4・13北沢タウンホールで「筋肉を使って街を活性化」を合言葉に、近い将来、新団体「ソウルモードプロレスリング」を旗揚げすることを宣言した原学が、3回目の主催興行となる6・21新木場1stRINGで、バトラーツ時代の“兄弟子”日高郁人(ZERO1)と対戦することを表明した。
新団体旗揚げに向け、同志を集めるべく、ワンマッチの無料興行をスタートさせた原。主催興行第1弾となった4・13では、佐藤光留(パンクラスMISSION)と25分を超える激闘の末、敗れた。5・25新木場での第2弾興行では、爆破王座を保持する宮本裕向(666)との異色対決を実現させた。
原は、宮本とはシングルはおろか、タッグでも対戦した経験がなく、文字通りの初対決。ふだんはハードコアを得意とする宮本だが、「郷に入れば郷に従え」で、この日は師匠・ミスター雁之助仕込みのグラウンドレスリングとキックで応戦。手に汗握る一進一退の攻防が10分以上続いた。
勝負を決めにいった宮本は、師匠直伝のファイアーサンダーを繰り出したが、原は執念でカウント2でクリア。ならばと、宮本はラリアットをたたき込み、コブラツイストを決めると、グラウンドに持ち込んで渾身の力で絞め上げて、原からギブアップを奪った。
惜しくも敗れた原はマイクを持つと、「前回より5人くらい、お客さんが増えたと思う。ワンマッチ興行という条件で、出てくれる選手が少ないなか、佐藤選手、宮本選手には感謝します。外から見てきた宮本選手の隠し持ってる部分が出たと思う。こっちのスタイルに合わせてくれて、オリジナルを出してくれて、勝利を奪って、語らず帰って行って素晴らしい。プロレスは2回目、3回目は何が起こるかわからない。いつかリベンジしたい」と再戦を熱望した。
そして、原は次回興行となる6・21での対戦相手について、「ボクのプロレス人生において、欠かせない人物、日高郁人選手と戦います。デビューして間もない頃、シングルでやって10年以上経ってる。ソウルモード代表として、勝利したい」と宣言。
原にとって、日高はデビューしたバトラーツ時代の兄弟子で、石川雄規とともに、師匠的な存在だ。
バックステージに戻った原は「前回より、お客さんも入ったと思うし、手応えはあった。『どう見ても、原が勝つ』というような試合より、みんなが認める選手とやっていきたい。宮本選手とは1度も当たったことはなかったけど、予想以上にグラウンド、打撃の技術があって対応力があった。同じ世代だし、お互いにやることもあるだろうから、1戦1戦成長していくところを、お客さんに見せたい。日高選手はお世話になった先輩で、食事に行ったりで会ったことはあるけど、試合はしてなかった。プロレスラーならではの恩返しの意味で、強くなった姿を見せたい。敬意を持って殴らせてもらいたい。忘れかけたバトラーツ魂を見せたい」と、来たるべき日高戦に向け闘志を燃やした。
一方、原との初対決を制した宮本は「本当はこういうレスリングが好きなんです。今、派手なプロレスが、お客さんに受け入れられてるけど、古き良きものも伝えていきたい。平日の昼間、夕方というシビアな時間帯ですけど、そのなかで、ああいう試合がやれて、新鮮だったし楽しめた。チャンスがあれば、また呼んでほしいし、原選手とも再戦したい」と満足げに語った。
★5・25新木場大会より、レースクイーン、モデルなどとして活動するタレントの多井子さんがソウルモード専属リングアナに就任した。多井子さんは4月21日に都内で開催されたボディビルの「2018NPCJグランプリシリーズ・ニュージェネレーション・クラシック」の「ウイメンズアスリートモデルノービス」部門の優勝者。
■原学主催興行「ソウルモードプロレスリング」
日時;5月25日(金)
会場:東京・新木場1stRING(16時20分開始)
観衆未発表
<20分1本勝負>
○宮本裕向
14分15秒、グラウンド・コブラツイスト
●原学
※次回興行
6月21日(木)東京・新木場1stRING(16時半頃予定=後日発表)
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