ライアン・ベイダーがキング・モーにTKO勝ち!サンノゼBellator 199

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 5月12日(現地時間)にカリフォルニア州サンノゼで『Bellator 199: Bader vs. King Mor』が開催された。
 BELLATOR(ベラトール)は、アメリカを本拠地として2009年に設立された、総合格闘技団体。本国アメリカでは「スパイクTV」で放送され、設立わずか7年で世界第2位の団体に上り詰めた。ド派手な演出やファンの心を鷲掴みにするマッチメイクは、スポーツライクな路線を突き進む他のプロモーションとは一線を画している。
 今大会は、ヘビー級グランプリ一回戦、ライアン・ベイダーとキング・モーの一戦がメインで組まれた。UFCで活躍後リリースではなく契約解除を申し出て、鳴り物入りでベラトール入りしたベイダーと、日本の戦極で活躍、ライジンでも初代グランプリ王者に輝くなど日本と馴染み深いモーの対戦。下馬評では現在4連勝中のベイダーが有利となっている。試合は何と秒殺決着、試合開始直後、ベイダーが踏み込んで左フック一閃、これが命中してモーがダウン。獲物に襲い掛かるようなベイダー画追撃のパウンドをレフェリーがストップして、ベイダーがTKO勝ちした。
 更に、元WSOF王者として鳴り物入りでベラトール入りした非UFCウェルター級最強と言われるジョン・フィッチが人気者ポール・デイリーと対戦。堅い試合が多いという事でUFCからリリースされた後も、キャラが被るジェイク・シールズや岡見という堅い試合をする相手にも圧勝してWSOF王者に君臨していたフィッチが遂にベラトールでデビュー戦を行う事になった。試合は1Rこそデイリーの打撃で追い込まれる場面があったものの、その後はフィッチ得意のテイクダウンからグランドで上を奪い続け判定勝ち。フィッチらしい試合運びでベラトール初勝利となった。
 更に、ヘビー級戦はかつてミルコ・クロコップに勝利したシーク・コンゴとセルゲイ・ハリトーノフをKOしたハビー・アヤラが対決した。試合は突っ込んできてアヤラがコンゴを金網に追い込むも、コンゴのカウンター右が炸裂し、アヤラがダウン。追撃のパウンドをレフェリーが止め、コンゴのTKO勝ち。ヘビー級らしい迫力満点の試合となった。

■ Bellator 199: Bader vs. King Mo
日時:2018年5月12日(現地時間)
会場:アメリカ・カリフォルニア州サンノゼ

<ヘビー級グランプリ1回戦>
○ライアン・ベイダー(米国)
 1R 0分15秒 TKO
●キング・モー(米国)

<ウェルター級>
○ジョン・フィッチ(米国)
 判定
●ポール・デイリー(英国)

<フェザー級>
○アーロン・ピコ(米国)
 1R 1分10秒 TKO
●リー・モリソン(米国)

<ヘビー級>
○シーク・コンゴ(フランス)
 1R 2分29秒 TKO
●ハビー・アヤラ(米国)

<ライト級>
○アダム・ピコロッティ(米国)
 3R 4分41秒 リアネイキドチョーク
●カリントン・バンクス(米国)