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3月4日(現地時間)にメキシコ・プエブラ州プエブラので『AAA レイ・デ・レイジェス2018』が開催された。
AAAはCMLL(当時EMLL)のブッカーを務めていたアントニオ・ペーニャ氏が独立して、メキシコシティを本拠地に設立した団体。CMLLから引き連れたルチャドール達に加えレイ・ミステリオやシコシスといった当時の新世代のレスラー達が活躍、アメリカン・プロレスを意識したエンターテイメント性の強いプロレスを推し進め、ライバル団体のLLI(UWA)を壊滅に追い込み、メキシコを基盤に南米やアメリカへの人気を獲得していった。
そしてAAAは2018年2月から大会をインターネット配信Twitchで無料配信する事になり、更にパワーアップしている。
今大会レイ・デ・レイジェスはAAA春のビッグマッチで、メインでは、最終決着戦、マスカラ・コントラ・カベジェラ(敗者、覆面剥ぎ、髪切りマッチ)が行われた。イホ・デル・ファンタズマとエル・テハノJr.が対戦。この2人は元々は仲間だった同士だが、テハノJr.が王座がよこせと裏切りった事で、現在、大抗争を繰り広げており、遂に、このコントラマッチで決着をつける事となったのだった。そしてテハノJr.はセコンドとしてイホ・デル・ティランテスを呼び寄せ、揉めた結果、コミッショナーのバンピーロがノーDQマッチ(反則裁定なし)となってしまった。テハノJr.は水を得た魚のように、ファンタズマの父親を担架で退場させ、ファンタズマの覆面を剥ぎ、ティランテスと2人がかりで攻撃して、ファンタズマは大ピンチに陥ってしまう。しかし、テハノJr.がティランテスに誤爆して、戦線離脱した隙に、ファンタズマの逆襲。最後は、スリル・オブ・ハントでテハノJr.を仕留めて、イホ・デル・ファンタズマが勝利。テハノJr.は丸坊主となってしまった。
セミファイナルでは、現AAAヘビー級王者(AAAメガ王者)のドクトル・ワグナーJr.が宿敵であったアルバラド一族とタッグを結成し、自分を裏切った息子イホ・デル・ドクトル・ワグナーJr.率いるルード軍と対戦した。ブルー・デーモンJr.の入れ知恵で、父親を裏切った息子だったが、ワグナーJr.はこれに対し、自分の覆面を剥いだ宿敵であるサイコ・クラウンと組む事を決意し、試合に臨んだ。ワグナーJr.は謎のサモア人レスラー、サモアノを引き連れて入場するも、息子は、父親ワグナーJr.に狙いを定める。両軍8人が入り乱れる混戦の中、なんと息子がワグナーJr.にジャーマンスープレックスでフォール勝ち。タッグマッチとはいえ、いきなり息子に直接フォールを奪われたワグナーJr.はうなだれて、アルバラド一族に慰められる有様。この父子対決は激化しそうだ。
また、大会名であり、勝者にははマルセラ・ペーニャ代表から剣が贈られるレイ・デ・レイジェスの決勝戦も行われ、レイ・エスコルピオン、ベンガラ、イホ・デル・ビキンゴ、ラ・パルカの4選手が決勝まで勝ち残った。試合はミスターAAAである骸骨男ラ・パルカが有利と思われたが、試合中にデイブ・ザ・クラウンが乱入。レフェリー不在時にパルカに襲いかかり、エスコルピオンをアシスト。結果、エスコルピオンがパルカからフォールを奪い、レイ・デ・レイジェス優勝となった。
■ AAA レイ・デ・レイジェス2018
日時:2018年3月4日(現地時間)
会場:メキシコ・プエブラ州プエブラ
<マスカラ・コントラ・カベジェラ>
○イホ・デル・ファンタズマ
ピンフォール
●エル・テハノJr.
<8人タッグマッチ>
○イホ・デル・ドクトル・ワグナーJr.、ヘルナンデス、モンスター・クラウン、マーダー・クラウン
ピンフォール
●ドクトル・ワグナーJr.、サイコ・クラウン、ラ・マスカラ、マキシモ・セクシー
<レイ・デ・レイジェス決勝>
優勝:レイ・エスコルピオン
ベンガラ、イホ・デル・ビキンゴ、ラ・パルカ
<TLCマッチ>
○モチョ・コタJr.、ティト・サンタナ、カルタ・ブラバJr.
ピンフォール
●アベルノ、チェスマン、スペル・フライ
<レイ・デ・レイジェス準決勝>
勝者:ラ・パルカ
ベヌム、ディナスティア、エル・メシアス
<レイ・デ・レイジェス準決勝>
勝者:イホ・デル・ビキンゴ
アンヘル・モルタルJr.、クエルボ、パガノ
<レイ・デ・レイジェス準決勝>
勝者:ベンガラ
スコリア、マスカラ・デ・ブロンセ、アルヘニス
<レイ・デ・レイジェス準決勝>
勝者:レイ・エスコルピオン
アンヘリカル、デイブ・ザ・クラウン、ピンピネーラ
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