(C)Absolute Championship Berkut
5月19日(現地時間)にイギリス・ノッティンガムで『ACB 87: Nottingham』が開催された。
このアブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクートはロシアの総合格闘技団体。団体名のベルクトはコーカサスで尊敬されている鷲の名前から取っている。2012年から精力的に大会を開催してきたMMA団体で、ロシア人同士だけではなく、ロシア勢が(ロシアから見て)海外勢と対戦するカードも多く組まれる国際的な大会だった。しかし、最近はチアゴ・シウバ、ポール・ブエンテロ、マイク・カイルという世界的に有名な元UFCファイターと契約し、ロシア対世界ではなく、ワールドワイドなMMA団体となり、世界各国での大会開催を発表。2017年1月には遂にアメリカ進出も果たした。そして現在、ACBはロシアを本拠地としながら、全世界で大会を開催している。
今大会は英国進出となり、イギリス人戦士を大量に投下。世界的なMMA団体になっている事を強く印象付けた。メインは元UFC戦士であるロバート・ホワイトフォードに、英国BAMMAやACBで実績を積んできたキーン・ムサが対戦。典型的なメジャー団体経験者対ロシア欧州で伸びてきた選手のサバイバルマッチとなった。試合は、僅差ながら、テイクダウンを奪ってポイントを稼いだホワイトフォードが判定勝ち。試合前は乱闘騒ぎを起こした両雄だが、ホワイトフォードがメジャー経験者の強さを見せつけた。
同じく元UFC戦士の水垣偉弥、アンドレ・ウィナーも参戦し、それぞれ勝利している。
■ ACB 87: Nottingham
日時:2018年5月19日(現地時間)
会場:イギリス・ノッティンガム モーターポイントアリーナ
<フェザー級>
○ロバート・ホワイトフォード(英国)
判定 2-1
●キーン・ムサ(英国)
<ミドル級>
○ピョートル・ストルス(ポーランド)
判定 2-1
●フェルナンド・ゴンザレス(米国)
<バンタム級>
○水垣偉弥(日本)
判定 3-0
●ピエトロ・メンガ(英国)
<ミドル級>
○イブラヒム・チュチュガエフ(ロシア)
判定 3-0
●マイク・ローデス(米国)
<バンタム級>
○ロブ・エマーソン(米国)
判定 3-0
●シャミル・シャフブラトフ(ロシア)
<ライト級>
○アンドレ・ウィナー(英国)
2R 1分03秒 リアネイキドチョーク
●アダム・アリエフ(ロシア)
<フェザー級>
○アレックス・ギルパン(米国)
3R 0分47秒 ギロチンチョーク
●アドラン・ママエフ(ロシア)