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史上最悪のPPV大会とも酷評されている『バックラッシュ』だったが、通常翌日のRAWは、WWEネットワークなんかには加入しないという大衆層が、昨晩の結果はどうだったんだとチャンネルを合わせるために視聴者数が増えるパターンにもかかわらず、前週比12%ダウンの268万視聴者となった。特に指標となるのが東部時間夜8時からの最初の1時間であり、279万視聴者しかなかった。2時間目、3時間目と落ちるのは近年のパターンだが、夜9時からは273万視聴者、夜10時からは255万視聴者のデータがあがっている。
そんなRAWを受けて、SmackDown班はメリーランド州に南下。日本時間6月18日にWWEネットワーク(日本語実況版有り)で生配信されるPPV『マネー・イン・ザ・バンク(MITB)』に向けての予選が続いた。
◆3度目の正直ならず、中邑・AJともに決着戦をアピール
『バックラッシュ』より
5月6日に行われたPPV『バックラッシュ』で反則裁定なしのノーDQ戦として行われたWWE王座戦は、王者・AJスタイルズと挑戦者・中邑真輔の遺恨が爆発。ローブロー合戦から両者同時にダウン、無効試合の裁定が下された。2日前のこの激戦のため、今回のスマックダウンでは両者ともに試合は組まれず、インタビューのみでの登場となった。
バックステージでレネー・ヤングから「バックラッシュ」でのAJ戦に関するインタビューを受けた中邑は「英語なんて忘れちゃったんだよなぁ」とはぐらかしながらも、「AJスタイルズはイカれてる。まあ俺もそうだけどね。だから俺たちの戦いはまだ終わってない」と言い残しドレッシングルームへ姿を消した。
顔面にノーDQ戦の生々しい傷跡が残るAJスタイルズは、「素晴らしいとは言えない戦いだったかもしれないが、ベルトがかかっている時はいろんなことが起きてしまうんだ。シンスケが言った通りオレ達の戦いはまだ終わってはいない。もう一度リングに上がってオレの前に立つガッツがあるならば、その時こそヤツを終わらせてやる!」とコメント。奇しくも異口同音に完全決着をアピールする形となった。
◆「マネー・イン・ザ・バンク」戦への予選がスマックダウンでもスタート。
次回PPVで開催される「マネー・イン・ザ・バンク・ラダーマッチ」(MITBマッチ)は、王座への近道とも言える試合形式のため多くのスーパースターが参戦を熱望している。今回はRAW、SmackDownそれぞれの予選を勝ち抜いたスーパースターが男女一つずつのブリーフケースを争う形式となり、その予選がスマックダウンでもスタートした。
まずはUS王者ジェフ・ハーディと元IC王者ザ・ミズが対戦。両者はリング内外を縦横に使った一歩も引かない攻防を繰り広げた。ツイスト・オブ・フェイトからスワントーン・ボムをズバリと決めてみせたジェフだったが、隙をついたミズが裏返して3カウント奪取、予選を勝ち抜いた。
当日のメインイベントとして組まれたのは、予選2試合目となる人気急上昇中のルセフとダニエル・ブライアンの一戦。ブライアンはキックやランニング・ニーに活路を見出そうとするも、ルセフのパワーに苦戦を強いられ、最後はスーパーキックを受け予選敗退となった。
またPPV『バックラッシュ』でカーメラに敗れ、女子王座を取り戻す機会を逃したシャーロット・フレアーが、アイコニックのペイトン・ロイスをくだし、女子MITBマッチへの出場権を獲得した。
■ WWE SmackDown Live
日時:2018年5月8日(現地時間)
会場:アメリカ・メリーランド州ボルティモア ロイヤル・ファームズ・アリーナ
<男子MITBラダー戦予選>
○ルセフ
ピンフォール
●ダニエル・ブライアン
<シングルマッチ>
○マンディ・ローズ
ピンフォール
●ベッキー・リンチ
<シングルマッチ>
○セザーロ
ピンフォール
●エグゼビア・ウッズ
<女子MITBラダー戦予選>
○シャーロット・フレアー
フィギュアエイト
●ペイトン・ロイス
<男子MITBラダー戦予選>
○ザ・ミズ
ピンフォール
●ジェフ・ハーディ
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