伊東竜二＆関本大介15周年タッグに宮本裕向デスマッチ激勝！世羅りさも凱旋9・16大日本「広島熱狂プロレス」

■大日本プロレス　伊東＆関本デビュー15周年記念･広島大会
日時：9月16日(火)　開場：18:00　開始：18:30
会場：広島県立産業会館･西館　観衆：252人

　平日開催となった大日本プロレス「広島熱狂プロレス」は、伊東＆関本デビュー15周年記念大会として行われた。満員マークはつかなかったが、つけても差し支えないぐらいの入りとなった。

　主役の伊東と関本はセミファイナルに登場。ゼロワンから参戦の佐藤耕平、河上隆一と真っ向からぶつかり合い、ド迫力の肉弾戦を勝利で飾った。

＜セミファイナル　タッグマッチ　30分1本勝負＞
伊東竜二　関本大介○
　11分24秒　ジャーマンスープレックスホールド
佐藤耕平　河上隆一●

　この日のメインには、アブドーラ小林が復帰後初のシングルデスマッチに登場。地元の英雄、宮本裕向と激しい壊し合いを見せた。デスマッチヘビー級チャンピオンが相手ということもあり、肉体へのダメージは想像以上に大きかった様子だが、「愛してマース」パフォーマンスを宮本と奪い合う等、見せ場豊富なメインに相応しい内容となった。

　試合後には宮本が11月地元廿日市市で予定している自主興行での再戦を要請、小林もこれを受け入れ、真の「プロレスラブ」を決定する一番が行われることとなった。

＜メインイベント　蛍光灯ボード＆ブロックデスマッチ　30分1本勝負＞
宮本裕向○
　14分5秒　ムーンサルトプレス⇒片エビ固め
アブドーラ･小林●

　全試合終了後には、小林が先月の広島土砂災害義援金募金を呼びかけ、地元ということもあって多数の人がこれに協力していた。被災者の中には、Facebookの大日本プロレス広島ファンクラブ会員も存在する。今日の試合が少しでも被災地域のプロレスファンへの勇気づけにつながることを祈らずにいられない。

　この日は、先月地元世羅町でアイスリボン「せらリボン」を大成功に導いた世羅りさも参戦。タッグパートナーである成宮真希とのドットスタップ対決を行った。残念ながら完敗といえる内容ながら、引き続きの成長を期待させるファイト内容だった。

＜第4試合　アイスリボン提供　シングルマッチ　30分1本勝負＞
世羅りさ●
　10分31秒　ユルネバ⇒エビ固め
成宮真希○

　休憩前メインには地元ダブプロレスのエース魁が木高イサミとタッグで登場したが、良いところなく叩き潰された。沼澤は地元冠婚葬祭会社の提供による棺桶で入場。凶器としてもフル活用、バチあたりな勝利を飾った。

＜第5試合　有刺鉄線ボードタッグデスマッチ　30分1本勝負＞
木高イサミ　魁●
　13分38秒　有刺鉄線ボード上への国体一回戦スラム→片エビ固め
“黒天使”沼澤邪鬼　竹田誠志○

　この日もバラモン兄弟が参戦。場内を大混乱に陥れ、安心マークの試合運びを見せてくれたが、この日に限って言えば、最後に主役を持っていったのは植木。バカ兄弟の見せ場に空気を読んでない突っ込みをいれるわ、ピストル持ち出して相方のバカ兄弟まで脅すわで、試合後には兄弟に思いっきり突っ込まれていたが、観客は大喜びだった。