[ファイトクラブ]ビック・ジョン・クイン訃報-WWE株価100ドル-新日AEW-影響TIME誌

[週刊ファイト5月2日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼ビック・ジョン・クイン訃報-WWE株価100ドル-新日AEW-影響TIME誌
・国際プロレスのエース外国人カナダ出身ビック・ジョン・クイン
・WWE株価100ドル突破もスーパースター・シェイクアップは非常ベル
・世界から取り残されガラパゴス化するRIZIN、新日、毎週恒例のAEW
・TIME誌選出「世界で最も影響力のある100人」ドウェイン・ジョンソン


―― 前号の表記が『4月18-25日合併号』でしたが、実際は今号が2週分の特大ボリューム収録ということになります。なので、あえて電子書籍ジャーナルの順番も時間順にわけました。

オフレコ ファイトクラブの方は順次公開してあるので、桜井マッハ速人が選挙に出ることは記事に発表済み。当選したんだけど電子書籍でまとめるに際して、海外情報局のように追加修正するものもあれば、2週分ということで、あえてわざとそのまま収録にする場合もある。今号に関しては時間軸を明確にする必要を感じたから。

―― あと、この対談は「今週なにがあったか」の東京編集部による最終アンカーの役目も負っていて、関西本部が担当する「記者座談会」とか、他のライターの記事で抜けているものをおさらいする命題もあります。そうなると、ビック・ジョン・クインの訃報がありました。

オフレコ たまたま写真が見つかったので、ジョニー・クイン名義だった日本プロレス時代のアントニオ猪木戦を出すけど、やはり国際プロレスに外国人エースとして来日していた時しかリアルタイムでは見てないなぁ。記憶に残るのはラッシャー木村戦かなぁ。

―― カナダのオンタリオ州ハミルトン出身。英国ジョイント・プロモーションズや西ドイツのキャッチ・レスリング・アソシエーションでもトップ扱いで観客動員に貢献しています。欧州での人気が一番高かった選手でした。なのでカナダ人なのに、1984年5月の新日本プロレス第2回IWGPリーグ戦にヨーロッパ代表として参加してます。但し、この時点ではピークを過ぎてました。苦肉の策で欧州代表にされたのは覚えてます。

オフレコ 訃報ニュースは毎週出てくるんだけど、取り上げられない選手の方が圧倒的なんだから、77歳没と長生きした方だろう。あのワンショルダーのタイツを広めた元祖の一員だと思う。合掌。

WWE株価100ドル突破もスーパースター・シェイクアップは非常ベル

―― それにしても『レッスルマニア』週間のマスコミにとっては地獄のような長時間興行の連発の疲れが取れてません。まして今週は、RIZINが7時間もやってしまいました。

オフレコ 海外情報局と被ることはこの対談では繰り返さないけど、そりゃウォール街の評価というのは、将来のキャッシュフローなんだから、秋から放送権料ががっぽり入るのだからアナリスト評価では株価100ドル突破が正当化されるんだろうけど、毎週というか、毎日WWEを見ている専門誌記者にすれば、編成替えスーパースター・シェイクアップやったのに、RAWやSmackDownの中身はダメなままじゃないかという。実際、視聴率数字が大きく落ちていることは別項で活字にしてある通りや。

―― 我々のように国内外のプロレス、格闘技を全部おさらいして、グローバル視点での大人の楽しみ方を啓蒙していく媒体からしたら、レスリングの質という肝心かなめの内容面でも、それからテレビ作りの構成や技術的な実験からも、圧倒的に世界でNo.1の番組はNXTなんですが、お茶の間向きのRAWやSmackDownはなんでこうなるのかという・・・

オフレコ それは格闘技のフジテレビ版RIZINにも言えて、大衆向きだとRENAがレベルの落ちる相手に勝ち、那須川天心がKOする、あの構成でいいんだという問題にも繋がる。

―― だいたい、誰も指摘しませんけど、今回のRIZINは「計量全員合格」ということなんですが、RENA戦は契約体重が51kg契約と、大晦日の時の49kgから2kgも大幅アップなんですよ。春の大会は年間計画を見据えて、スターたちが勝利するマッチメイクになるのは仕方ないんですが、プロテクトが露骨なのを指摘しないと専門媒体の分析になりません。

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