「息子を殺してくれ」初代タイガーマスク・佐山サトル、7・3後楽園『原点回帰プロレス』へ向け“大鵬三世”納谷幸男に父公認の死の特訓中!!

 間近に迫った7・3後楽園ホール『新間寿プロデュース 初代タイガーマスク佐山サトル認定 原点回帰』プロレスの会見が帝国ホテルタワー『北京』にて行われた。

元祖過激な仕掛け人・新間寿氏

 先日、実家の住職を継いだ実弟を亡くしたプロデューサー新間寿氏は心労で言葉が出なくなったと沈痛な面持ち。しかし
「今までのリアルジャパンっていう試合は全く面白くなかった。『ドラディション』に来日したボブ・バックランドと流智美氏に通訳して貰って会話したが、『あの頃は良かったな』。結果的にそこへ落ち着いてしまう」
と、新間節を展開。
「プロレスの発展は何か。マスコミと主催者側が一体になったプロレスほど面白いものはない。ストロング小林戦も実行委員会を作って…」
と振り返り、昨今の、団体からメディアへの一方通行の流れに疑問を呈すると、
「今度の試合(7・3後楽園)がつまらなかったら、ホテルニューオータニにリングを組んでマスコミとイベントをやりたい」
と述べた。
 また、8月25日(土)に行われる、北陸の日蓮宗の本山・妙成寺でのプロレスを中心にした新間氏・佐山サトル主催イベント開催を発表。初代タイガーマスク・佐山サトルと、“大鵬三世”納谷幸男が特訓を行った事でお馴染みの境内で、永年取り組んでいる『虐め撲滅キャンペーン』の一環として試合(納谷らが出場予定)を行う。また、子供達の健全な育成の為、プロレス教室なども開催予定とのこと。

 続いて、新間恒寿UWA海外国際部長が
「新しい気持ちで新しい選手と共に、新しい目標の下に、かなり景色が変わった」
と、前置きしてカードを発表。

初代タイガーマスク・佐山サトル(左)と新間恒寿UWA海外国際部長(右)
 

 7・3後楽園大会の目玉であるマスクマントーナメントについて
「UWA招待選手は、中南米の刺客(初代)ブラック・タイガーの意志を継いだイホ・デ・ブラックタイガーと、欧米からの刺客で、先代の血を継ぐブラックタイガー・ジュニアを送り込む」
と述べると
「自分はUWAよりの立場なので、UWA推薦選手同士で決勝を戦って欲しい」
と、絶対エース スーパー・タイガーを擁するリアルジャパンへまさかの宣戦布告。さらに
「UWA・リアルジャパンと改称して欲しい」
と不穏な発言で締めくくった。

初代タイガーマスク・佐山サトル(左)と岩崎孝樹(右)

 このあと選手のコメントに移り、初参戦となる岩崎孝樹が登場。初代タイガーマスク佐山サトルの隣へ緊張した面持ちで立つと
「非常に興奮しております。原点回帰ということで、自分のプロレスを貫いて、なにか遺せるように全力でやりたい」
と述べた。

スーパー・デストロイヤー

 腕組みをしたスーパー・デストロイヤーは通訳を伴って登場し、
「対戦相手がどうなるか解らない」
と短く死刑宣告。

“大鵬三世”納谷幸男(左)とKAZMA SAKAMOTO(右)

 タッグでの対戦となるKAZUMAと納谷は並んで登場。
 KAZUMA
「堅っくるしくならないで、自分らしいプロレスが出来たらいい。崔さんと組んで、対戦相手は河野さんと、昔の匂いがするなーっていう感じで、楽しみ。そして幸男君、デカい相手とやるのは得意なので、自分らしいプロレスを幸男君に教えたい」

 納谷
「大先輩と試合が出来る事がありがたい事だと思うので、この中でどうやったら自分が闘えるか、しっかり考えてやっていきたい」

とそれぞれコメントした。

 初代タイガーマスク・佐山サトルは今回の出場選手を国際的、ストロングスタイルの両面で
「何倍にもレベルアップした」
と評価。
 世界で通用する選手として期待を掛ける納谷に関しては
「お父さんから『殺すつもりでやってくれ』と言われている」
と、猛特訓を課している事を明かした。

 山本喧一のジム「パワー・オブ・ドリーム」出身の松本崇寿、WWEでも活躍したKAZMA SAKAMOTO、ユニバーサルプロレスで大活躍したブラソ・デ・オロの息子といった顔ぶれを見れば、佐山の言葉通り、インターナショナルに、かつストロングスタイルな試合が期待される。
『真剣勝負ではないがガチンコ』
とのカミングアウトにはじまって、ストロングスタイルのプロレスを再定義し、具現化してきた『原点回帰』。昭和のノスタルジー、郷愁だけに留まらず、大人のプロレスファンが本当に夢中になり、面白いと思える新たなストロングスタイルのプロレス興行となりそうだ。
 
■ 新間寿プロデュース 初代タイガーマスク佐山サトル認定『原点回帰』プロレス第3弾〜世界マスクマン・トーナメント開幕戦〜
日時:7月3日(木) 開場17:30 開始18:30
会場:東京・後楽園ホール

<タッグマッチ 30分1本勝負>
河野真幸(WRESTLE-1) “大鵬三世”納谷幸男(リアルジャパンプロレス)
 vs.
崔領二(プロレスリング LAND’S END) KAZMA SAKAMOTO(フリー)

新間恒寿UWA海外国際部長コメント
「(納谷・河野は)大型コンビ。かつて東京タワーズ(G・馬場&坂口征二組)がいたが、今なら東京スカイツリーズ…はカッコ良くないので、皆さんで考えてもらいたい。(暫定で)『平成の東京タワーズ』」

<6人タッグマッチ 45分3本勝負>
佐藤光留(パンクラスMISSION) 岩崎孝樹(DNA) ブラソ・デ・オロ・ジュニア(メキシコ)
 vs.
バイキン・キッド(メキシコ) レイ・アンヘル(メキシコ) マスカラ・ディアブロ(メキシコ)

新間恒寿UWA海外国際部長コメント
「日本人が入ったルチャの6人タッグはリアルジャパンでは初。(先代の)ブラソ・デ・オロと仲が良かったので、亡くなった後に、そのファミリーをリアルジャパンに呼べることは非常に嬉しい。他の家族も呼んでいこうと思っている」

<シングルマッチ 20分1本勝負>
間下隼人(リアルジャパン)
 vs.
松本崇寿(リバーサルジム立川 ALPHA)

◎世界マスクマントーナメント開幕戦4試合
※相手のマスクを故意に剥いだとレフェリーが判断した場合は即反則負けとなる。
時間切れ引き分けの場合は双方その時点で失格。

<世界マスクマン・トーナメント開幕戦A 30分1本勝負>
スーパー・タイガー(第13代レジェンド王者/リアルジャパンプロレス)
 vs.
ドス・カラスJr.(メキシコ)

<世界マスクマン・トーナメント開幕戦B 30分1本勝負>
イホ・デ・ブラックタイガー(UWA)
 vs.
トスカーノ(メキシコ)

<世界マスクマン・トーナメント開幕戦C 30分1本勝負>
ドン・クロコダイル(オーストラリア)
 vs.
スーパー・デストロイヤー(国籍不明)

<世界マスクマン・トーナメント開幕戦D 30分1本勝負>
ブラック・タイガー・ジュニア
 vs.
スーパー・デストロイヤー(国籍不明)

※準決勝・決勝は9・20後楽園ホールにて行われる。
9・20予定試合
<世界マスクマン・トーナメント 準決勝>
Aの勝者
 vs.
Bの勝者

Cの勝者
 vs.
Dの勝者

<世界マスクマン・トーナメント 決勝>

■主 催:『原点回帰』プロレス実行委員会
■特別協賛:WILL株式会社
■協 力:UWA/リアルジャパンプロレス
■席種・料金:VIP席(特典付):12,000円/RS席:8.000円
/A席:6.000円/ B席:5.000円/トライアルシート:3,000円
■問合せ :ユーレカ事務局 03(3833)3662

■チケット申し込み:
・e+(イープラス)https://eplus.jp/tiger/(PC&携帯)
ファミリーマート店内Famiポート
・チケットぴあ(Pコード:839-175):0570-02-9999、チケットぴあ店舗・セブンイレブン・サークルK・サンクス各店
・ローソンチケット(Lコード:34123):0570-000-732(オペレーター受付)、ローソン各店
・後楽園ホール:03-5800-9999、プロレス・マスク・ワールド:03-6261-1988、チケット&トラベルT-1:03-5275-2778、書泉グランデ:03-3295-0017、リアルジャパンオフィシャルショップほか