[週刊ファイト2月25日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼週刊ファイト秘蔵写真散りばめ送る70年代マット界外人レスラー草姿華紅彩画
by 猫山文楽拳
・外人レスラー多数襲来させファンの心をわし掴み!全日チャンカン
・大道芸人さながらのキワモノ感にワクワクが止まらなかった昭和の子どもたち
・みかけだおしも多かった
・50万枚を売りつくした空飛ぶ男のテーマ曲スカイ・ハイ
・新日本vs.インド軍団に端を発したタイガー・ジェット・シンと猪木抗争の顛末
70年代、具志堅用高がWBA世界Jフライ級王座に君臨しボクシングファンを沸かせていたおりしも日本マット界は世界各国から実力派キワモノ取り混ぜし外人レスラーが席巻、テレビのゴールデンタイムに生中継していたこともあり、プロレス人気は天井知らずの勢いを見せていた。
ことに70年代初頭の日本マット界に参戦した外人レスラーの顔触れはさながらサーカス団か見世物小屋と見紛うばかりの様相を呈していた。
1973年日本プロレスダイナミックシリーズを例にとってみる。
ハーリー・レイス、”妖鬼”ジョニー・バレンタイン、キラー・カール・クラップ、ルーベン・ファーレス、クルト・V・スタイガーetc.
対する新日本プロレスも負けじと、「ハンガリーの飢えた二匹の狼たち」ヨーショ・モルナー、A・ウエーバーを筆頭に怪しげな選手からストロングファイターまでワールドワイドに網羅する。
一方国際プロレスはというとヘビー級の外人選手を大量投入、賞金を巡ってにぎにぎしくバトルロイヤルで闘わせる黄金期ならではのなんとも豪勢な興行を繰り広げた。