[ファイトクラブ]歴史と伝統を体現!12・12全日本プロレス世界最強タッグ後楽園ホール

[週刊ファイト12月21日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼歴史と伝統を体現!12・12全日本プロレス世界最強タッグ後楽園ホール
 Photo & Text by 山下達也
・石川修司&諏訪魔組が初Ⅴ!決定戦で橋本大地&神谷英慶組を撃破
・宮原健斗&ヨシタツが25分+ド迫力プロレス!諏訪魔&石川2試合目へ
・明日はどっちか? 全日=野村直矢&青柳優馬vs大日=橋本大地&神谷英慶
・秋山準&大森隆男はJドーリング&太陽ケア下して10点に並ぶ記録に
・白星配給係り崔領ニ&将火怒が優勝候補ゼウス&ボディガーに勝利!
・制限時間5分の職人芸!TAJIRI&KAI-征矢学&ブラック・タイガーⅦ
・出戻り鈴木鼓太郎の世界jr挑戦宣言に中島洋平らは・・・
・山田邦子ウルティモ校長51歳誕生日祝う!渕正信ボディスラム健在!


 2017年を年間回顧するなら、秋山準率いる新生・全日本プロレスが大幅に観客動員を伸ばし、特に後楽園ホールでの支持率を確固たるものとした事実は書き留めておく必要があろう。
 冬の風物詩、『世界最強タッグ決定リーグ戦』が12・12最終戦を後楽園ホールで迎えた。12月9日、新潟大会終了時点で5チームが同率の10点で並ぶ大混戦となったが、先に終了した新日本プロレスのWORLD TAG LEAGUEも大混戦の星取り進行だったから、大人のファンは展開を予想していたかも知れない。
 唯一の違いは、1・4東京ドームをにらんでオカダ・カズチカや内藤哲也をリーグ戦に参加させなかった新日に対して、伝統的に超大型選手が暴れまわる全日のリングには、日本人選手の最強コンビ、石川修司&諏訪魔組がエントリーしたことである。さらには、WWEから新日に戻って輝けなかったヨシタツを、宮原健斗がリードして想定以上に受けたこともあり、超満員の後楽園ホールはさらにHEAT UPした。

■ 2017 世界最強タッグ決定リーグ戦 ~旗揚げ45周年記念シリーズ~ [優勝決定戦]
日時:2017年12月12日(火) 18:30開始
会場:東京・後楽園ホール 観衆1660人(超満員札止め)

 石川修司&諏訪魔組が初Ⅴ!決定戦で橋本大地&神谷英慶組を撃破
<第8試合 2017 世界最強タッグ決定リーグ戦 優勝決定戦>
○石川修司 諏訪魔(リーグ戦1位)
 11分14秒 ジャイアントスラム⇒片エビ固め
●神谷英慶 橋本大地(リーグ戦1位)

 わずか10分の休憩後に行われた大神vs.諏訪魔&石川修司組の優勝決定戦は、40代の全盛期チームvs.伸び盛りの25歳コンビとなった。
 インターバルの短い諏訪魔&石川組の苦戦も予想されたが、大神をパワーで押し切りフィニッシュは石川修司が神谷をボディへの膝蹴りからジャイアントスラムを決め、40代コンビが決定戦を制した。

 試合後、諏訪魔はコンビ結成の呼びかけに答えた石川修司に「俺のわがままを聞いてくれてありがとう」と言えば、石川修司は「反対の意見も耳にしますが最高のパートナーともっともっと暴れます」とコンビ継続を宣言!。「3、2、1俺たちは全盛期だ!」で、2017年の全日本プロレスを引っ張ったフリーの石川修司が大会を締めた。

 宮原健斗&ヨシタツが25分+ド迫力プロレス!諏訪魔&石川2試合目へ
<第7試合 2017 世界最強タッグ決定リーグ戦 公式戦 30分1本勝負>
○諏訪魔 石川修司(6勝3敗=12点)
 25分17秒 ラストライド⇒体固め
宮原健斗 ●ヨシタツ(5勝4敗=10点)

驚異の粘りを見せたヨシタツを諏訪魔がラストライドで仕留め、12点を獲得し優勝決定戦進出が決定。

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