11・23『RISE 121』インタビュー「今回はトーナメントがメインですけど終わってみれば那須川天心だなと」

 来る11月23日(祝/木)TOKYO DOME CITY HALLにて開催される『スリーエー・ライフ presents RISE 121』について。セミファイナルで行われるRISEバンタム級タイトルマッチに登場する那須川天心、イグナシオ“EL MISIL”カプロンチの事前インタビューが主催者から届いた。
 KNOCK OUT、RIZINでも活躍し約半年ぶりにホームリング凱旋となる那須川天心は、今回がRISEバンタム級タイトル2度目の防衛戦。その那須川に挑戦するイグナシオは、20本以上のタイトルを獲得した南米最強キックボクサー。初来日となった9月大会では佐野貴信をハイキックと左フックでKOし大きなインパクトを残した。
 過去最強の相手の迎え那須川は、ホームRISEのリングでどんな勝ち方をみせるか? それともイグナシオが今年最大のアップセットをみせるか? またイグナシオが無事来日。前回より1日早く日本へ到着し、コンディション万全でタイトルマッチに臨む。

 
 
■ 那須川天心『今回はトーナメントがメインですけど終わってみれば那須川天心だなと』

–10月15日に試合が終わったばかりですが疲れは無いですか?
「そうですね、もう慣れたって感じですね。試合ずっと続いてきたんで。
今年はやり切るって決めてやってたんで問題無いです」
 
–前回はRIZINでMMAでしたが、今回はRISEでキックボクシングですね。気持ちの切り替えは出来てますか?
「自分のホームリングなんで、しっかりとRIZINやKNOCK OUTで活躍してきた所を活かしてホームで爆発したいなと思います」
 
–RISEへの出場は5月20日のライアン戦以来なので半年ぶりになりますね。その時はこれ以上ないぐらいの激勝でしたが今回はどんな勝ち方がしたいですか?
「相手も面白い選手というか派手な試合できる選手なんで、相手の技を全部避けつつ、自分だけ当てて圧倒的にKOしたいと思ってます」
 
–前回の佐野貴信戦(9月15日)を見て気を付けなければいけない点はありますか?
「変則的な技ですね。でもそういう相手と昔からずっとやってきたんで、自分には当たらないと思います」
 
–今回の試合はアルゼンチンや南米でかなり注目されているみたいです。ここで勝てばさらに世界にアピールできますね。
「向こうのスター選手ですけど、ただ良い試合して勝つんじゃなくて圧倒してKOして勝てば南米の人達からも注目されるんで、もっともっと世界に知ってもらえる機会かなと思います」
 
–今回はどんな勝ち方になりますか?
「KOですね!本当にKOしか狙ってないんで。あとは色んな技、相手がやられて嫌な技で倒したいなと思います」
 
–やられて嫌な技とは?
「ボディだったり、ちょっと派手な技で倒したいですね。相手は蹴り技の選手なんで、蹴りで倒したら面白いと思いますし」
 
–ワンチャローン戦(2016年12月5日)のような感じですか?
「まぁアレは衝撃的過ぎだったんですけど、それに負けないような試合をしたいなと思いますね」
 
–今年は去年に負けないぐらい突っ走ってきましたが、今年はあと何回試合をしますか?
「わかんないですけど、いつ試合決まるかわかんないんで(笑)」
 
–今年のRISEでの試合は今回で最後になりますがどうやって締めたいですか?
「最後に印象良い終わり方をすれば来年につながると思うんで、圧倒、圧勝、お客さんも感無量、インパクトのある試合をして来年につなげたいです」
 
–今回はDoAトーナメントや野辺広大選手のタイトルマッチなど盛り上がる試合目白押しです。試合内容では意識しますか?
「そうですね。特に意識はしない様にしてますけど。
今回はトーナメントがメインですけど終わってみれば那須川天心だなと、そう思われるような試合をします」
 
–涙の初戴冠の時に格闘技界を変えてみせるとおっしゃってましたが、その頃を思い返すといかがですか?
「段々と変わってきてると思いますけど、まだまだだと思うんでもっともっと盛り上げていきたいですね。
RISEのベルト初めて獲った時から3年ぐらい経ってるんですけど、RISEのベルトはずっと持ち続けたいなと思ってます」
 
–普段からRISEのベルトには世界一の価値があるとおっしゃっていますが、世界の強豪がそのベルトを狙いに来ます。それは臨む所ですか?
「今回の相手にも気合い入ってますし、そういう選手の方が僕のモチベーションも上がります」
 
–那須川選手は凄いスピードで進化してますし、ご自身が格闘技界を引っ張っていると感じますか?
「知名度は段々上がってきてますけど、まだまだもっともっとって気持ちはあります。
あとは僕だけじゃなくてRISEっていう団体を一緒に盛り上げていきたいなって思いますね。
それには僕の試合もそうですし、周りの人の試合も関係してくると思います。全員でしっかり盛り上げていきたいなと思います」
 

 
■イグナシオ“EL MISIL”カプロンチ『11月23日は僕の新王者誕生を祝福して欲しい』
 
–今回で2度目の来日ですね。前回の試合は素晴らしい内容でした。試合を振り返っていかがでしたか?
「インパクトを残す事が重要だった。佐野はミドルが素晴らしい選手だったが、流れの中でKO出来て良かった」
 
–日本はどうですか?
「日本に来ることは夢だった!サムライ博物館に行って写真を撮って嬉しくなったよ!
タトゥーにもサムライを入れている!日本をもっとよく知りたいし学びたいね」
 
–今回の試合に向けて何か特別なトレーニングはしていますか?
「まずは沢山走る事だよ。ハードな練習もね。積み重ねだね」
 
–好きな食事はありますか?
「ローストビーフが大好きだよ!寿司も大好きだ!」
 
–今回の試合は契約体重が55kgです。何キロがベスト体重ですか?
「55kgは楽ではない。ただこの体重であれば最高の動きが出来る。天心との試合は価値がある試合だからベストを尽くす」
 
–対戦相手の那須川天心を知っていますか?
「モチロン!ナスカワは南米キックボクシング界でもとても有名だ!」
 
–那須川天心についてはどういった印象をお持ちですか?
「完璧な選手だね。似ている所もあるし。彼は空手ベースで俺はテコンドーベース」
 
–イグナシオ選手はテコンドーの技をよく使いますね。
「テコンドーはとても大事なスタイル。KOするのもテコンドーの技が多いよ」
 
–今回はどのような試合になりますか?
「判定は無いね、判定はつまらない!テンシンもKOを望んでいるだろうからKO決着は間違いないよ。
だから面白くなる、テンシンは僕のパワーに驚くだろうね!」
 
–この試合で何を魅せたいですか?
「アートな所だね、特にKOはアート。テコンドーの技もアート!僕は戦うアーティストだよ!」
 
–最後にファンへ一言お願いします。
「このマッチは世界的にも注目されているから楽しみだよ。11月23日は僕の新王者誕生を祝福して欲しいね」


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’17年09月28日号ヒーナン追悼WWE大阪W1芦野祥太郎UFC直前Rise新日キック加藤遥
▼9・15『RISE119』後楽園ホール大会
 Photo & Text by 紅 闘志也
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・メインはRISEライト級(63㎏)不可思がカット呼び込み判定勝利で防衛!
・17歳の安本晴翔がTKO勝利で無敗をキープ!
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