ベンソン・ヘンダーソン復活勝利!Bellator 196+ジェイソン・ソアレス新王者!Titan FC 49

(C)Bellator

 4月6日(現地時間)にハンガリー・ブダペストで『Bellator 196: Henderson vs. Huerta』が開催された。
 BELLATOR(ベラトール)は、アメリカを本拠地として2009年に設立された、総合格闘技団体。本国アメリカでは「スパイクTV」で放送され、設立わずか7年で世界第2位の団体に上り詰めた。ド派手な演出やファンの心を鷲掴みにするマッチメイクは、スポーツライクな路線を突き進む他のプロモーションとは一線を画している。そして、日本でもインターネットテレビ局「AbemaTV」(アベマ・ティーヴィー)と正式契約し、生放送も開始され盛り上がっている。
 今大会は、ハンガリーに進出。メインは、ベンソン・ヘンダーソン対ロジャー・フエルタという共に元UFC戦士同士の一戦。ヘンダーソンは鳴り物入りでベラトールに移籍してきたが、なんとベラトール移籍後は1勝3敗と苦戦中。フエルタは、UFCからベラトールを経てワン・チャンピオンシップに活動の場を移し、再びベラトールに戻ってきた。試合は、ヘンダーソンの打撃も、投げも冴え渡り、最後はギロチンチョークで一本勝ち。ベラトール移籍後、連敗など苦戦していたヘンダーソンだが、復活の勝利となった。
 セミファイナルでは、地元欧州勢同士の一戦。MMA10戦全勝のアダム・ボリクスとMMA11勝1敗のテオドル・ニコロフが対戦した。試合は、強烈な膝蹴りでボリッチがTKO勝利して、連勝記録を11に伸ばした。

■ Bellator 196: Henderson vs. Huerta
日時:2018年4月6日(現地時間)
会場:ハンガリー・ブダペスト BOKホール

<ライト級>
○ベンソン・ヘンダーソン(米国)
 2R 0分49秒 ギロチンチョーク
●ロジャー・フエルタ(米国)

<フェザー級>
○アダム・ボリッチ(ハンガリー)
 2R 1分30秒 KO
●テオドル・ニコロフ(ブルガリア)

<女子ストロー級>
○デニス・キルホンツ(オランダ)
 判定 3-0
●ペトラ・チャスコヴァ(チェコ)

<フェザー級>
○ブライアン・ムーア(アイルランド)
 1R 2分46秒 ギロチンチョーク
●ジョルジオ・ベルサンティ(イタリア)


(C)Titan FC

 4月6日(現地時間)にフロリダ州フォートローダーデールで『Titan FC 49: Gomez vs. Soares』が開催された。
 UFC、ベラトール、WSOFに次ぐ北米第4のメジャー団体となっているタイタンFCは全米生中継だけでなく、UFCファイトパスでも中継されている。その為か、UFCの大会と同日同時刻に重ならない様に開催されるようになった。一応、他団体ではあるが、ベラトールの様にUFCと敵対している訳ではなく、協力体制という感じだ。
 今大会は2階級の王座戦が組まれ、メインはフェザー級王座戦で、王者ルイス・ゴメスが、ジェイソン・ソアレスの挑戦を受けた。ソアレスはジ・アルティメット・ファイター参戦経験もあり下馬評は挑戦者有利となっている。しかし、試合は王者ゴメスがグランドで主導権を握りソアレスが苦戦するという展開となった。しかし、4Rに、ソアレスが右ストレートでゴメスをぐらつかると、すぐにバックを奪ってグランドに持ち込みチョークで一本勝ち。逆転勝利でソアレスが新王者となった。
 また、王者であったジェイソン・ジャクソンがUFC移籍に伴い現在、空位となっているウェルター級王座決定戦も行われた。ロミ・ハメッドとホセ・カセレスで争われ、最後はカセレスがチョークを極めて一本勝ち。カセレスが新王者となった。

■ Titan FC 49: Gomez vs. Soares
日時:2018年4月6日(現地時間)
会場:アメリカ・フロリダ州フォートローダーデール エクストリーム・アクションパーク

<フェザー級選手権試合/5分5R>
○ジェイソン・ソアレス(挑戦者/米国)
 4R 0分26秒 RNC リアネイキドチョーク
●ルイス・ゴメス(王者/キューバ)

<ウェルター級王座決定戦/5分5R>
○ホセ・カセレス(米国)
 5R 3分21秒 リアネイキドチョーク
●ロミ・ハメッド(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
○スティーブ・モウリー(米国)
 2R 5分00秒 TKO
●サワッド・ソワマ(米国)