[週刊ファイト5月17日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼どんたく2連戦大熱狂! オカダIWGP新記録 世界のジェリコ降臨
photo & text by TERUZ
・どんたく1日目はケニー締め バレットクラブ内紛にオチつかず
・ジェリコ観客席からサプライズ乱入! 世界に内藤戦をプレゼン
・ケニー、Cody、飯伏以外がウルフサイン! バレクラ一致団結?
・オスプレイ躍動! Jr.王座戦が大会場2大会連続ベストバウト
・棚橋弘至が魅せたスリリング博多ナイト! オカダ新記録達成
・世界揺らしたオカダ-ケニーが大阪城究極戦! 無制限3本勝負
■新日本プロレス『レスリングどんたく2018』
[1日目]
日時:5月3日(木祝)17:00
場所:福岡国際センター 観衆4,066人(主催者発表)
[2日目]
日時:5月4日(金祝)17:00
場所:福岡国際センター 観衆6,307人(札止め=主催者発表)
10年連続開催の新日本プロレス『レスリングどんたく』は史上初の2連戦となり、5月3・4日に福岡国際センターで開催された。
ビッグサプライズは2日目、WWEスーパースターであるクリス・ジェリコの乱入だろう。タッグ戦に勝利して勝ち名乗りを受けた後の内藤哲也を、覆面男が花道で急襲する。リングに戻された内藤はさらに追撃を受けるが、覆面男が自らマスクを脱ぐと、正体はジェリコ。1・4東京ドーム大会にワンマッチ参戦していたが、事実上の再参戦をアピールした格好となった。内藤vs.ジェリコは6・9大阪城ホールでの対戦となる。
2日目メインは、IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカの防衛戦。ここまで11度の連続防衛を達成しているオカダには、史上最多となる12度目の記録がかかる。挑戦者は、もう一人の11度連続防衛記録経験者である棚橋弘至。実に2年4か月ぶりの同王座挑戦となった棚橋は、ここまで怪我や欠場に泣かされてきた。
会場は大タナハシコールが巻き起こり、棚橋の完全復活を祈る。声援に乗って棚橋は躍動、リング内外でハイフライ弾を決める。この顔合わせは新日本をV字回復へと導いた看板カードであるが、そのスリリングさが再現されたことで大熱狂。棚橋のコンディション向上は明らかで、経験の豊富さからくる攻めにはベルト奪取目前かと思われた。しかし、盤石のオカダは沈まない。棚橋の技を受けきった上でのレインメーカー一発で勝利。マイクで棚橋を「強かったよ」と認めたものの、オカダは連続新記録を達成した。
防衛ロードを振り返る中で、唯一の引き分け防衛となっているのがケニー・オメガ戦。ケニーを呼び込んだオカダが「時間無制限」を提案すれば、ケニーは「3本勝負」を逆提案。かくして6・9大阪城ホール大会での時間無制限3本勝負でのオカダvs.ケニーが決定した。
ジュニア王座戦はウィル・オスプレイがKUSHIDAを返り討ちにしたものの、“BONE SOLDIER”石森太二に試合後襲撃で宣戦布告を食らう。今年初めて2連戦で開催された『レスリングどんたく』は、ビジョンで早くも来年の2連戦が発表された。