中国海南島三亜のリゾート地で開催の『Kunlun Fight 70』日本から参戦の健太判定勝!松倉判定敗け!70㎏トーナメントも2組開催!

 2018年3月11日、中国海南島、三亜市のマングローブ・トリー・リゾート・ワールド『Kunlun Fight70』今大会日本から松倉信太郎と健太の2選手が参戦した。70kgトーナメント参戦した松倉はスプリットの判定敗けとなったが、健太はスプリット判定勝ちとなった。70kg4人トーナメントはA組ビクター・ナビ(オーストラリア)、B組ヨアン・ドレ (フランス)が優勝した。

(C)KUNLUN 情報提供 山根千抄

■『Kunlun Fight/昆仑决70』
日時 2018年3月11日 15:30開始
場所 海南省三亜市・マングローブ・トリー・リゾート・ワールド

<第14試合 -70kg トーナメントグループB組決勝 3分3R>
○ヨアン・ドレ (フランス)
 判定3-0(30-28、30-28、29-29、29-28、30-29)
●冯兴礼“狙击手”/フェン・シンリィ (中国)

<第13試合 スーパーファイト66㎏ 3分3R>
△位宁辉/ウェイ・ニンハオ(中国)
 引分・本戦(29-29、29-29、28-29)、延長 (10-9,10-10,10-10) ※延長1Rも引分
△ジョーダン・クラニオ(ブラジル)

<第12試合 スーパーファイト 61.5㎏ 3分3R>
○王文峰“金属风暴”/ワン・ウェンフェン (中国) Giorgi Khupenia (ジョージア)
 判定3-0(30-29、30-29、30-28)
●ギオルギ・クぺニア(ジョージア) 

<第11試合 MMAライト級 スーパーファイト 61.5㎏ 5分3R>
●哈斯特尔/ハシタ-(中国)
 1RKO 1分22秒 ※パンチ
○バガートディンアバソブ(ロシア)

<第10試合 スーパーファイト 66㎏ 3分3R>
○山田 健太(日本)
 判定2-0(29-30、30-29、30-29)
●冯磊/フェン・レイ(中国)

地元の中国の声援を受ける冯磊中国/24歳、2014年全国散打選手権70kg級優勝)との対戦。
序盤から声を上げながら強振してくる冯磊。対する健太は落ち着いてガードしローキックを返す。こちらも散打出身なので、かかと落としや回し蹴りを蹴るも当たらず。
2R、冯磊のハイキック、後ろ回し蹴りはスウェーで避け、終始プレッシャーをかけローキックを返すが、冯磊も後ずさりをしながら、変則的な蹴りを出しため。そこからなかなか次へと繋げられない。
最終3Rもプレッシャーをかけ、前に出るのは健太。序盤から強振してきた冯磊はスタミナが厳しい様子。健太のローキックにも嫌な素振りを見せ始め、再三タックルに近いようなクリンチで健太を転かし、レフリーから注意を受ける。
決定的な見せ場を作る事が出来なかったものの、終始プレッシャーをかけ的確に攻撃を当てていた健太が2-1の判定が敵地で接戦を制した。判定結果:2-1 (30-29、30-29、29-30)

健太コメント
「最近僅差の判定が続き、今回は中国のリングで地元中国の選手との試合なので、もうバッチバチやろうと意気込んで臨みましたが、相手の気迫に押され、安定のいつも通りのかたい試合となってしまいました。ですが、11月以来久しぶり?の勝利にホッとしています。」

<第9試合 -70kg トーナメントグループB組-2 3分3R>
○ヨアン・ドレ (フランス)
延長判定5-0 (5者 10-9) 本戦は引き分け(30-30、30-29、30-30、30-30、30-29)
●“ロンイン・ジュニア”ニコラ・シメサ(セルビア)

<第8試合 -70kg トーナメントグループB組-1 3分3R>
○冯兴礼“狙击手”/フェン・シンリィ (中国)
 判定5-0 (29-28、30-29、30-30、30-30、30-29)
●“マジシャン”ミシェール・クレカマー (チェコスロバキア)

<第7試合 MMAフェザー級 スーパーファイト 5分3R>
○ 益扎/イーザ(中国)
 判定3-0(30-28、29-28、30-28)
●“タイソン”マーク・アベラード(ニュージーランド)

<第6試合 スーパーファイト 77㎏ 3分3R>
○罗祖胜“四海”/ロウ・チョーシン (中国)
 2RTKO ※2度のパンチによるダウンでレフェリーストップ
●サミー(タイ)


<第5試合 -70kg トーナメントグループA組決勝 3分3R>
○ビクター・ナビ(オーストラリア)
 3RTKO ※ローキックによる3ダウン
●胡亚非/フ・ヤフェイ (中国)

<第4試合 スーパーファイト女子 63㎏ 3分3R>
○汪柯菡/ワン・ケハン(中国)
 判定3-0(30-27、30-27、30-28)
●ラティティア・マジェネ(フランス)

<第3試合 -70kg トーナメントグループA組-2 3分3R>
○ビクター・ナビ(オーストラリア)
 判定5-0 (30-28、29-28、30-29、30-28、30-27)
●“ブラック・パンサー”エラム・チャベス(スペイン)

<第2試合 -70kg トーナメントグループA組-1 3分3R>
○胡亚非/フ・ヤフェイ (中国)
 判定3-1 (30-28、29-30、30-30、30-28、30-29)
●松倉信太朗(日本)

 『Kunlun Fight』の目玉である70㎏トーナメントに出場した松倉信太郎は『Kunlun Fight』初参戦の胡亚非(中国/24歳、2013年武林風70㎏新人王、2015年大学生散打選手権75㎏優勝)と対戦。1R開始からサウスポーの松倉が強い左ミドルを放つ。相手もかかと落としから変則的な蹴りで応戦。両選手とも初参戦だからか、『Kunlun Fight』の試合にしては比較的スローなスタート。松倉はインローを蹴るが、胡亚非は前に前にとプレッシャーをかける。中盤より、松倉の蹴りをキャッチし始める胡亚非。2Rになると、松倉のミドルを胡亚非がキャッチし、こかし始める。2R、フェイントからミドルを出す松倉に対し、腕は痛くないとアピールする胡亚非。残り10秒、胡亚非がパンチで松倉をロープに攻め蹴りを出し若干好印象を残す。3R、インローで攻める松倉に対し、パンチで前に攻め、キャッチからこかす胡亚非。お互い決定打がないまま、結果は判定に。30-28、29-30、30-30、30-28、30-29 と判定は割れたが3-1で胡亚非が勝利。次戦に駒を進めた。
 尚、松倉に勝った胡亚非は、決勝戦でもう片方の試合で勝ち進んだオーストラリアのビクター・ナビと対戦。初戦に松倉から受けたローのダメージが酷く、1R、2Rともにローでダウンを取られ、3Rにレフェリーがストップ。TKO負けとなった。

1年以上試合間が空いた松倉選手だったが、本人は思ってより緊張は無かったとか。
松倉コメント:
「まずは今回中国で一番のビッグイベントのクンルンファイトに呼んで頂き試合ができ選手として幸せでした。
自分が望んでいた結果を出せませんでしたが、出てみないと分からない事が沢山あったので今回試合を出来て本当に良かったです。またすぐにでもクンルンファイトの舞台には戻りたいし、また呼んで頂けるのであれば今回の反省点を活かして次は必ず勝利と共にインパクトを残したいと思います!そして今回の相手とまたいつか組んで貰って次は倒して誰が見ても分かりやすく勝ちたいと思います!沢山の応援ありがとうございました。 またこれからも応援よろしくお願い致します!」

<第1試合 -70kg トーナメントグループ・リザーブファイト 3分3R>
祝宝通/ジュ・バオトン (中国)
 判定 4-0 (29-29、29-28、30-29、30-29、29-28)
●サエイドチャハドウリィ(イラン)


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’18年03月22日号武藤月面宙ノア元営業伊調馨オブザーバーJewelsパンクラス江幡睦