ケン・片谷『メシとワセダと時々プロレス』㉘『TOKYO 6 WRESTLERS』王子BASEMENT MONSTER大会[ファイトクラブ]“絶賛! 引きこもり中!!”

[週刊ファイト2月8日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼ケン・片谷『メシとワセダと時々プロレス』㉘
『TOKYO 6 WRESTLERS』王子BASEMENT MONSTER大会
・サバイバル飛田と正真正銘の初対決
・IWAジャパン再び!松田慶三 vs. YUJI-KITO
・UWFスタイルを織り交ぜた田馬場貴裕 vs. ブルーシャーク
・全日本プロレス入団!丸山敦の壮行試合 vs. くいしんぼう仮面
・“絶賛! 引きこもり中!!”


『TOKYO 6 WRESTLERS』ケン・片谷、くいしんぼう仮面、松田慶三、YUJI-KITO、サバイバル飛田、田馬場貴裕。6人のレスラーによるシェア興行! 果たして結果は!? ゲストに丸山敦、ブルーシャークを迎え、闘いの火蓋は切って落とされた!

お正月気分もまだ抜けきらないというのに、オイラのところには、年に2回の試練の期間がやって来ました!
そう、大学がテスト期間に入ったのです。

2月に入ると、大学は入試期間に入りますので、在学生は1月の末に集中的に学期末試験を受けなければなりません。
期末試験というと、中学や高校を思い出しますが、大学の試験はそんなに生易しいものではありません。教授の都合で若干前後するものの、およそ2週間の間にテストやレポートがまとめて襲い掛かってくるのですからたまったものではありません。しかも、成績いかんでは、容赦なく留年を余儀なくされてしまいます。
50歳を過ぎ、さらに硬くなった脳みそにムチを入れて必死に勉強しなければならないのです。

大学がテスト期間だろうがなんだろうが、お仕事は待ってくれません。こんな時期だって、試合のオファーがあれば、もちろんありがたくお請けします。

今日の試合は、『TOKYO 6 WRESTLERS』王子ベースメントモンスター大会。
なかなかカッコいいタイトルが付きましたが、要はレスラー6人によるシェア興行です。
前回、オイラを除いた5人のレスラーで行われたこの大会ですが、今大会より、オイラを加えて“6 WRESTLERS”となったわけです。

そんな6人のレスラーというのは、オイラ以外にくいしんぼう仮面選手、松田慶三選手、YUJI-KITO選手、田馬場貴裕選手、そしてサバイバル飛田選手。
みんな付き合いも長く、気心知れた選手ばかりです。
さらに、ゲストとして全日本プロレス入りしたばかりの丸山敦選手とブルーシャーク選手が参戦してくれました!

会場となったのは、王子駅近くの『BASEMENT MONSTER』です。実は、オイラにとっては初めての会場となります。
駅から近いとは聞いていたのですが、地下2階が会場ということを知らず、地上で同じ場所を何度も何度もグルグルと回ってしまいました(笑)。
危うくバターになってしまう(死語)ところでしたが、地下に続く階段を見つけ、何とか会場入りすることができました。

薄暗い階段を降りていくと、その先にリングがありました。そこはまるで場末の地下格闘技場。地上を歩いている人は、まさか地下にこんな空間があって、そこでプロレスが行われているなんて思いもしないでしょう。
100人も入れば超満員となってしまうようなキャパシティですが、リングとお客さんが近くて、臨場感を味わうにはなかなか良い会場です。

各選手の営業の甲斐あって、客入りも上々。お膳立ては整いました。
今日は“6 WRESTLERS” を中心に、全5試合が行われます。

第1試合のアマチュアマッチに続いて、いきなりオイラとサバイバル飛田選手がぶつかるタッグマッチが行われます。
最近、トークイベントでも顔を会わせることが多かった両者ですが、なんと、対戦するのは今日が初めてです!

えっ!? 何か??

飛さんとは、かれこれ20年近い付き合いになりますが、正真正銘今日が初対決なのです!
意義のある方は、後ほどゆっくりと話を聞くことにしましょう(笑)!

試合は、お互い『X』選手を引き連れてのタッグマッチとなりました。Xは当日発表でしたが、実はオイラも二人とも知らない選手でした(笑)。どんな選手なのか? どんな技を出すのか? お客さんと同じ目線でオイラも試合を楽しみました。

プライベートでは仲良しの飛さんですが、試合となればそこは相手もプロです。容赦ない攻撃でぶつかってきました!

飛さん得意の凶器攻撃! 今日のアイテムはトイレのすっぽんすっぽんです(笑)! 当然、実際にトイレで使用したわけではないでしょうが、絶対に食らいたくない凶器には違いありません。
オイラは何とか回避したのですが、パートナーがスキンヘッドだったことが災いし、哀れすっぽんすっぽんの餌食に! ゴムの吸盤部分をスキンヘッドに充てると、 面白いように頭に吸い付くのです!
これにはたまらず、味方がやられているというのも忘れて大笑いしてしまいました!

すっぽん攻撃が功を奏したのをいいことに、試合はすっかり飛田組のペースになりました!
リングを降り、場外で会場狭しと大暴れです。相手のペースに乗ってはいけないと思いつつも、オイラも場外の飛さんを追い掛けます。

試合終盤、チャンスが訪れました。飛さんのパートナーが軽量だったことに目を付け、オイラが大技の波状攻撃を仕掛ける! ブレーンバスターからのバックドロップ、そして必殺技のジャンピングパイルドライバーを狙いました!
『決まった!』と思った瞬間、飛さんが絶妙のカットプレー! 一瞬の隙を逃さず大逆転。最後は、飛さんも得意とする“ゴッチ式”パイルドライバーで万事休す。パートナーがカウント3を聞いてしまいました。

残念ながら初対決には敗れてしまいましたが、試合後には何とも言えない爽快感が待っていました。
闘い終えてノーサイド。初対決の記念に、珍しく飛さんとツーショット写真を撮りました!

続いての第3試合は、今大会屈指の好カードとなりました!

松田慶三選手とYUJI-KITO選手のシングルマッチ。この二人の経歴を知る者にとっては、垂涎もののカードです!


記事の全文を表示するにはファイトクラブ会員登録が必要です。
会費は月払999円、年払だと2ヶ月分お得な10,000円です。
すでに会員の方はログインして続きをご覧ください。

ログイン