ボラドールJr.が王座防衛!CMLL 金曜日定期戦

(C)CMLL

 12月29日(現地時間)にメキシコ・アレナメヒコでCMLL 金曜日定期戦が開催された。
 今大会のメインは、初代ミスティコことカリスティコがボラドールJr.の保持するNWAウェルター級王座へ挑戦した。ルチャリブレでは、テクニコ(善玉)とルード(悪役)の対戦が基本になっており、テクニコ同士、ルード同士での対戦はあまり組まれない。しかし、トーナメントやリーグ戦などでは当然、戦う事になり、この両者も2017年のエル・サント杯(レジェンダ・デ・プラタ)の決勝で激突し、その時はボラドールJr.が勝利、その時に因縁が勃発し2017年12月22日アレナメヒコで両者はシングルマッチで再戦。今度はカリスティコが勝利している。リベンジに成功したカリスティコは、今度はボラドールJr.の王座に挑戦させろと迫り、それが認められた為、3度目になるシングルマッチが実現したのだった。試合は速効でカリスティコが丸めこんでフォール勝ち、一本先取。するとボラドールJr.もバッククラッカーですぐにフォールを奪い返し、二本目を奪い、三本目に突入した。悪質な反則や乱入もなく好勝負が続いたが、カリスティコが必殺のミスティカを極めボラドールJr.がタップした時、なんとレフェリーはボラドールJr.のセコンドと揉めており見逃していた。勝ったと思い込んだカリスティコは技を解いて勝ち誇っている隙に、ボラドールJr.がカナディアン・デストロイヤーを決めてフォール勝ち。ボラドールJr.の王座防衛となったが、最後の最後で後味の悪い結果となった。試合後、当然、カリスティコは抗議するも、最後は負けは負けと素直に認め、ベルトをボラドールJr.に巻いて祝福。長く続いてテクニコ同士の抗争もこれでひと段落したようだ。
 また2018年元旦のアレナメヒコで行われる究極の決着戦、敗者髪切りマッチが決まっているネグロ・カサスとサム・アドニスが6人タッグで前哨戦を行った。当然、両者がエキサイトし、アドニスは星条旗でカサスを攻撃。レフェリーの制止も無視して凶器攻撃を続けた為、遂に反則負けとなった。試合後、激怒したカサスは、カベルナリオと共にアドニスに復讐の制裁。この両者の最終決着、いよいよ待ったなしという形になった。

■ CMLL アレナメヒコ金曜日定期戦
日時:2017年12月29日(現地時間)
会場:メキシコ・アレナメヒコ

<NWAウェルター級王座タイトルマッチ>
○ボラドールJr.(王者)
 2-1
●カリスティコ(挑戦者)

<6人タッグマッチ>
○ウルティモ・ゲレーロ、ショッカー、グラン・ゲレーロ
 2-1
●ニエブラ・ロハ、エル・バリアンテ、マルコ・コルレオーネ

<6人タッグマッチ>
○ネグロ・カサス、ミステル・ニエブラ、バルバロ・カベルナリオ
 2-1
●サム・アドニス、ジョニー・アイドル、オクムラ

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