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　4月27日（現地時間）にメキシコ・アレナメヒコで『アレナメヒコ金曜定期戦』が開催された。
　今大会はアレナメヒコ62週年記念大会という事で、メインには、ミスター・アレナメヒコと呼ばれ、アレナメヒコ62年の歴史の半分31年第一線で活躍し続けるアトランティスが、ミスティコ、ボラドールJr.というテクニコのトップ2と組んで、ネグロ・カサス、ウルティモ・ゲレーロというベテランルード2人、若手ルード成長株のバルバロ・カベルナリオのルード軍と6人タッグマッチで激突した。試合は、開始と同時に6人が入り乱れて乱戦となり、こうなるとルード軍が一歩リード。ミスティコがリングで1人になる状況を作り、カサスが必殺のサソリ固めでミスティコからタップを奪って1本先取した。しかし、2本目は、宿命のライバル、アトランティスとゲレーロがリングで１対１になった所で、アトランティスが必殺のアトランティダを極めテクニコが2本目を取り返した。そして運命の3本目は、アトランティスがコーナー最上段から場外のゲレーロにプランチャを決めると、リングではミスティコがカサスに掟破りのカシータ。そしてボラドールJr.がカベルナリオをカナディアン・デストロイヤーで仕留めテクニコ軍が快勝。アレナメヒコの記念大会をテクニコ軍が見事に勝利で飾った。
　セミファイナルでは、遂にルーシュとクラネオがシングルマッチで激突。ルードであるクラネオはロス・インゴベルナブレスのルーシュと組む機会が多かったのだが、同士討ちを繰り返した挙句、仲間割れ。クラネオはルーシュ退治の為に、遂にテクニコ転向を果たし、抗争を繰り広げていた。そして、遂にシングルマッチで決着戦を付ける事になったのだった。試合は当然、大乱戦で、ルーシュはクラネオの覆面を剥ぎ取ってしまい、まず反則勝ちでクリネオが先取。それでも勢いの止まらないルーシュは、クリネオのセコンドのマスカリータ・サグラダの覆面にまで手をかける。これに対し、クリネオも怒って反撃、場外ではルーシュに観客の飲み物をぶっかけ、ラフでも一歩も引かない展開を見せた。そして、ルーシュは試合中、レフェリーを突き飛ばし、その隙に反則のローブロー（急所攻撃）を狙うが、逆にクリネオがルーシュにローブロー。突き飛ばされたレフェリーは、意識が回復し、ルーシュに怒って、クリネオのフォールを高速カウントしてスリーカウントしてしまったのだった。クリネオがストレートでルーシュに勝利し、ルーシュはまさかの敗北となってしまった。

■　CMLL アレナメヒコ金曜定期戦
日時：2018年4月27日（現地時間）
会場：メキシコ・アレナメヒコ

＜6人タッグマッチ＞
○ミスティコ、アトランティス、ボラドールJr.
　2-1
●ネグロ・カサス、ウルティモ・ゲレーロ、バルバロ・カベルナリオ

＜シングルマッチ＞
○クラネオ
　2-0
●ルーシュ

＜6人タッグマッチ＞
○エル・テリブレ、レイ・ブカネロ、エチセロ
　2-1
●アンヘル・デ・オロ、ニエブラ・ロハ、ディアマンテ・アスール

＜カベジェラ・コントラ・カベジェラ＞
○プリンセサ・スヘイ
　2-1
●セドゥクトラ

＜6人タッグマッチ＞
○サンソン、クアトレロ、フォラステロ
　2-1
●ティタン、ストゥーカJr.、ソベラノJr.