そういう部分でも相性的にバチっとはまるような試合になると思いますか?

GUMP はい。そうなると思います。

–ご自身でこの試合に掲げているテーマなどはあったりしますか?

GUMP 今回に関しては普通の試合ではなくて、スーパーフェザー級のチャンピオンを決めるトーナメントなので、優勝したらその後チャンピオンになるわけじゃないですか。なので相応しいというか、RISEを体現できるような男になる試合をしたいですね。「こいつなら」っていう試合をしたいです。

–今までそうそうたる方々が巻いてきたベルトではあると思うんですけど、その人たちの“重み”というプレッシャーは感じていますか?

GUMP 今まで偉大な選手がこのベルトを巻いてきたと思うんですけど、その選手も超えられるチャンピオンになれると、僕は自分で思っています。

–今回のトーナメントの反対ブロックでは、パヌワット・TGT選手と細越竜之介選手が対戦しますけど、どちらが勝ち上がってくると予想していますか?

GUMP トーナメントに入っている僕が言うのもあれですけど、そっちのカードはそっちのカードですごく面白いカードですよね。短期決戦ってなると細越選手で、ラウンドが長くなるにつれてパヌワット選手かなと思います。

–爆発力で細越選手が勝つのか、しっかりと試合巧者という形でパヌワット選手が勝つのかっていう見方をしているんですね。ご自身的にはどちらが勝ち上がってきても良いんですか?

GUMP 僕的にはどっちが上がってきても良いよって感じです。

–勝ち上がってチャンピオンになり、自分がベルトを巻いているイメージはできていますか?

GUMP 完璧ですね。

–最後にいつも応援してくれているGUMPファンの皆さんに向けてメッセージをお願いします。

GUMP 「ノーダメージ!」TEAM TEPPENのGUMPです。10月からRISEスーパーフェザー級王座決定トーナメントが始まるんですけど、僕を含め面白いメンバー4人で1番強いやつを決めるので、皆さんぜひ会場まで見に来てください。楽しみにしていてください。


細越竜之介インタビュー 『自分のことを優勝予想している人はいないと思うので、ダークホース的な自分が2試合ともKOだったり、良い試合をして勝つほど面白い展開はないので、しっかり(トーナメントを)荒らしたい』

細越竜之介インタビュー

『自分のことを優勝予想している人はいないと思うので、ダークホース的な自分が2試合ともKOだったり、良い試合をして勝つほど面白い展開はないので、しっかり(トーナメントを)荒らしたい』

――先日SNSを見ていたら、師匠の良太郎さんに虫を持って追いかけられていましたけど、虫が苦手なんですか?

細越 虫とおばけはNGですね。笑

――ジムでは虫が出るんですか?

細越 ちょっと扉を開けたら入って来ちゃうんですよ。今年の夏はあまり出なかったんですけど、涼しくなってきたらいっぱい出て来たんですよね。

――虫が苦手だという事を知っているから追いかけられたんですね。

細越 そうです。だから見つけても言わないようにしています。

――相当苦手なんですね。

細越 虫とおばけは……

――じゃあ今度おばけのドッキリを考えておきます。

細越 ダッシュで逃げちゃいます笑。ランニングをしていてもお化けが嫌なので、夜に走った方がペースが早いんです。

――霊的な現象とか夜が苦手なんですね?

細越 夜も苦手ですね。ちょっと音がしたらダッシュしちゃいます。

――寝る時は大丈夫なんですか?

細越 寝る時は興味本位で心霊の動画とかを見ちゃうんですよ。壁側を向いて寝ながら動画を見るんですけど、反対を見れなくなっちゃいます笑。

――電気は消して寝るんですか?

細越 それは怖くないので電気は消して寝ます。

――team AKATSUKIに移籍してからKO勝利がかなり増えていますよね。KO勝ちが増えた要因はご自身でどの様に分析されていますか?

細越 自分では意識していないんですけど、倒せる技がいっぱいあった中で、良太郎さんのミットは倒す技を練習するというよりかは、それを習慣づける練習というか、自然にそれが出るようになる練習が多いんですよ。試合でも倒す気ではいるんですけど、「倒そう倒そう」とせずに、自分の技を当てたら倒せるっていう認識でいます。

――繰り返し練習してきているものが試合で出せるようになっているという事ですね。

細越 やっと出せるようになってきたかなという感じです。

――今まで力んでいた部分の力が抜けているような感覚もあるんですかね。

細越 そうですね。あとは自分の戦い方が分かってきたのかなと思います。

――戦績を重ねてきた上で自分の強みが分かってきたんですね。そういう意味では、今の自分の強みは何だと思いますか?

細越 やっぱり蹴りですね。自分は蹴りを主体にして戦っていきたいなと思います。

――そこはずっと培ってきたもののこだわりがあるという事ですか?

細越 こだわりというよりも、蹴りで自分のペースを作ってから試合を組みたいなという考えがあります。

――師匠の良太郎さん繋がりで、ウェルター級チャンピオンの宇佐美秀メイソン選手とも練習されたりしていますが、頻繁に手合わせしたりもするんですか?

細越 試合前はBattle Boxに出稽古に行かせてもらって、メイソンさんだったり他の選手と練習させてもらっています。

――色んなタイプの階級や団体の選手と練習ができているんですね。

細越 そうですね。階級も皆んな上なので、この選手達とやっていれば同階級の人と戦うのは怖くないなって自信がつきます。

――メイソン選手とやる時は結構バチバチですか?

細越 顔は腫らして帰ります。自分は階級も違う分、だいぶ手加減はしてもらっていると思います。

――今回のトーナメントへの出場のオファーがあった時の心境はいかがでしたか?

細越 まずGUMP戦で負けたことでチャンピオンへは遠くなってしまったなっていう気がしていて、今年中にチャンピオンが決まるというのは聞いていたので、GUMP戦で負けた後に「チャンスを逃したな」っていう気持ちと「チャンピオンになった相手に挑めるようにここから積み上げていこう」って思っていたんですけど、近藤選手との試合でもチャンスをいただいて、5位の自分が4人制のトーナメントに参戦が決まった時に、チャンヒョン選手が怪我をしていたのは“自分持ってるな”って思いました。チャンピオンになるチャンスは中々ないので、運も味方に付けてこのチャンスはしっかり掴みたいなと思っています。

――このトーナメントのメンバーの中では、自分はどんな位置付けだと思っていますか?

細越 自分のことを優勝予想している人はいないと思うので、こういうダークホース的な選手が2試合ともKOだったり、めっちゃ面白い試合をして勝つほど面白い展開はないと思うので、しっかり荒らしたいなと思います。

――GUMP選手との試合は惜しくも敗戦となり、あの試合から近藤大晟選手との試合でKOという形で立て直しましたが、その時はGUMP戦の反省を経て近藤戦に行けたという感じですか?

細越 GUMP戦では戦い方もメンタル的にも自分を見失っていた感じがありました。“自分のやるべき事を試合で出す”っていう自分主体で考える戦い方をGUMP戦ではGUMP主体で考えていたんですけど、近藤戦では自分主体で試合を考える事ができました。

――GUMP戦ではGUMP選手に意識が行き過ぎてしまったんですか?

細越 そうですね。自分が前に所属していたTEPPEN GYMっていうのもあったし、初めていただいた-61.5kgトーナメントのリザーブというのもあったし、那須川会長の前で倒してやろうっていう気持ちもあったので、それが空回りしたのかなと思います。

――平常心ではなかったんですね。前回の近藤戦ではどうですか?

細越 自分に集中できてました。

――今回の対戦相手はパヌワット・TGT選手ですが、パヌワット選手の印象はいかがですか?

細越 自分が去年RISEに出させてもらったくらいの時に、パヌワット選手も出てきていて、その時は「パヌワット選手とやりなよ」って感じの会話をジムでしていて、まさか1年でここまで来れると思わなかったので感慨深いです。あと、攻撃力と爆発力のある選手だなって感じるので、少しでも油断はできないですね。

――勢いに乗った時のパヌワット選手の爆発力はすごいですよね。そこはどういう風に迎え撃ちますか?

細越 パヌワット選手は1ラウンド目が強いので、その台風に巻き込まれないように、でもポイントは取られないように1ラウンド目を戦って、2,3ラウンド目で倒しにいこうと思います。

――会見では「パヌワット選手と対戦するのが楽しみ」と発言していましたが、どんなイメージですか?

細越 パヌワット選手との試合は、技術の出し合いになると思うし緊張感のある試合になると思うので、ずっと戦ってみたいなって思っていました。

――「まだベルトは意識していない」という発言もあったと思うのですが、そこは今も変わっていないですか?

細越 そうですね。今はパヌワット選手のことしか考えていないです。ふと「あと2回勝ったらベルトか」ってたまに思うぐらいです。

――そういう気持ちはちょっとずつ感情的には出てきているんですね。

細越 でもまだ現実的じゃないよなって思います。

――次のパヌワット戦をクリアしたら、ちょっとずつ心境が変わってくるんですかね。

細越 多分そうだと思います。

――今までアマチュアでは結果を残してきていますが、プロでそういう一つの形になるものが目の前に来ている心境はいかがですか?

細越 自分1人ではここまで来れていないので、皆のためにも大事なベルトを獲って感謝の気持ちを伝えたいです。

――反対側のブロックからは誰が勝ち上がってくると想定していますか?

細越 GUMP選手が来そうな感じはするんですよね。それこそ最近の勢いでGUMP選手が来そうな感じがしています。

――そうなったらリベンジになりますね。

細越 はい。ベルトをかけてリベンジできるのは自分的にはすごくありがたいです。

――リベンジマッチでベルトをかけて、そこで勝ってベルトを巻くというのが理想なんですね。

細越 そうですね。

――今後、この階級でやってみたい事などはありますか?

細越 最近60kgで他の団体から来る選手とかも多く見えるので、そういう選手を倒していきたいです。RISEの強さを見せていきたいですね。

――なるほど。例えば前回リザーブマッチでGUMP選手に負けてしまいましたが、中村寛選手などと戦ってみたいという気持ちもありますか?

細越 もちろんあります。笠原選手とかも戦ってみたいです。それこそ自分の代わりにトーナメントに出るべき存在だと思うので、自分がチャンピオンになった後に名前が出てきそうな選手は全員戦いたいですね。

――今回このトーナメントに出場するにあたって、ご自身で設定しているテーマなどはありますか?

細越 最近思う事なんですけど、アーティストとかアスリートの人を見た時って、お客さんは皆んなその日のためにその日があるから楽しみにそれまで生活できるし、それが終わった後も「あの試合があったから今日頑張れるな」って思わせてくれるのがすごいなと思っていて。自分もそういう選手になりたいので、まだ自分の身近な人でしかそういう気持ちにさせられてはいないんですけど、自分の試合を見て頑張れたり、自分の試合があるから頑張れるような、緊張感もある楽しい試合にしたいです。

――試合を見てくれる人を勇気づけられるような試合をしていきたいんですね。

細越 はい。

――最後にいつも応援してくれているファンの皆さまにメッセージをお願いします。

細越 このトーナメントに出れたことは、皆さんの応援があってのことだと思うので、まずはパヌワット選手をしっかり倒してベルトに挑戦できるように仕上げていきます。これからも応援をお願いします。


梅井泰成『まずはこの1戦に向き合って、ここだけに全力を注ぐ』

–最近黒髪にしたんですね?

梅井 最近黒髪になりました。

–今までは金髪でしたけど、心境の変化があったんですか?

梅井 髪型を決める時に、美容師さんに何個か色を選んでもらってその中でルーレットをするんですけど、その中で良い色ばかりだと面白くないからハズレの色を作ってもらったんですよ。それが黒だったんですけど、それが今回当たってしまいました。

–ではハズレの黒なんですね。

梅井 ハズレの黒なんですけど、8年ぶりに黒髪にしたんですよ。そしたら案外自分的には良いんじゃないかなって思ってます。笑

–志朗選手達と鴨川に合宿に行かれていたみたいでしたが、合宿はいかがでしたか?

梅井 自分との戦いみたいな感じでキツかったですね。

–メニュー的にはランニングとかフィジカル系がメインだったんですか?

梅井 階段でのトレーニングとかフィジカルをやって、夜にキックボクシングをやってという感じでした。“全部詰め込んで1日やり切る”っていうのが2泊3日続いたって感じでした。

–それはトレーナーのニックさんや志朗さんが中心になってやっているんですか?

梅井 そうですね。

–今回はRISEの選手で原口健飛選手や實方拓海選手などの珍しいメンツも参加していたようですが、普段練習しない選手と練習するのはどうでしたか?

梅井 普段やり慣れているメンバーと違う感覚とか考えとか持ったりしているから、話を聞いていて「そういう考えとか、こういう技があるんや」って気付かされる部分がありましたね。原口選手と初めて手合わせさせてもらったんですけど、攻守がしっかりしていて何の攻撃が来るか本当に分からなかったです。

–次戦の吉田選手との対戦というところでも、対策や練習になりましたか?

梅井 そうですね。試合に向けて「この対策を」みたいな感じではないですけど、良い感覚が掴めてきています。あとはもう体の疲労が抜ければ完璧ですね。

–先日、対戦相手の吉田選手がONEに出場していましたが、試合はご覧になられていましたか?

梅井 僕U-NEXTの会員じゃないので、次の日に志朗さんに見せてもらいました笑。

–どんな印象でしたか?

梅井 上手いですよね。上手いし綺麗だけど、強さは感じないなって感じです。相手が微妙だったので、その試合は参考にならなかったです。

–吉田選手は元々所属していたチームの選手ですけど、その辺りにやりにくさとかはないですか?

梅井 彼は大阪のTEPPENの選手ですけど、僕がいた時は大阪のTEPPENはなかったので、関わりが全然ないんですよね。だからやりにくさとかはないですね。後は色々な想定はしています。那須川会長がセコンドにおられるので、僕のことを知っているし教えてもらったし先生でもあるので。だから自分のメンタルがどう動くのかとか、そこに対しての状況とかも想定しながら練習しています。

–その辺りは対策をされていたとしても、元々所属していた時よりも、自身も成長しているという自信があったりするんですか?

梅井 それは試合を見ていたら分かってもらえると思うんですけど、TEPPENにいた時よりも1つ2つ成長できていると思うので、そこは以前と違う所だと思っています。

–発表会見の時に「厳しい試合になる」というような事も仰っていたのが印象に残っているのですが、そこからしばらく時間が経って練習を積んで、試合が近くなった現時点では今回の試合をどう分析していますか?

梅井 結局は厳しい試合にはなると思うので、楽にポーンと勝てるみたいなのはないですね。それぐらい上手い選手なので、前戦も見ましたけど寺山遼冴が手を焼いていたので、あのタイプは1ポイントの取り合いになるんじゃないかなと思っています。

–接戦になる事を想定しているんですね。

梅井 距離も結構上手いので、そういう所で差が出るのかなと思います。

–まだ吉田選手はキャリア6戦の選手で、それぐらいの選手とやる事も最近はないと思うのですが、勢いに乗っている部分など警戒はしていますか?

梅井 勢いとかは波に乗っていると思うんですけど、でも戦い方は勢い系のファイターでもないかなって感じですよね。一応警戒はしています。TEPPEN大阪自体が今波に乗っていると思うんですけど、そこの流れって結構大事だったりするじゃないですか。でもそれで言うと僕らも別に悪いわけではないので、あんまり関係ないんじゃないですかね笑。

–今回は『フェザー級王座次期挑戦者決定トーナメント』と銘打たれていますが、フェザー級のベルトに対しての思いは誰にも負けない自信がありますか?

梅井 ベルトが云々っていう感覚ではないんですけど、フェザー級のベルトって僕が門口君に奪られて、門口君から安本君に移って、他団体にも勝負しに行ったりしてかなり価値が上がったと思うんですよね。その価値の上がったベルトを取りたいというのはもちろんですし、強い選手に勝って認められてベルトを巻きたいっていう思いが1番なんですよ。こんなに3年半もしつこく追っかけ続けているやつもいないと思うんですけど、そこはこだわっています。

–この階級でやってきたという自負があるという事ですか?

梅井 そうですね。

–負けてしまったり苦しい時期もあったとは思うのですが、それを乗り越えてベルトに挑戦できる手前まで近づいてきた、その気持ちやメンタルの保ち方はどのようにしてこられたのですか?

梅井 もちろん今回は次が見えやすい形のカードではあるんですけど、今まで落としていい試合はなかったし、どの試合も“この試合が全て大切”という気持ちでやってきました。この試合をきっちりクリアした上で先が出てくると思うので、この試合の話が来た時は純粋に嬉しかったんですけど、まずはこの1戦に向き合って、ここだけに全力を注ぐっていう感覚でやっています。

–志朗選手のパンの購買意欲は最近どうですか?

梅井 最近はおさまっているんですけど、京都に用事がある時とかは「このパン買いに行ってきて」みたいなのはあります。

–「京都のこのパン買ってきて」みたいな指令が出されるんですね笑。

梅井 毎回送ってくるんですよ。個数が可愛かったら良いじゃないですか。最低何個で何種類欲しいっていう連絡が来るんですけど、「最低30個欲しい」って連絡が来るんですよ。毎回“誰が食うねん”と思うんですよね笑。

–それは実際に30個買っていくんですか?

梅井 買っていきます。ちゃんと食べているみたいで、多少はお裾分けもしているみたいなんですけど、3日で20個くらい食べたって話も聞いたんですよね。

–食べる量が異次元ですね。

梅井 やっぱりパンが好きみたいですね笑。

–その志朗選手から今回の試合に向けてアドバイスなどはいただいていますか?

梅井 「メンタル面とか厳しい試合になるから、焦らないようにね」とかメンタル面のアドバイスをいただいています。

–当日はセコンドに付いてくれるんですか?

梅井 はい。

–では盤石な状態で挑める形ですね。

梅井 そうですね。

–体のコンディションはいかがですか?

梅井 いま体の疲労がすごくて、早く1週間前になってほしいです。でも、僕は試合までギリギリの期間でも1日でも強くなったりとか、きっかけを得たりする事は絶対にできると思っているので、この残り3週間弱で“一歩でも成長してやろう”って常に思いながら練習しています。

–前回の有井戦からだいぶ期間が経ちましたけど、さらに進化した梅井泰成が見れそうですか?

梅井 そう思ってもらいたいですね。僕もそのためにやっているので。僕もこんなに間隔が空く予定ではなかったので、寝ていたわけではないっていうのを見せたいです。

–最後にいつも応援してくださっているファンの方々にメッセージをお願いします。

梅井 いつも僕の応援をしてくれている方々、本当にありがとうございます。10月19日は自分が元所属していたTEAM TEPPENの選手との対決なんですけど、しっかり成長した姿を見せて、僕は自分の道を信じて突き進みたいと思います。一緒に勝ちましょう。


吉田晄成インタビュー『今の自分がどれだけやれるのかが楽しみ』

–今タイにいるんですか?

吉田 タイにいます。

–いつからタイにいるんですか?

吉田 9月26日から来ています。

–いつまで居る予定ですか?

吉田 10月8日までいる予定です。

–がっつりタイで仕上げている感じなんですね。

吉田 はい。

–そのタイで言うと、9月のONEでの勝利おめでとうございます。

吉田 ありがとうございます。

–キャリア6戦なので、海外で試合をしたり海外の選手と試合をするのは初めてですよね?

吉田 はい、初めてでした。

–海外で試合をしてみての感想や会場の空気など、実際に経験してみていかがでしたか?

吉田 ルンピニーの迫力がすごかったし、めっちゃ興奮しましたね。やっぱり海外の選手という事で、身体がちょっと違うなとかタフだなと思ったりしました。

–緊張や身体が固くなることはなかったですか?

吉田 それは全然なかったです。めちゃめちゃ楽しめました。

–そのONEでの試合を経て今回はタイで試合直前まで合宿を張っていますけど、それは何か理由があってタイでやられているんですか?

吉田 いつもと違う環境で追い込みとかをやったら、ちょっと変わるのかなとか思ったり。あとは会長の合宿となったら結構キツいので、それで仕上げられるかなと思いました。

–じゃあ今TEPPENの選手は皆さんタイに行っているんですか?

吉田 行っています。

–タイのどこで合宿をやられているんですか?

吉田 MIGAKU GYMという所で練習しています。

–タイでの練習は日本とは環境や内容も多少違うかもしれませんし、海外が苦手な方とかもいらっしゃると思うのですが、吉田選手は問題ないですか?

吉田 全然問題ないですね。

–食事も問題ないですか?

吉田 全然問題ないです。むしろ好きですね。

–今回『フェザー級次期挑戦者決定トーナメント』と銘打っているトーナメントへの出場が決定しましたが、改めてこのトーナメントに出場するとなった時の心境はいかがでしたか?

吉田 めちゃくちゃチャンスだなって思ったし、今の自分がどれだけやれるのかが楽しみであり気になりました。

–“まさか自分が”という驚きもありましたか?

吉田 それもありましたね。

–経歴的にはトーナメントに出場する4人の中では、吉田選手が1番浅い部分はあると思うのですが、その辺りについてはどういう風にご自身で考えていますか?

吉田 やっぱり経験の差は出てくると思うんですけど、経験を上回るような勢いだったり、若さっていう部分も兼ね備えているので、試合中に自分が進化していったら大丈夫かなと思っています。

–今回はそのメンバーの中でも元チャンピオンの梅井選手が対戦相手に決定しましたけれど、梅井選手に対する印象はありますか?

吉田 前から見ていて、動きも速いし考えて動いているし、上手い選手だなと思っています。

–仰ったように出入りとかそういった部分のスピードが速い選手ではありますが、それにプラスして技術力も兼ね備えている選手だと思います。吉田選手はこの梅井選手に対してどういう戦い方をしようと考えていますか?

吉田 勢いとカウンターだったり、打ち合いの中でしっかり当てて戦おうと思っています。

–梅井選手は元TEPPENの選手ですが、同じ時期に所属はしていましたか?

吉田 被ってはないですね。

–チームメイトの皆さんからのアドバイスや那須川会長とかも梅井選手の癖などは分かっていると思うのですが、その辺りは心強い環境ですね?

吉田 心強いといえば心強いですね。でも結局は弱点とかを教えてもらっても、それを意識するのは自分次第だと思っているので、梅井選手からしたらそこは気にしていないんじゃないかなと思います。

–今特に強化している部分などはありますか?

吉田 倒しにいく姿勢じゃないですけど、“倒せる攻撃”っていうのを軸にして練習しています。

–ファンの皆さんに、どういう所を見てほしいとか、アピールしたい部分とかってありますか?

吉田 「いや、さすがに無理だろう」とか結構差があると思われていると思うんですけど、僕はいける気しかしないので、そこは僕の技術とかを見てもらいたいですね。

–会見の時にもRISEの伊藤代表が「トーナメントを優勝したからと言って、必ず挑戦者ではない。試合内容が問われる」というような事を言っていましたけど、その中でインパクトを残すような試合をしていくという事を意識していますか?

吉田 そうですね。お客さんとかが見てどう思うかって所で「こいつがチャンピオンになったら面白くないな」って思われたくないので、そこはしっかり印象付けに行きたいなと思います。

–反対ブロックの大森隆之介選手と翔選手はどちらが上がってくると予想していますか?

吉田 僕は大森くんが来るかなと思っていますね。

–何で大森選手が上がってくると予想しているんですか?

吉田 技術とスピードで大森くんが上回って勝ち上がってくると予想しています。

–最後にいつも応援してくれているファンの皆様にメッセージをお願いします。

吉田 今回はトーナメント1回戦なんですけど、お客さんが「吉田強いな」って思うくらいの良い試合をするので、応援をお願いします。


大森隆之介インタビュー『僕が1番掻き乱していくダークホースにならないといけない』

–最近はおとなしい印象があるのですが、何か意図があるんですか?

大森 意図もあるというか、自分の中でSNSを使っていっぱい盛り上げた感はあって、続けていった方がよかったなっていう考えもあるんですけど、それに対して自分の力というか今の発信力に限界を感じたんですよね。それで「もっと別のやり方があるんじゃないか。どうしたらいいんだ」って悩んでいる時期です。

–まだ方向性が定まっていないという事ですね。

大森 そうなんです。毎日めっちゃ悩んでます。

–講演会などにも行ったりしていると思うのですが、発信する一つの手段として行かれているんですか?

大森 僕の声が届くのって結局オフラインなんですよ。講演会も全くお金は出ていなくて、むしろこっちから「よかったらこういうのどうですか?」って営業しているような感覚なんですよね。ちょっとでもオフラインで触れ合う人が多くなってきたら良いなという思いで、今は活動しています。

–今まではSNSを使って発信して、プラスアルファでオフラインで発信をしてみて、声の届き方などに違いや手応えは感じていますか?

大森 それで言うと、オンラインでやった時は言い方が悪いですけどミーハーが多いというか、格闘技をちょっと見ていた人達に届くんですよね。だからなんて言ったらいいか分からないんですけど、格闘技に理解のある“金のなる木に届く”みたいな感じだったんですよ。だけどオフラインだと、全然格闘技を見た事がない人達ばかりに講演をしているので、受け取り方も全然違うし、小学生とかにも講演をするので伝わり方も全然違うんですよね。僕はSNSとかマイクを通して話しましたけど、小学生に話をした時に思ったのは、「どうやってこの格闘技を盛り上げてやろうか」って難しい事をいっぱい考えて、かっこよく自分の中で言葉を選んで喋っていたなと思ったんですよね。だけど小学生は『ファイターに質問』っていうコーナーになった時に、「家はいくらしましたか?」とか「車はいくらの乗っていますか?」とか「金は持っていますか?」みたいな質問が多かったんですよ。皆んなが気になるのってそういう所だよなって思ったんですけど、ただ現状そこまで裕福な生活ができるわけではないし、何をどう発信したらいいのかいっぱい悩んでいます笑。

–発信する側としてシンプルさも大事だなっていうのを感じたという事ですね。

大森 それはめっちゃ思いましたね。前回で言うと鈴木選手が言っていたような事も必要だなと思いますし。ただ、やっぱり僕の意思としては黙っているだけではあかんなと思うので、オフラインで動いてみようかなと行動している感じです。

–まだまだ今後も色々模索しながらやり続けて、さらにいろんな手法が増えていく可能性もあるという事ですね。

大森 本当にいろんな方向に動きたいなと思っています。

–今回はフェザー級のトーナメントに出場が決まりましたけど、このオファーがあったという事は、ご自身ではどういう風に捉えていますか?

大森 かき回してほしいという意図はすごく伝わるし、安本チャンピオンが不動みたいな感じになっちゃったじゃないですか。なので、梅井泰成が優勝候補の筆頭にはなると思うんですけど、チャンピオンに1回負けているし「もう1回やって勝てるのか」って言われた時に皆んなの頭にはハテナが浮かぶと思うんですよ。じゃあ「翔選手が勝てるのか」って言われたら、ハテナではなくてむしろ無理なんじゃないかなって僕も思うので。そうなった時に僕だったら“ワンチャン”みたいなのはちょっと思ってもらえるかなっていうのはあって、僕が1番掻き乱していくダークホースにならないといけないなっていう思いはあります。

–大森選手的にも“何か大森ならやってくれる”という期待に応えたいという事ですね。

大森 そうですね。特に1回戦は可能性を見せないといけない試合だなと思っています。

–逆にそういう意味で1回戦は、プレッシャーなどのやりづらさはありますか?

大森 プレッシャーは全然ないですね。そういう感覚はないんですけど、フェザー級なのでなんか不安はあります。平野凌我選手とやった時ももっと楽に勝てると思っていたんですよ。ただ思っていたより苦戦したなっていうのがあって、試合だけ見たら翔選手の方が平野選手の事をボコボコにしているし、やっぱり1階級違うだけでかなり違うなっていうのは感じます。

–それで言うと、今回はフェザー級、前回も鈴木選手とは55kgで元いた階級、その前はまたフェザー級で試合をしていて試合毎に階級が変わっている状況ですが、今後も変わらず55kgでも57.5kgでも両方やっていく感じですか?

大森 さっき「1階級でかなり違う」って言ったんですけど、じゃあ全然できないのかと言われたらそういうわけではないんですよね。ナチュラルで60kg〜63kgなので、適正階級は55kgだと思うんですけど、どっちもやれたらなと思います。

–自分が求められる場所で常に戦っていくスタンスですね。

大森 僕らはそういうもんかなと思っています笑。

–門口佳佑選手も先日試合が発表されましたが、60kgだったじゃないですか。あれも役割だと思いますか?

大森 いやいや、あれは違いますよ笑。僕は本当に求めらているところにあるべきなのかなって思うんですけど、佳君の場合は行きたいところに行っているだけですからね笑。

–自らそこの道に進んで行っているような感じですね。60kgでやってみたかったり、この間は55kgでやってみたり。

大森 そうです。そんな感じしないですか笑?

–門口選手は自分が思うままにその都度やっているんだろうなって思っています笑。

大森 僕だってできるなら55kgでタイトルマッチをやりたかったですけど、悔しいけど大﨑孔稀が頭2つくらい抜けちゃっているので、すぐにはできないだろうなという思いもありました。

–その間で55kgでも57.5kgでもベルトを狙える位置に着々と近づいているような感じもありますね。

大森 55kgでも1位、57.5kgでも1位になったらおもろいですよね。

–今回の対戦相手が翔選手に決まりましたけれど、「会場とかでも話したりするような仲」と前回の会見で仰っていました。一方で「天敵のような相手」という事も仰っていたのが印象的だったのですが、相手としては大森選手のファイトスタイルからすると、翔選手のスタイルはやりづらいと感じる部分があるんですか?

大森 あまり言いたくないですけど、やりにくいですよね。誰が見てもやりにくいと思うので、けっこう嫌なタイプですね。逆に梅井と吉田君だったら吉田君の方がスタイル的に楽やなと思います。梅井は嫌だなと思うので、嫌な組み合わせを組んできたなと思っています笑。

–それぞれスタイルが違う選手が集まっていますが、それぞれに“やり辛さ”や“やり易さ”があって、この選手が上がってきたらいいなというのは大森選手の中にもありますか?

大森 勝つ負けるの勝率で言うと、吉田君が上がってきた方が楽に勝てるなと思っています。那須川さんに怒られそうで嫌なんですけど、吉田君は若いし、僕は若いファイターが得意なんですよね。スパーリングしていても若さってどこかに出るじゃないですか。僕10代でプロデビューするの反対なんですけど、10代でデビューしたファイターってスパーリングとかでも10代でデビューしたなって思うんですよ。20代でデビューしているやつと気持ちのブレ方が顔で分かるので全然違うんですよね。それは吉田君からも試合中に感じるだろうなって想定しています。

–20代で色んな経験をしてデビューしているからこそ、頭を使って考えて戦うことができるというイメージですか?

大森 20歳より上のやつってある程度諦めてきたやつだと思うんですよ。なので試合中でも「これじゃ無理だからこの戦い方に変えよう」っていう諦めができるんですよ。割り切りが見えるというか。けど10代のやつはずっと悩みながら迷いながらやっているイメージなんですよね。

–迷ってくれていた方が大森選手としては翻弄しやすいということですか?

大森 そうですね。彷徨っていると思うので笑。

–梅井選手とは家に泊まりに行くくらい仲が良いじゃないですか。

大森 仲良いですね。

–仲が良い選手と試合をするとなったら、やりづらさはないんですか?

大森 僕は全然親友でも思い切り殴れるんですけど、梅井は逆にやりにくいと思いますね。本当に僕はファイターの中でも1番大好きな先輩で、向こうもそれぐらい思ってくれていると思うんですよ。梅井は「りゅうを思い切り殴られへん」みたいな事を言っていたので、試合中に俺のこと殴れるのかとコソコソと言ってやろうかなと思います笑。

–試合前から一歩リードしたような状況ですね。

大森 自分に分がありますね笑。

–では仮に試合が決まったとしても、大森選手は気にせずいけるという感じなんですね。

大森 ただやっぱり複雑ではありますね。このトーナメントってどっちかがタイトル戦線から外れるじゃないですか。決勝で絶対にやりたいという思いはありますけど、複雑ではありますね。

–今回のトーナメントは勝って優勝しても内容が問われる事も可能性としてありますが、それでも勝ちに徹しますか?それとも魅せなければいけない所は魅せにいきますか?

大森 トーナメントに関してはめっちゃタチ悪いなって思いますけど、勝ちに徹するとか倒しにいくっていうのはどっちも意識したことがないんですよね。僕は自分の楽しいように戦っているだけというか、これが当たるなと思ったらそれを当てにいくっていう感覚でやっていて、いつも相手が倒れてくれているんです。そこに自分の魅力があるのかなと思います。例えば良星選手や京谷選手に膝を当てて倒したりとか、山田選手にバックブローを当てて倒したり、「うわ、そこで倒す?」みたいなタイミングで倒していると思うんですよね。なのでそういう所が自分の魅力だと思っているので、意外性にかけたいなと思っています。

–トーナメントに関しては、どのようなテーマを持って挑んでいますか?

大森 今のところ2回戦は全く考えていないので、『1回戦は間違いなく圧倒する』っていう事をテーマにしています。翔選手はランキングが7位で僕より下の位置付けになるので、しっかり上下がはっきりするような試合をしたいです。

–最後にいつも応援してくれるファンの皆さんにメッセージをお願いします。

大森 10月19日は57.5kgのトーナメントで、僕が“安本に勝つんじゃないか”と思わせるような試合ができると思うので、ぜひ楽しみにしていてください。

=”427″ class=”aligncenter size-full wp-image-296665″ />
翔インタビュー『”自分には一点突破しかない。ちょこちょこやっても絶対勝てないので、自分が勝っている所で勝ち切る』

–脱毛は順調に進んでいますか?

翔 そこからですか?順調ですよ笑。

–もう何回も通われているんですか?

翔 行ってない時もあったんですけど、ちょこちょこ通って9ヶ月くらい行ってますね。最近は夏だったのでバッチリ行ってました。

–もうヒゲ辺りも綺麗になってきましたか?

翔 ヒゲは通うのがちょっと遅かったので、あと何回かやらなければいけない状態でまだまだって感じです。

–どんどんハマっていくものですか?

翔 ハマるというか、顔をやったら次は脚をやるかってなって。それで脚をやったら、次は脇毛もいらないなってなっちゃうんですよね笑。

–1箇所脱毛したら他の部位が目立ってきて、気になってきてしまうって感じなんですかね?

翔 そうだと思います。あとは人それぞれだと思うんですけど、練習中に短パンでやっていると、モジャモジャしている人よりもスッキリしている人の方が良いかなって思えてくるんですよね笑。

–他の人の脚とかも気になりますか?

翔 やっぱり気になりますね。僕ずっと前まで男性と女性がどちらもいるジムでインストラクターをやらせてもらっていたんですよ。そしたら男性でも脱毛している人が結構多かったんですよね。脱毛していない人が悪いとかではないんですけど、やっぱりしていた方が清潔感があると思ったんですよね。

–格闘家も最近は綺麗にしている人が多いと思いますが、そういう清潔感もプロとして見られることを意識していますか?

翔 やっぱりプロとして見られるので大事かなと思います。

–脱毛を始めたのは大森隆之介選手のコメントがきっかけだったんですか?

翔 あれはそういう程になってるんですけど、前から行ってたんですよ。

–じゃあちょっとやってはいたんですね。

翔 そうなんです。ただ大森君があの会見でタイミングよく言ってきて、別の会場でもちょいちょい話して「お前変なこと言いやがってよ」って仲が良いので冗談まじりで話していました笑。

–その仲が良い大森選手と今回のトーナメントで試合をすることになりましたが、オファーがあった時点でやりづらさや迷いとかはなかったんですか?

翔 変な感じはしたんですけど、自分からしたら失うものはないというか。それこそ大森君は前回の試合で鈴木真彦選手に勝っているので、むしろ自分は55kgのトップ戦線にいくのかと思っていたので、このトーナメントに来た時は素直にテンションが上がりましたね。

–それはベルトに近づくチャンスという部分でテンションが上がっている感じですか?

翔 それもありますし、大森君が強いのは分かっていたので、知名度もあるし周りの反響が凄かったので、「トーナメントすごいね」ってよりも「大森とやると?」みたいな。それぐらい知名度もあって評価されている選手なので、これを食っちゃえばデカいなって思っています。

–大森選手と試合が決まった事は今までと反響が違うんですね。

翔 違いましたね。大森君が前回の試合で鈴木真彦選手に勝って、一気に“ドーン”と上がったっていうのもありますし、周りの皆んなが知っている選手なのですごく反響がありましたね。

–選手としての大森選手はどんな印象がありますか?

翔 純粋にすごいですね。結果も出していますし、会見の場とかでも自分の意見をバシッと言うので。それってSNSだったら否定してくる人とかもコメント欄とかでチラホラ見たりするんですけど、そういうのを恐れずにしっかり言ったりする所とか、リスペクトを持てる選手だなという印象です。

–翔選手は今回の試合で、自分の土俵である殴り合いの展開に持っていきたいのかなと思うのですが、どんな試合になると予想していますか?

翔 1番難しい相手というか、大森君は結構なんでもできるし倒せるし、距離も取ってテクニックで戦えるタイプだと思うんですよ。だけど自分はここ最近の練習でも「自分には一点突破しかないな」と思っていて、ちょこちょこやっても絶対勝てないので、自分が勝っている所で勝ち切るというイメージでいます。

–自分の土俵でとことん勝負していくという感じですか?

翔 そうですね。この試合が終わって本当に死んでもいいと思っています。

–「この試合にかけている」と会見でも仰っていましたが、それだけRISE WESTで育ってきたという自負もありますか?

翔 RISEはずっとプロになる前から見ていたし、ジムの先輩には元チャンピオンの花田元誓さんがいたりして、色んな団体のベルトと比べてRISEのベルトが1番がかっこいいなってずっと思っていたんですよ。自分は“RISEのベルトを獲った先”とかの余裕もないので、そこがゴールくらいの気持ちでいるんです。ベルトが獲れたらもうキックボクシングができない体になってもいいっていうぐらいにかけています。

–それぐらいボロボロになってでも獲りにいきたい?

翔 そうですね。

–反対のブロックでは梅井泰成選手と吉田晄成選手が戦いますが、どちらが勝ち上がってくると想定していますか?

翔 それが本当に分からなくて、吉田選手も梅井選手もどっちも上手なので、お互いにポイントを取れちゃうんですよね。だから五分五分だと思っているんですけど。周りでは「梅井選手が来る」っていう声が多いんですけど、僕は吉田選手が来るんじゃないかなって思っているんですよね。でも願望としては、僕は梅井選手に負けているのでお互いに勝ち上がって決勝でリベンジしたい気持ちはあるんですけど、客観的に見た時にどちらが勝ってもおかしくないんじゃないかなと思います。

–翔選手のストーリーとしては、梅井選手が上がってきてリベンジして王者からベルトを奪るというのが理想ですか?

翔 梅井選手を応援するわけではないですけど、自分中心で考えたらそれが理想ですね。

–このトーナメントに向けて特に練習している部分だったり、意識して強化している部分はありますか?

翔 常になんですけど、細かいテクニックのトレーニングというよりは、今回はいつもよりガチガチのスパーリングを多めにしています。自分のスタイルは3分3ラウンドを常に動いて当て続けるっていうパターンなので、スパーリングの数をこなして、キツイ攻撃をもらった時でも止まらないように意識してやっています。どれだけ顎にいいパンチをもらっても、その倍を殴るぐらいの感じでやっています。

–殴り合うことに特化しているんですね。

翔 それでぶっ倒されたら仕方ねえかってぐらい振り切って長所を伸ばしています。

–スパーリングは色々な所に行って練習されているんですか?

翔 出稽古に行かせてもらう事もあるんですけど、福岡というか九州の選手達が自分たちの所に来てくれる事も多いので、自分のチームのメンバーとも違うジムから来てくれる選手とも練習しています。

–じゃあ九州全域から練習に来てくれたりするんですか?

翔 連絡をもらってやっています。

–地域の皆んなで底上げしていくのは良いことですね。

翔 福岡のRISE WESTもちょっとずつ盛り上がってきているんですけど、やっぱり東京で試合をさせてもらっている自分から見ちゃうと、もっともっとレベルが上がっていっていかないと盛り上がらないなと感じています。その思いも背負っているから負けられないですね。

–これからもRISE WESTを自分が引っ張ってやっていきたいという思いもある?

翔 RISE出身ですけど細かくいうとWEST出身でそこで育ってきたので、WESTも本戦と同じくらい大きい所でやってみたいです。

–「ベルトを獲った先は考えていない」と仰っていましたけど、WESTを大きい会場でやってみたいという思いはありますか?

翔 ありますね。それこそ『RISE◯◯大会』ってあるじゃないですか。そこでまだ1回も福岡が出ていないという事は、福岡の選手が育っていない証拠ですし、実際盛り上がっていないというのが結果なので、まずは自分がこの福岡、九州で顔になれる選手にならないと、いつまで経ってもRISEの福岡開催は難しいのかなと思っています。福岡って都市としては結構デカいじゃないですか。だけどまだRISEは進出してきていないので、それはもう自分たちの力がない証拠なので、そう思うと悔しいですね。

–他の団体では福岡で大きいイベントをやっている中で、RISEとしてはできていない事に悔しさがあるわけですね。

翔 関西とかが特にそうで、大阪大会やりますって言っても、選手も揃っているし誰も文句を言わないじゃないですか。福岡大会をやりますって言ったら、現状で「福岡の中心選手って誰がいる?」ってなっちゃいますよね。それは自分達が悪いのでRISEさんにも「福岡大会やってくださいよ」って言えるぐらいに僕たちがならないとダメですね。

–ちなみにいつも見てくださっているファンの方達は、今回の試合で翔選手のどこに注目していたら良いですか?

翔 今回の試合は覚悟が違うなっていう所を見てほしいです。いつもよりもスリルがあるというか、試合内容で覚えてもらうしかないので、試合中の覚悟とか“殺されてもいいから殺しにきている”みたいな気迫を見てほしいですね。

–1ラウンドのゴングが鳴った瞬間から目を離さないでいてほしいという事ですね。

翔 3分3ラウンド常にいくぐらいの覚悟です。

–最後にいつも応援してくれている皆さんにメッセージをお願いします。

翔 いつも応援ありがとうございます。福岡からRISEを盛り上げて自分がRISEの中心に行けるように、皆さんの応援に応えられるように必ず結果を残しますので、10月19日は応援をよろしくお願いします。

■ RISE192
日時:10月19日(日)
会場:東京・後楽園ホール

<メインイベント 第7代RISEスーパーフェザー級(-60kg)王座決定トーナメント一回戦 3分3R延長1R>
常陸飛雄馬(TARGET SHIBUYA/同級3位)
vs.
GUMP(TEAM TEPPEN/同級4位)

<セミファイナル 第7代RISEスーパーフェザー級(-60kg)王座決定トーナメント一回戦 3分3R延長1R>
パヌワット・TGT(タイ/TARGET/同級1位・2024年スーパーフェザー級漢気トーナメント優勝)
vs.
細越竜之介(日本/team AKATSUKI/同級5位)

<第8試合 SuperFight! ミニフライ級(-49kg)3分3R延長1R>
宮本芽依(日本/KRAZY BEE/第4代RISE QUEENミニフライ級王者)
vs.
コ・ユナ(韓国/BodyKick GYM/WBKFアジア女子ミニフライ級王者)

<第7試合 フェザー級(-57.5kg)王座次期挑戦者決定トーナメント 3分3R延長1R>
梅井泰成(Mouton/同級3位・第4代RISEフェザー級王者)
vs.
吉田晄成(TEAM TEPPEN/同級15位・スーパーフェザー級15位)

<第6試合 フェザー級(-57.5kg)王座次期挑戦者決定トーナメント 3分3R延長1R>
大森隆之介(EX ARES/同級4位・バンタム級1位)
vs.
翔(REVOLT/同級6位)

<第5試合 ライト級(-63kg)3分3R延長1R>
伊藤澄哉(戦ジム/同級2位)
vs.
塩川琉斗(TOP STAR GYM/同級3位)

<第4試合 ライト級(-63kg)3分3R延長1R>
北井智大(チームドラゴン/同級5位)
vs.
ACHI(ONE LINK/TARGET)

<第3試合 ウェルター級(-67.5kg)3分3R>
竹内皇貴(チームドラゴン)
vs.
琉樺(LA GYM JAPAN/2025年RISE Nova全日本大会 -65kg級優勝・大会MVP・ISKAアマチュア世界選手権大会K-1カデットボーイズ65kg以下銀メダル)

<第2試合 ミニフライ級(-49kg)3分3R>
愛結菜(東北AVANTI/2023年RISE Nova全日本女子トーナメント -47kg級優勝・大会MVP)
vs.
HIYORI(NEXTLEVEL渋谷)

<第1試合 スーパーフライ級(-53kg)3分3R>
伊藤勇輔(HAYATO GYM)
vs.
おやっち(BRAVE FIGHT CLUB)