[週刊ファイト6月7日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼ケン・片谷『メシとワセダと時々プロレス』㊹
えっ!? これで100円? 100円朝食の謎に迫る
・30年以上前から早稲田大学の学食を利用
・『大隈定食』サバの塩焼きと鳥の唐揚げ500円
・100円朝食???
・月曜から金曜の朝8時~8時45分の間、先着100名限定
・どうやって100円朝食は成り立っているのか?
・中には一度食べた後、すかさずまた列に並ぶ強者
オイラは学食ヘビーユーザー! 『大隈定食』は一番人気! 年に二回のお楽しみ! 100円朝食。肉と魚が選べる! これで100円。
どうして100円でやっていけるの? 100円朝食の謎とは? 後輩思いのOBの愛情が100円朝食を支える!
年に二回のお楽しみ!
今年も『100円朝食』の季節がやって来ました!
学生にとって、お財布にも体にもやさしい『学食』は、大学生活の中でなくてはならない場所ですよね。
『安かろう不味かろう』は過去の話。今や学食も大いに工夫が凝らされ、いっぱしのカフェと見紛うようなメニューまで揃っているのです。
かく言うオイラも、学食ヘビーユーザーの一人です(笑)!
実は、30年以上前から早稲田大学の学食を利用しているのです。
大学浪人時代、早稲田大学正門近くの予備校に通っていたため、ランチは必ず早稲田の学食で食べていました。
あの頃、既に自分が早大生になったような大きな勘違いをしてしまったことが、入試に失敗してしまった要因だったのかも知れませんね。
それはさておき、当時オイラが決まって食べていたメニューがあります。
それは、コロッケ定食とカレーライスです。
特にコロッケ定食は、カニクリームコロッケが2個とキャベツの千切り、ご飯と味噌汁がついて、250円という安さでした! また、学食の定番ともいえるカレーライスは、たしか170円だったと記憶しています。
残念ながら、現在はコロッケ定食はメニューから姿を消し、早稲田大学の学食はオシャレに生まれ変わっています。
しかしながら、学食の他にもキャンパス内には大手コンビニエンスストアが複数存在し、また、大学周辺には“ワセメシ”と呼ばれる飲食店がたくさんあるため、早大生の学食離れが顕著であることも事実です。
大学側も、何とか学生を学食に呼び戻そうと、必死です。
月替わりで、期間限定のご当地メニューを出したり、早慶戦の前には、野球部応援メニューを出したり…。
早稲田大学のメインキャンパス、通称“本キャン”には学食が二ヶ所あります。
ここでは、大隈講堂横の『大隈庭園』内にある『大隈ガーデンハウス』をご紹介します。
静かな庭園を抜けていくと、その先に大隈ガーデンハウスはあります。建物の2階と3階の2フロアを使ったとても広い学食です。
ここで毎日多くの早大生の胃袋を満たしているのです。
大きく分けて、2階は好きなおかずやご飯の量等を選び、自分好みにカスタマイズできるカフェテリア形式。3階は麺類や定食を扱っている大衆食堂スタイルとなっています。
両者は、料理の内容や営業時間も異なるので、好みが分かれるところです。
ちなみにオイラは3階の方が好きです。
なぜなら、2階だと組み合わせが無限にあり、なかなかメニューを決められないのと、ついついおかずを取り過ぎてしまって食べ過ぎ&浪費してしまうからです(笑)!
3階には、ダントツの人気メニューがあります。その名も『大隈定食』!
いかにも、早稲田大学の学食を代表するかのようなネーミングですね。それもそのはず、メインのおかずにサバの塩焼きと鳥の唐揚げがついた豪華版! これなら、魚にしようか肉にしようか迷うこともありません。さらに、選べる小鉢にご飯と味噌汁が付いて、なんとワンコイン! たったの500円でいただけるのです。
オイラはこれにラーメンも付けちゃいます(笑)! それでも1000円しないのですから嬉しいですよね。
学食では年に二回、とっても楽しみなイベントがあります。
それは『100円朝食』です!
普段からお得感満載の学食ですが、毎年春と秋の2回、朝の定食がたった100円で食べられる期間があるのです!
ひゃ、100円ですよ! 今時100円じゃあ、あんパンひとつだって買えませんよ。
ははぁ~ん、どうせ大した内容ではないと思ってはいませんか?
ところがどっこい! これが立派な定食なんですよ!
100円朝食は、早稲田大学の4つのキャンパス(早稲田キャンパス、戸山キャンパス、西早稲田キャンパス、所沢キャンパス)で行われます。
春と秋にそれぞれ2週ずつ、全て被らないように行われるので、半期にMAX8週間、およそ2ヶ月間に渡って100円朝食を楽しむことができるのです!
気になるその内容は…?