(C)GLORY
2月16日(現地時間)にイリノイ州シカゴで『GLORY 50』が開催された。
K-1失速後、世界最大のキック団体となっているグローリーだが、最近は米テレビ局と長期契約、UFCファイトパスと契約でネット生配信もはじまり、勢いに乗っている。一時は北米進出にこだわるあまり失速していたものの、現在は本拠地である欧州を中心に戻し、勢いを増している。
今大会はウェルター級とライト級の王座戦が組まれた。ウェルター級王座戦は、王者マーセル・グローエンハートが、ハルト・グレゴリアンの挑戦を受けた。この両者は、過去に対戦しており、その時、グレゴリアンが何故か後ろ向きに歩きだしたところをグローエンハートが殴ってKO勝ちしたのだが、試合後、観客がリングに飛びこんできてグローエンハートに殴りかかるという事件が起こっている。2人は試合後に和解しているものの、因縁深い両者の再戦となった。前回の対戦もあるので、グローエンハート有利と思われたが、試合はなんとグレゴリアンがTKO勝ちでリベンジ。ロープ際にグローエンハートを追い詰めたグレゴリアンがパンチラッシュ。グローエンハートはダウンを喫してレフェリーがストップ。グレゴリアンが雪辱を果たし、遂に新王者となった。
またライト級王座戦は、王者シッティチャイ・シッソンピーノンがクリス・バヤの挑戦を受けた。立ち技最強と言われるムエタイのシッソンピーノンは、キック転向後もグローエンハート、そしてアンディ・サワーという強豪を撃破し、グローリーでも王座に君臨。ブアカーオ二世という異名も持っている。クリス・バヤも日本のシュートボクシングに参戦経験がある実力者だが試合は、シッソンピーノンがムエタイらしいミドルキック連発と、膝蹴りなどを駆使して攻め続け、判定で勝利、王座防衛を果たした。
ヘビー級トーナメントも行われ、ベンジャミン・アデグバイがTKOで連勝して優勝を果たした。
■ GLORY 50
日時:2018年12月16日(現地時間)
会場:アメリカ・イリノイ州シカゴ
<ウェルター級王座タイトルマッチ>
○ハルト・グレゴリアン(アルメニア/挑戦者)
TKO
●マーセル・グローエンハート(オランダ/王者)
<ライト級タイトルマッチ>
○シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ/王者)
判定
●クリス・バヤ(アンゴラ/挑戦者)
<ヘビー級トーナメント決勝>
○ベンジャミン・アデグバイ(ルーマニア)
TKO
●ジュニオール・タファ(豪州)(フィーリョが怪我で棄権の為)
<ヘビー級トーナメント準決勝>
○カルロス・アウグスト・イノセンテ・フィーリョ(ブラジル)
判定
●ジュニオール・タファ(豪州)
<ヘビー級トーナメント準決勝>
○ベンジャミン・アデグバイ(ルーマニア)
1R TKO
●デ・アンジェロ・マーシャル(キュラソー)
Harut Grigorian sends Murthel down here in round 1! #GLORY50 pic.twitter.com/ZxvShikzmH
— GLORY Kickboxing (@GLORY_WS) 2018年2月17日
#andNEW GLORY welterweight champion of the world Harut Grigorian! #GLORY50 pic.twitter.com/YndoXJPf2h
— GLORY Kickboxing (@GLORY_WS) 2018年2月17日
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