20周年の佐野直がカーベル伊藤に敗れ、記念試合を白星で飾れず

20周年の佐野直がカーベル伊藤に敗れ、記念試合を白星で飾れず

 デビュー20周年を迎えたフリーのプロレスラー・佐野直(38)が、3月7日、東京・後楽園ホールで記念興行を開催。メーンイベントで、カーベル伊藤との一騎打ちに臨むも敗れ、記念試合を自らの白星で飾ることはできなかった。

 佐野が同所で自主興行を行うのは、12年4月以来、6年ぶり。15年7月には、両国国技館に進出し、電流爆破デスマッチを実現させるなど、選手としては、バイプレイヤーながら、名プロデューサーとして活躍してきた。

 伊藤はふだん、全日本プロレスのメインスポンサーを務める、株式会社カーベルの社長を務め、そのかたわら、プロレスラーとしても活動している。

さる2日には、東京・足立区の亀アリーナ(PURE-J道場)で練習中だった伊藤を、佐野が襲撃し、虎の覆面をはいで、強奪する暴挙に出た。さらに、佐野は「私が負けたら、覆面を返してあげるけど、勝ったら返さない」と理不尽な要求をし、“遺恨マッチ”の様相を呈していた。

 予備の覆面を所有していない伊藤は、やむを得ず、覆面代わりに、犬の被りものを被って入場。一方の佐野は、“戦利品”の伊藤の覆面を手に勇躍登場。ところが、日本一厳格な和田京平レフェリーから、覆面を返すよう指示された佐野は、「試合中だけ返してやる」として、しぶしぶ返却。伊藤は覆面を被り直して、試合が開始した。

 序盤は意外にも、グラウンドでのレスリングの攻防でスタートするも、すぐさま激しい場外戦に発展。リングに戻った伊藤は、トップロープ越えのトペコンヒーロを見舞い、ジャイアントスイングを繰り出して、優位に進めるも、佐野はスイングDDTで応酬。勝負に出た伊藤は、自ら覆面を脱ぎ捨て、雪崩式フランケンシュタイナー、カーベル・スプラッシュとたたみかけるが、これは佐野が剣山でカット。佐野は張り手を見舞うが、伊藤はバックドロップで逆襲。さらにエルボードロップ、必殺のカーベル・スプラッシュを決めて、3カウントを奪取した。

 ダメージの大きい佐野は、しばらく大の字で伸びたまま動けず。セコンドの肩を借りて、控室に戻った佐野は「プロレスキャリア20年のオレが、2年のカーベルに及ばなかった。20周年は支えてくれた選手、スタッフ、スポンサーさんのおかげ。ただ、プロレスは勝負論が大事。負けたからには、カーベルを追い続ける。やり返してやる」とリベンジを期していた。


出産した“ママ”モンゴルが復帰戦のバトルロイヤルで優勝し、“完全復活”を宣言!

 事実婚状態にあったお笑いトリオ・東京03の豊本明長と、昨夏に入籍し、昨年12月28日に第1子となる女児を出産した女子プロレスラーのミス・モンゴル(41)が、7日の後楽園大会でスピード復帰。27人参加のバトルロイヤルを制し、“完全復活”を宣言した。

 昨年8月27日、大仁田興行・新木場1stRING大会でのMr.ハゲ戦を最後に産休に入っていたモンゴルは、昨年末に帝王切開で長女を出産。この日は、生後2カ月の愛娘を抱えて会場入りした。

 試合前には「出産は痛かったけど、新人時代の方が大変だった。痛みも手の骨折とかに比べたらまし。大変だったけど、世間で言われるほどではなかったし、体の回復も早かった。レスラー仲間の皆さんが、『みんなで育てよう』と言ってくだっているので、今後も試合の現場に連れて行こうと思ってます。そのうち、子どもをおんぶして売店に立ちたい。できたらもう一人子どもがほしい」と余裕も見せていた。

 自身、“プレ復帰戦”と位置づけたバトルロイヤルは、27人中25人が男子。圧倒的に不利な状況下ながら、男子選手と対等に渡り合ったモンゴルは、最後に残っていたブルアーマーTAKUYAを首固めで丸め込んで、3カウントを奪い、プレ復帰戦を最高な形で終えた。

 モンゴルは「体力的には疲れました。みんなが遠慮してくれたのかな? 肩慣らしになったし、楽しかった。デビュー戦とも違って、ふしぎな感じでした。これから、お母さんレスラーとして再スタートします」と話した。

 産後わずか2カ月での復帰は、国内のママさんレスラーとしては、異例の早期復帰となったモンゴル。今後は超戦闘プロレスFMWの4月7日・青森、同8日・弘前大会で本格復帰を果たす。

■ 佐野直自主興行『佐野直デビュー20周年記念興行』
日時:2018年3月7日(水) 
会場:東京・後楽園ホール(19時開始) 観衆未発表

<10人タッグマッチ 30分1本勝負>
○小笠原和彦、怨霊、忍、三州ツバ吉、小仲=ペールワン
7分59秒、体固め
千葉智紹、翔太、ZIPANGU、●グレイト、ササメ
※足刀蹴り

<UWA世界ライト級選手権 時間無制限1本勝負>
○長瀬館長<王者>
 7分22秒、反則勝ち
●バラモンケイ<挑戦者>withバラモンシュウ
※レフェリー暴行
※長瀬館長が6度目の防衛に成功

<”HOT STAFF”桂ヤスヒロJr.復帰戦~進以外全員カリスマ~45分1本勝負>
葛西純、○進祐哉
 4分57秒、腕ひしぎ逆十字固め
●”HOT STAFF”桂ヤスヒロJr.、大家健

<芸能事務所アップルスターpresentsシングルマッチ 60分1本勝負>
○田中将斗
 9分27秒、片エビ固め
●守部宣孝
※スライディングD

<同期vsターメリック 30分1本勝負>
○宮本和志、橋本友彦
 8分21秒、エビ固め
●高井憲吾、不動力也
※ターメリックボム

<東京愚連隊vs大阪最強タッグ 30分1本勝負>
NOSAWA論外、○FUJITA
 10分29秒、片エビ固め
●守屋博昭、TORU
※SAYONARA

<芸能事務所アップルスターpresentsシングルマッチ 60分1本勝負>
○ゼウス
 10分15秒、片エビ固め)
●原学
※ジャックハマー

<ミス・モンゴル プレ復帰戦~エニウェアフォール 4レフェリー体制バトルロイヤル 時間無制限~27人参加>
○ミス・モンゴル
 12分44秒、首固め
●ブルアーマーTAKUYA
※退場順=ビッグベア、ガッツ石島、保坂秀樹、くいしんぼう仮面、ナカタユウタ、kouzy、竹田誠志、タコ乳頭”、阿部史典、木原文人、KENSO、櫻井匠、木更津ピエロ&雷電、リッキー・フジ&富豪富豪夢路、寺尾利明、ドン・たけむらこういち、726、クラフターU、太仁田ブ厚、塙純二、LINDA、塙純一、ZIMA吉田、ブルアーマーTAKUYA
※澤宗紀さんは、当日の仕事が早く上がれなかったため欠場となった

<佐野直デビュー20周年記念シングルマッチ 60分1本勝負>
○カーベル伊藤
 17分21秒、片エビ固め
●佐野直

【佐野魂アーカイブ】
マット界舞台裏10月9日号天龍船木柴田KH噂の真相K-1BLADE桜庭ヘンゾ佐野魂Reina修斗RISE
・9・28佐野魂『Mixtanley』夢の島大会究極のプレミアム興行 急遽決まったOne Dayトーナメントは真琴優勝
マット界舞台裏11月20日号新日WWE帝国の危機BLADE年末DEEP戦争UFC180佐野魂広島宮本裕向
・無謀か快挙か!プロレス佐野魂が来年7・17両国国技館へ進出
7・17佐野魂両国国技館大会 小向美奈子らCPEキャットファイト勢全面協力!
佐野直、矢野啓太、ガッツ中村インタビュー「大晦日元祖は俺!」12・31『佐野魂年越しプロレス』新木場大会
佐野魂で越年~佐野直×KENSO張り手合戦!年明けは大仁田でファイヤー!
千葉智紹がプロレス佐野魂に加入!
wkbutaiura104MixCoverマット界舞台裏7月9日号新日顧客情報流出ジョシュ&ムサシUFCジャパン佐野魂&巌流島両国