ダニエル・スウェインが一本勝ち!中国開催M-1 Challenge 91

(C)M-1

 5月12日(現地時間)に中国・深セン市で『M-1 Challenge 91』が開催された。
 M-1 Global(エムワン・グローバル)は、ロシアの総合格闘技団体で世界規模で開催されている。会長はワジム・フィンケルシュタインであり、副社長はセルゲイ・マトビエーンコである。かつてM-1 GlobalはAffliction、ゴールデンボーイプロモーションズ、アメリカの億万長者であるドナルド・トランプと協同して『M-1 Global & Affliction』という大規模なトーナメントを始めた事もある。
 今大会では中国開催となり、メインでは パンクラスでも活躍したダニエル・スウェインが、地元中国のムウヌルティエビエケと対戦。スウェインがキックで攻め続けると、ムウヌルティエビエケが足を掴んで倒そうとする。しかし、そこでスウェインが回転して足をとって膝十字。これががっちり極まってムウヌルティエビエケがタップし、スウェインが見事に一本勝ちをした。
 セミファイナルでは元ベラトール戦士であるミハイル・ザヤツと元UFC戦士のオ・マガリャエスのライトヘビー級戦となった。ザヤツはコマンドサンボ王者でM-1で活躍した後、ベラトールに参戦し、レナード・ババルにも勝利した実績を持つ。2014年以降、試合をしていなかったが、2017年に約3年ぶりにMMA復帰して勝利。その勢いも買われ下馬評ではザヤツが有利となっている。試合は1Rにザヤツの右フックがマガリャエスの顎を打ち抜きダウンを奪うが、その後はスタンドの展開が続く。ザヤツはテイクダウンを試みるがマガリャエスも耐え、勝負は判定にもつれ込んだ。ダウンも奪い、スタンドでも攻めていたザヤツが判定で勝利した。

■ M-1 Challenge 91
日時:2018年5月12日(現地時間)
会場:中国・深セン市

<フェザー級>
○ダニエル・スウェイン(米国)
 1R 1分04秒 膝十字
●ムウヌルティエビエケ(中国)

<ライトヘビー級>
○ミハイル・ザヤツ(ロシア)
 判定 3-0
●カイオ・マガリャエス(ブラジル)