ルーシュが反則暴走でLAパーク組が勝利「CMLL アレナメヒコ金曜定期戦」

(C)CMLL

 6月8日(現地時間)にメキシコ・アレナメヒコで『アレナメヒコ金曜定期戦』が開催された。
 今大会は、抗争が続く、LAパークとルーシュが、またしても6人タッグマッチで激突。反則絡みとはいえ、ルーシュ率いるロス・インゴベルナブレスは、LAパークに連敗しているだけに、今回こそ勝利したいところだ。LAパークは、なんとCMLLの対抗団体であるAAAの年間最大イベント「トリプレマニア」のメインで、4WAYマスカラ戦(敗者覆面剥ぎマッチ)を行う事が決定しており、しかも、これはCMLLが許可したという事で大きな話題になっている(LAパークはフリーとしてCMLLと契約しているが、CMLL常連選手が同時期にAAAに出場する事は通例では認められない)。試合は、大乱戦となるが、当然、抗争中のLAパークとルーシュの絡みが多くなる。一本目はルーシュがコーナーポストからのドロップキックを放つが、LAパークが上手くよけてレフェリーに誤爆。ルーシュの反則負けとなった。続く二本目もLAパークがルーシュに強烈なスピアーを仕掛けるが、ルーシュがレフェリーのカウントを手でとめてなんとかフォール負けは逃れたものの、その後、切れたルーシュはLAパークに反則のローブロー。レフェリーの目の前だったので、またしてもルーシュは反則負け。しかしルーシュの暴走は止まらず、LAパークの覆面を剥いでしまったのだった。そしてルーシュはLAパークとシングルマッチを要求するが、LAパークは、なんとマスカラ・コントラ・カベジェラ(敗者、覆面剥ぎ、髪切りマッチ)を要求。この両者の抗争はまだまだ続きそうだ。
 また、セミファイナルには、AAAのトップ選手だったレイ・フェニックスが鳴り物入りでCMLLに登場。新旧ミスティコことカリスティコ、ミスティコと組んで、CMLLを代表するルードの大物ウルティモ・ゲレーロ、ネグロ・カサス、そしてCMLL新鋭ルードのバルバロ・カベルナリオと対戦した。初登場となるフェニックスが二本目、大物ゲレーロからフォールを奪えば、三本目はミスティコが掟破りの逆カシータでカサスを、そしてカリスティコがラ・ミスティカでカベルナリオを仕留め、人気者チームが会心の勝利となった。

■ CMLL アレナメヒコ金曜定期戦
日時:2018年6月8日(現地時間)
会場:メキシコ・アレナメヒコ

<6人タッグマッチ>
○LA.パーク、ボラドールJr.、イホ・デル・LAパーク
 2-0
●ルーシュ、エル・テリブレ、ベスティア・デル・リング

<6人タッグマッチ>
○カリスティコ、レイ・フェニックス、ミスティコ
 2-1
●ウルティモ・ゲレーロ、ネグロ・カサス、バルバロ・カベルナリオ

<シングルマッチ>
○エチセロ
 ジャベ
●ストゥーカJr.