ブルー・デーモンJr.率いるルード軍が勝利!ルチャリブレAAA

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 3月25日(現地時間)にメキシコ・ヌエボ・レオン州モンテレイので『AAA TVテーピング大会』が開催された。
 AAAはCMLL(当時EMLL)のブッカーを務めていたアントニオ・ペーニャ氏が独立して、メキシコシティを本拠地に設立した団体。CMLLから引き連れたルチャドール達に加えレイ・ミステリオやシコシスといった当時の新世代のレスラー達が活躍、アメリカン・プロレスを意識したエンターテイメント性の強いプロレスを推し進め、ライバル団体のLLI(UWA)を壊滅に追い込み、メキシコを基盤に南米やアメリカへの人気を獲得していった。そしてAAAは2018年2月から大会をインターネット配信Twitchで無料配信する事になり、更にパワーアップしている。
 今大会では、父子抗争が激化するドクトル・ワグナーJr.と息子のイホ・デル・ドクトル・ワグナーJr.が6人タッグマッチで激突。息子に父親を裏切るように仕向けた黒幕、ブルー・デーモンJr.も参戦し、悪の連携が冴えわたる。ルード軍が3人がかりの攻撃で、バンピーロを椅子の上にパイルドライバーを決めて、担架で退場させてしまったのだった。更に、2対3となってワグナーJr.、ラ・パルカに攻撃を繰り返すルード軍。最後はイホ・デル・ドクトル・ワグナーJr.とブルー・デーモンJr.の2人がかりのジャベでワグナーJr.を仕留めてルード軍の勝利。司令塔、ブルー・デーモンJr.の悪の操作術で完勝したという形となった。
 セミファイナルでは、サイコ・クラウン、マキシモのアルバラド一族が、かつてサイコと血で血を洗う抗争を繰り返したパガノと組んで、アベルノ、チェスマン、スペル・フライと対戦。しかし、試合中にモンスター・クラウンが乱入してサイコ組の反則勝ちとなった。モンスターはパガノに攻撃の的を絞り、テーブルに叩きつけて大暴れ。今後、パガノとモンスター・クラウンの抗争がスタートしそうだ。
 また、イホ・デル・ファンタズマが保持するラテンアメリカ王座の防衛戦をペロス・デル・マール杯優勝のパルカ・ネグラを相手に行った。試合はファンタズマが、必殺のスリル・オブ・ザ・ハントで王座防衛を果たしている。

■ AAA TVテーピング大会
日時:2018年3月25日(現地時間)
会場:メキシコ・ヌエボ・レオン州モンテレイ

<6人タッグマッチ>
○ブルー・デーモンJr.、イホ・デル・ドクトル・ワグナーJr.、ヘルナンデス
 ジャベ
●ドクトル・ワグナーJr.、ラ・パルカ、バンピーロ

<6人タッグマッチ>
○サイコ・クラウン、パガノ、マキシモ・セクシー
 反則
●アベルノ、チェスマン、スペル・フライ

<ラテンアメリカ王座タイトルマッチ>
○イホ・デル・ファンタズマ(王者)
 ピンフォール
●パルカ・ネグラ(挑戦者)

<AAAタッグ王座タイトルマッチ>
○レイ・エスコルピオン、エル・テハノJr.(挑戦者)
 ピンフォール
●ダークファミリー(王者)