W-1『CRUISER FES 2018』出場者 カズ・ハヤシ&アンディ・ウー インタビュー!

■「この試合に勝った人間が優勝できなかったら、僕らの時代は終わっちゃいます」
不退転の決意でトーナメント参戦!『CRUISER FES 2018』出場者インタビュー

2 月 14 日から開幕するクルーザーの祭典『CRUISER FES 2018』。このトーナメントにエントリーされたカズ・ハヤシだが、意外なことに未だクルーザーのベルトを巻いていない。シングル戦線から遠のいているカズは果たしてこのトーナメントにどのような気持ちで挑もうとしているのか?
そして、1 回戦の相手は全日本プロレス時代に世界ジュニア王座を懸けて熾烈な激闘を繰り広げてきた土方隆司に決定。この一戦を「事実上の決勝戦」と言い切り、覚悟を持ってトーナメントに殴り込む!
──W-1 で新たに『CRUISER FES』というクルーザー級のイベントが始まりますが、今回このトー
ナメントにどのようなお気持ちで臨みますか?

カズ どうしても選手としての結果がついてこなくてですね、今のカズ・ハヤシでの実績を作りたいんですよね。

──去年は後半に近藤選手とタッグ王座を獲りましたけど、クルーザー戦線に全然絡んでなかったじゃないですか?

カズ あとシングルね。246 としては現在進行形でやってきているんですけど、どうしてもカズ・ハヤシ個人としてやってないんで、そこを狙うには最高の舞台かなと。トーナメントじゃないですか?
1 回でも負けたら終わりなので、自分を追い込める舞台でもあるし、このトーナメントの覇者がクルーザーのベルトに挑戦できるんで、個人としてアピールできる一番の近道なのかなと思っています。

──昨年シングル戦線に絡んでいけなかったのは予想以上に社長業が負担だったというところはあるんですか?

カズ どうなんですかね?(笑)。社長業はスタッフの人たちががんばってくれてるんで大丈夫です。

──では、逆に若い選手たちだけでどれだけやれるのか様子見をしていたという部分もありましたか?

カズ 僕らに入ってこさせないような世界を彼らが築き始めているというのはありますね。チャンピオンベルトがあって、ベルトの挑戦者としてなかなか入っていけないような物を築き上げたのかなと。MAZADA さんの政権だった時はまだまだっていうのがあったんですけど、そのあとかな?

──アンディ選手が取り返して、横浜文体で吉岡選手がチャンピオンになってという感じでクルーザー戦線は進んでいましたよね。

カズ そのあとからは僕らが入っていけない感じでしたよ。ただ、トーナメントの 8 人の枠には入れたんでね。あとは実力で登っていきゃいい話なんで。

──そのトーナメントの 1 回戦が W-1 の若い選手ではなく勝手知ったる土方隆司というところが今回の試合の肝だと思うんですけど。

カズ 僕的にはこれが事実上の決勝だと思っていますんで。この試合に勝った人間が優勝できなかったら、僕らの時代は終わっちゃいますよね。土方選手も同じように思っていると思うので。僕らにしかできない試合って土方選手も言っていましたけど、そこにプライドを持って挑んで、優勝して王者になりたいですね。

──現在の土方選手に関してはどのような印象をお持ちですか?

カズ 実は昨年 W-1 に参戦する前に『王道』という団体で闘ったんですけど、コンディションがいいなっていうのと、昔に比べて強さがさらに増したというか。熟成されたキックというか、凄くいい味を持った選手になっていたなと感じたんですよ。凄い刺激になった闘いでしたね。

──それが土方選手の W-1 への参戦につながったんですね。ちょっと耳に入ったんですけど、12 月の後楽園大会でやった吉岡選手とのタイトルマッチを見て、カズ選手が土方選手のことを控え室で凄く絶賛されていたということなんですけど、本当なんですか?

カズ 本当ですよ。負けちゃいましたけど、素晴らしかったですね。それを倒した吉岡選手も凄かったですけど、完全に土方選手の土俵に引っ張り込んでいましたよね。進化しているのを感じましたね。

──土方選手にも『CRUISER FES』のお話を聞いたんですけど、2008 年に世界ジュニアを丸藤正道選手を相手に流出させてしまい、それを自分で取り返すことができずにカズ選手が取り返したと。そこがレスラー人生の中で大きく残っているできごとで、今回の 1 回戦での試合にはそのケジメをつけたいというモチベーションがあるらしいんですよ。

カズ ああ、懐かしいな。あの闘いは僕にとっても分岐点となった試合でしたからね。

──土方選手にとってはやはり全日ジュニア時代の闘いの続きという感じだと思うんですけど、カズ選手はどのようなお気持ちなんですか?

カズ やっぱり、僕らの中では止まった時間というものがあって、それがまた動き出す感じですよね。だから、あの時代からの続きなんですよ。土方選手と試合をしたことで凄く刺激になったし、熱くなれる相手だということを思い出したんでね。その闘いがまたできるという意味でもやっぱり続きになりますね。

──わかりました。他にトーナメントで気になる選手はいますか?

カズ 近野剣心はシングルではやってないんで試合をしてみたいですね。

──10 月の後楽園大会の 6 人タッグで少し当たっただけですもんね。近野選手もカズ選手とやりたいって言ってましたね。

カズ あ、そうですか? じゃあ、相思相愛ということですね。

──近野選手にしてみれば、かつて全日本プロレスに入門しながらデビューできなかったという経緯があるので、どうしてもカズ選手との試合には特別な思いがあるようです。

カズ それはうれしいですね。ただ試合をするためには僕も勝ち上がらなきゃいけないし、向こうも勝ち上がらなきゃいけない。でも、決勝は僕と近野で決定です。

──トーナメントを勝ち抜く手応えはありますか?

カズ それはありますね。さっき言った通り、1 回戦が事実上の決勝戦だと思っているんで、そこを突破できればいけるでしょうね。

──まだまだ若い選手には譲れないと。

カズ うん。まあ年齢は関係ないですけどね。

──ただ、常々おっしゃっておられますけど、社長として自分の背中を見せていかなきゃいけない使命感的な気持ちもあるんですよね?

カズ 特に 1 月の僕の 25 周年記念試合で武藤さんしかり、ウルティモさんしかり、サスケさんしかり、東郷さん、近ちゃんもそうですけど、みんなの引かないあの態度。やっぱり僕もああいうふうになっていこうとは思いますね。すげえパワーをもらったんですよ、あの試合で。社長の肩書きにとらわれることなく、選手としてちゃんとやっていけというメッセージを武藤さんにもらったし、本当にその通りだなと思って。

──あのヒザの状態でプランチャーまでやったわけですからね。

カズ そうそう。泣けてくるじゃないですか、あんなのやられたら。一歩間違えたら大怪我ですからね。それでもチャレンジするあの精神。凄いな。ああいう姿は見習いたいし、武藤さんがあそこで背中を見せてくれたんでね、僕も今回のトーナメントでは背中を見せますよ。僕の大きな背中をね(笑)

──わかりました! それでは『CRUISER FES』での闘いを期待しています!


■ 「自分の中では作戦ができています。すべてドランクとの 1 回戦で出しますよ」いよいよドランクと最終決着か!?『CRUISER FES 2018』出場者 アンディ・ウー インタビュー!

 元クルーザー王者のアンディ・ウーの『CRUISER FES 2018』の 1 回戦の相手はくじ引きの結果、因縁のドランク・アンディに決定した。10 月からずっとつきまとわれている怨敵・ドランクと今度こそ決着を着けることができるのか? そして、現王者・吉岡世起に奪われたクルーザー王座を再び手にすることができるのか? さらなる高みを目指すアンディに話を聞いた。
──W-1 のクルーザー戦線を引っ張っている一人でもあるアンディ選手ですけど、こうして『CRUISER FES』という大会が開かれることに関してはどのようなお気持ちですか?

アンディ こういう大会は W-1 で初なんでうれしいですね。まあベルトができた時もそうですけど、クルーザーの舞台ができることはうれしいです。

──クルーザーに注目が集まりますからね。これをきっかけにもっともっと盛り上げていったらいいですよね。

アンディ もちろん盛り上げたいですよね。僕はクルーザーという階級にこだわっているし、だからこそ無差別級の『W-1 GP』にも出なかったわけですからね。

──クルーザーという階級が自分の生きる場所ということですか?

アンディ ヘビー級の身体で生まれていたら話は別ですけど、成長してもこの身体だったんで。

──今の自分の体格や才能が一番活かせる場所だということですよね。ただ、ここ最近は純粋なクルーザー戦線に絡めていなかったので、より一層このトーナメントに懸ける気持ちは強いんじゃないですか?

アンディ そうなんですよね。何回か取材をしてもらっていますけど、毎回そういう話になってしまって申し訳ないなと(笑)。ただ、終わらせるにはいい機会がやってきたと思っています。ここで終わらせるしかないですね。

──要はその元凶となっていたドランク・アンディ選手が 1 回戦の相手となってしまったんですよね。

アンディ 僕としてはまったく願ってなかったんですけどね(笑)。

──希望通りではなかったんですか。

アンディ いやいや、1 回戦は違う相手とやりたかったんですよ。まさかくじで当たってしまうとはって感じですよね。まるで初めから決まっていたかのような……。ちょっと主催者を疑いたくなりましたよ。

──ただ、自分でくじを引いた結果ですからね。

アンディ そうなんですよね。「ドランクだけは来るなよ、来るなよ……」って思っていたら来ちゃったというか。そういうことってありますよね? サイコロを振るのでも、「この数字は出んといてくれ」と思っていたら出てしまうみたいな。まさかここで出てしまうとはっていう感じですよね。久しぶりに純粋なクルーザーの舞台だったんで、できれば当たりたくなかったですね。というか、なんでエントリーされんねん(笑)。

──ただ、ドランク選手との試合は 1 回戦ですから、最初にケリをつけられるという考え方もありますよね。

アンディ 逆に今はそう考えてます。決まってしまった以上は、この 1 回戦で終わらせます。あとは純粋なクルーザーの闘いに挑みたいなって思いますね。

──ドランク選手との闘いは Enfants Terribles との闘いでもあるわけで、ここまでは凄く弄ばれている感がありましたけど、今度こそ決着をつけられるという自信はあるんですか?

アンディ あります。もう自分の中では作戦ができています。それはすべてドランクとの 1 回戦で出しますよ。必ず終わらせます。そして、今奪われているマスクも取り返します。マスクは僕からしたら命と同じものですからね。

──ここで今度こそ決着をつけて、次のステップに進みたいということですね。

アンディ はい。ここで終わらせて 1 回戦を突破できれば、あとは純粋なクルーザーの闘いができますからね。準決勝は僕の予想だと、MAZADA 選手が勝ち上がってくるのかなって気がしているんで。

──MAZADA 選手とはベルトを獲ったり獲られたりと繰り返してきて、アンディ選手たちの世代にとっては壁になっている選手ですよね。

アンディ 何度もやっているからこそ大変な選手だということはわかってます。でも、やりがいがありますよね。それと同時に、MAZADA さんの相手である近野剣心選手はまだ一度もやったことがないので、純粋に試合をしてみたいですね。

──なるほど。それほど闘うのが楽しみな選手が多い『CRUISER FES』ということですね。

アンディ 誰と当たっても楽しみですよね。約 1 名を除いては(笑)。

──その他、気になる選手はいますか?

アンディ W-1 になってからカズ・ハヤシさんと一回もシングルマッチをしたことないんですよ。全日本の頃は 2 回ぐらいあるんですけど。

──カズ選手もクルーザーにはまったく絡んでなかったですけど、このトーメントで対戦したみたいということですか?

アンディ カズさんもそうですけど、向こうのブロックはほとんどの選手とシングルマッチをしたことがないんですよ。児玉もないし、土方さんもないし、当然アレハンドロもない。だから、誰が来てもおもしろいなって思うんですよね。ただ、誰か一人と言われればやっぱりカズさんとやりたいですね。

──カズ選手はアンディ選手にとってどういう存在なんですか?

アンディ 僕が全日本にいた頃はコーチだったんで凄い怖かったです。僕の中では今でも変わらないですね。変わらず怖い存在ではあるんですけど、自分も成長しているし、決勝戦で当たりたいという気持ちが強いです。

──成長した自分の力を見せたいと。

アンディ 見せられる自信もあるんでね。是非、カズ選手とやりたいですね。

──その一方でニューカマーのアレハンドロ選手に関してはどうですか? 今はタッグを組む機会も多いですけど。

アンディ 僕の中ではもうライバルですよ。本当の実力はこのトーナメントで見せてくれるんでしょうけど、やっぱり W-1 でマスクマンとしてずっとやっているのは僕だけですから、そこにはプライドがありますね。

──わかりました。改めてこのトーナメントを勝ち抜く自信はありますか?

アンディ もちろんありますね。それにチャンピオンの吉岡選手は出ないんでね。それはやっぱり悔しいし、ベルトを獲られた相手ですけど、逆に僕に挑戦したくなるような試合をこの『CRUISER FES』でやりたいですね。あとでチャンピオンが「『CRUISER FES』に出たかった」と思わせるような試合をしたいです。


■ 2・14「WRESTLE-1 TOUR 2018 W-IMPACT」後楽園ホール大会
日時:2018年2月14日(水)19時開始/18時開場
場所:東京・後楽園ホール

2018年2月14日(水)「WRESTLE-1 TOUR 2018 W-IMPACT」東京・後楽園ホール大会の全対戦カードが決定致した!征矢学がAKIRAとタッグを組み、芦野祥太郎&立花誠吾との対決が決定!果たしてどのような闘いになるのか!?

【対戦カード】
<タッグマッチ 30分1本勝負>
芦野祥太郎(Enfants Terribles)
立花誠吾(Enfants Terribles)
 vs
征矢学
AKIRA

<8人タッグマッチ 30分1本勝負>
稲葉大樹 (NEW ERA)
吉岡世起 (NEW ERA)
土肥孝司 (NEW ERA)
熊ゴロー (NEW ERA)
 vs
近藤修司 (チーム246presidents/TriggeR)
河野真幸 (TriggeR)
NOSAWA論外(東京愚連隊)
FUJITA(東京愚連隊)

<シングルマッチ 15分1本勝負>
佐藤嗣崇
vs
三富政行

<WRESTLE-1リザルトチャンピオンシップ 60分1本勝負>
【第4代王者】伊藤貴則
 vs
【挑戦者】黒潮“イケメン”二郎
※第4代王者・伊藤貴則、4度目の防衛戦。

<WRESTLE-1 CRUISER FES 2018 トーナメント1回戦 30分1本勝負>
アレハンドロ
 vs
児玉裕輔

<WRESTLE-1 CRUISER FES 2018 トーナメント1回戦 30分1本勝負>
カズ・ハヤシ
 vs
土方隆司

<WRESTLE-1 CRUISER FES 2018 トーナメント1回戦 30分1本勝負>
MAZADA
 vs
近野剣心(ダブプロレス)

<WRESTLE-1 CRUISER FES 2018 トーナメント1回戦 30分1本勝負>
アンディ・ウー
 vs
ドランク・アンディ

<タッグマッチ 30分1本勝負>
木村花
安納サオリ(Actwres girl’Z)
 vs
万喜なつみ(Actwres girl’Z)
白姫美叶(センダイガールズプロレスリング)


【チケット情報】
・特別リングサイド¥7,000
・リングサイド¥5,000
・指定席¥4,000
・レディースシート¥3,000
・ペアシート¥7,000
※当日各席500円UP、ペアシートは1,000円UP
※当日のみ一般立見¥2,500、小中高ワンコインチケット¥500 ならびに試合開始一時間後より、アフターワンチケット¥2,000を販売いたします。

【チケット販売所】
・チケットぴあ(Pコード:594-330) TEL:0570-02-9999  http://t.pia.jp/
・ローソンチケット(Lコード:34482) TEL:0570-000-732(10~20時) http://l-tike.com/sports/wrestle_1/
・イープラス http://eplus.jp/
・後楽園ホール5階事務所 TEL:03-5800-9999
・書泉グランデ TEL:03-3295-0011
・書泉ブックタワー TEL:03-5296-0051
・チャンピオン TEL:03-3221-6237
・焼肉Dining610(ロクイチマル)池袋東口 TEL:03-6915-2112
・㈱GENスポーツエンターテインメント TEL:03-6452-6815
・WRESTLE-1 Official Web SHOP http://shop.w-1.co.jp/


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