ケン・片谷『メシとワセダと時々プロレス』㊱「ファイトクラブ」千の名前を持つ男? トウカイブシドーの話

[週刊ファイト4月12日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼ケン・片谷『メシとワセダと時々プロレス』㊱
 千の名前を持つ男? トウカイブシドーの話
・盟友トウカイブシドーと同棲?
・鶴見五郎の国際プロレス・プロモーション、長瀬館長率いるT.A.M.A.
・トウカイブシドー“V3”『足イタイイタイ固め(腰もね❤)』
・『トウカイブシドーGL』『ホッカイブシドー』『トウカイブシドーRS』
・『トウカイブシドーGT』『トウカイブシドーX』『トウカイブシドー元旦』
・『CCレッスルアーツ』の代表『前田光世(こうせい)』と異種格闘技戦
・『ヤセ矢口』『矢口2001琅』『コーセーフジ』
・2010年4・10前田光世&トウカイブシドー デビュー15周年記念大会『BRIDGE』
・突然の引退発表にアイアンマン西田レフェリーが号泣
・CMAプロレスリングの代表はケン・片谷に引き継がれる


 えっ!? 盟友トウカイブシドーと同棲?
あなたはいくつ知ってる? トウカイブシドーのキャラクター。そして、もうひとつの“顔”とは? 引退興行に隠された秘密とは? 突然の選手会長任命から代表就任まで。これからも CMAを守り続ける理由とは?

オイラが、CMAプロレスリングの門を叩いて以来、団体の代表であったトウカイブシドーと運命を共にすることとなります。

トウカイブシドーは、年齢こそオイラより下ですが、プロレスのキャリアでは5年ほど長く、既に各団体で活躍されていました。
オイラをこの業界に導いたのが、将軍KYワカマツさんでありジョージ高野さんだとすると、トウカイブシドーはプロレスの技術はもちろん、業界のしきたりや振舞いなど、ありとあらゆるノウハウを一から教えてくれた先輩です。

紆余曲折あり、オイラがプロデビューを果たしたのが32才の時。当時としては異例の遅咲きデビューでしたので、少なからずオイラには焦りがありました。柔道やアマチュアレスリングなど、格闘技の経験には自信を持っていましたが、プロレスの世界ではまだまだヒヨッコです。もちろん、プロレスファンとしての知識は豊富で、頭でっかちになってはいましたが、内側から見るプロレスは全くの別物。毎日が勉強でした。

年齢でハンディのあるオイラは、少しでも早く色々なことを吸収しようと、ブシドーの試合がある時には必ず試合会場に付いていくことにしました。
ブシドーはこの頃、鶴見五郎さん主宰の国際プロレス・プロモーションや、長瀬館長率いるT.A.M.A.(トータル.アスレチック.マーシャルアーツ.アソシエーション)などにレギュラー参戦していました。その他の団体へのスポット参戦を含めると、ほぼ毎週末はどこかで試合があるといったペースでした。

試合会場に付いていくと、そこには二つのメリットがありました。
一つは選手や関係者にオイラの顔と名前を売ること。もう一つは、試合前にリングをお借りしてリング練習ができることでした。
都内でリング練習をすることが難しい弱小団体の選手にとって、それは何よりの経験でした。おまけに、タダで使わせてもらえるのですから言うことありません(笑)!

CMAプロレスリングは、オイラを含めて数名の新人を抱えていました。しかし、ブシドーひとりに全員の指導育成や管理をさせるには、あまりに負担が大き過ぎます。
そこでブシドーは、なんとオイラを『選手会長』に任命したのです!
年齢的なこともあり、横一線の新人の中では兄貴分のような存在であったオイラですが、一般常識を含めた新人の指導と管理、そして選手間の統制を任されたのです。
“役職”が付いたことで、オイラにも自覚が芽生えました。『少しでも団体の役に立てたら』と、常に必死でしたし、オイラが選手会長になったことで、ブシドーの負担がかなり軽減されたと自負しています。

団体の立ち上げから間もなくして、“プレ旗揚げ戦”が決まりました。
興行の企画・運営も、ブシドーとオイラの二人で行うことが多くなりました。打ち合わせは、たいてい当時ブシドーが住んでいた葛飾区金町の自宅で行いました。
白熱すると、いつも話し合いは深夜にまで及びました。横浜に住んでいるオイラは、帰れなくなることもしばしば。終電を逃すと、いつもブシドーの自宅に泊めてもらっていました。
やがて、往復の時間や交通費がもったいないと、ブシドーの家に寝泊まりするのが常習となりました。
いつしかオイラは、ブシドーと“半同棲”生活を送ることになっていたのです(笑)!

そんなトウカイブシドーには、実は様々なバリエーションがあるのをご存知でしょうか?
通常は、トウカイブシドー“V3”として試合をしていました。その名前と風貌から分かる通り、仮〇ラ〇ダーV3をモチーフとしています。
一番見慣れた、オーソドックスなブシドーと言ってもよいでしょう。
得意技は、コーナーからのミサイルキックならぬ“ライダーキック”! 自分で「ライダーキーーーック!」と叫びながら放つのですからとても分かりやすいです(笑)! そして、もうひとつの得意技は、オリジナルホールドの『足イタイイタイ固め(腰もね❤)』。何ともふざけたネーミングですが、本人はいたって大真面目でした(笑)!

以下、オイラが覚えている限りの“ブシドーレパートリー”を紹介します(笑)! 中には、一回しか登場しなかった幻のキャラクターあり、非公認(?)のキャラクターありと、恐らく本人も全てを把握していないのではないかと思うほどの数なのです!

『トウカイブシドーGL』

本人によると、戦闘モードに入った時のスタイルらしいです。そう言われると、ちょっとシリアスに見えますね。『V3』がボリショイキッドだとすると、『GL』はコマンドボリショイといったところかな? あれ? 例えがわかりづらかったですか(笑)?
オイラ的には、CMA主催興行の時は『GL』が多かったような印象がありますね。それだけに、オイラにとっては最も馴染みの深いキャラです。

『ホッカイブシドー』
東海地区で誕生した『トウカイブシドー』に対しての『ホッカイブシドー』。つまり、北海道で試合をする時限定のキャラでした。ホッカイブシドーは、マスクにこだわりがありましたねぇ。額には、何やら魚の尻尾のような物が飛び出していました。本人に「これは何か?」と訪ねると、返ってきた答えが「サケの尻尾!」。う~ん、北海道だけにね(笑)。

『トウカイブシドーRS』
数あるトウカイブシドーキャラの中で、最も肌の露出度が高いという触れ込みでした。写真がないのが残念ですが、オイラ的には『GL』よりも『RS』の方が“戦闘モード”に見えるんですがね。

『トウカイブシドーGT』
“GT”と聞いてピンときた方も多いのではないでしょうか? GTといえば“鶴見五郎”のイニシャルですよね? 何でも、鶴見さんとタッグを組む時限定だったそうです。そういえば、かつて鶴見さんが『スナックGT』というお店を出していました! GT特製ステーキ(700円)、懐かしいなぁ(笑)!

『トウカイブシドーX』
この辺になると、もうオイラも把握しきれていません(笑)! いつどんな時に使われたキャラなのか?ご存知の方がおられましたらご連絡をお待ちしています(笑)!

もうひとつ、超レアであり、オイラが一番気に入っているキャラをご紹介します。
『トウカイブシドー元旦』
その名の通り、お正月限定のキャラです。年越しプロレスで現れたと記憶しています。オイラがまだファンの頃、雑誌で見たキャラなので、登場時期はかなり昔ですね? 確か、頭の上に鏡もち(みかん付き)が乗っかっていたような…。おぼろげな記憶ですので、間違っていたらごめんなさい(笑)!

トウカイブシドーのバリエーションは、まだまだこんなもんじゃありません。
実は、ブシドーにはもうひとつの“顔”があるのです。

▼2010年4・10『BRIDGE』トウカイブシドーのデビュー15周年記念&引退大会
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