ブレット・クーパーがKO勝ち!ACB 76オーストラリア!

(C)Absolute Championship Berkut

 12月09日(現地時間)にオーストラリア・ゴールドコーストで『ACB 76 Gold Coast: Young Eagles 23』が開催された。
 このアブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクートはロシアの総合格闘技団体。団体名のベルクトはコーカサスで尊敬されている鷲の名前から取っている。2012年から精力的に大会を開催してきたMMA団体で、ロシア人同士だけではなく、ロシア勢が(ロシアから見て)海外勢と対戦するカードも多く組まれる国際的な大会だった。しかし、最近はチアゴ・シウバ、ポール・ブエンテロ、マイク・カイルという世界的に有名な元UFCファイターと契約し、ロシア対世界ではなく、ワールドワイドなMMA団体となり、世界各国での大会開催を発表。2017年1月には遂にアメリカ進出も果たした。
 今大会はオーストラリア進出となり、最近の路線通り、元メジャー団体参戦経験のある有名選手対ACB生え抜きロシア勢が対戦するというカードが組まれた。メインは元ベラトール戦士ブレット・クーパーが、シャラフ・ダフラトムロドフと対戦。下馬評はダフラトムロドフ有利となっている。試合は開始すぐにダフラトムロドフのキックがクーパーの股間に命中し試合中断。その後、なんとかクーパーが立ちあがったものの、ダメージが残っているようで、その後はダフラトムロドフがテイクダウンして攻め続ける展開となった。しかし、2Rに入るとクーパーが回復し逆にテイクダウンを奪う展開となり、最後はダフラトムロドフを金網際に追い込みパンチラッシュ。クーパーの右アッパーが命中し、ダフラトムロドフが崩れ落ちるようにダウン。レフェリーがストップし、クーパーがKO勝ちした。
 セミファイナルは地元オーストラリア戦士で元UFCというデェラン・アンドリュースが、ロシアのアザマド・アマゴフと対戦。こちらは下馬評はほぼ互角だ。試合は1Rこそスタンドでの五分の展開だったが、2Rにアマゴフの左フックが炸裂し、アンドリュースが轟沈。追撃のパウンドをレフェリーがストップし、アマゴフがTKO勝利となった。

■ ACB 76 Gold Coast: Young Eagles 23
日時:2017年12月09日(現地時間)
会場:オーストラリア・ゴールドコースト

<ウェルター級>
○ブレット・クーパー(米国)
 2R 3分29秒 TKO
●シャラフ・ダフラトムロドフ(ロシア)

<ウェルター級>
○アザマド・アマゴフ(ロシア)
 2R 1分08秒 TKO
●デェラン・アンドリュース(豪州)

<バンタム級>
○アンソニー・レオーネ(アメリカ)
 2R 4分20秒 ギロチンチョーク
●ディーン・ガーネット(イングランド)

<フェザー級>
○マイケル・トービン(オーストラリア)
 1R 2分00秒 サブミッション
●サム・チャン(アメリカ)

<フェザー級>
○ホドルフォ・マイケル・ディニス(ブラジル)
 判定 2-1
●メヘティ・バアイデュラエフ(ロシア) 

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