(C)CMLL

　10月13日（現地時間）にメキシコ・アレナメヒコでCMLL 金曜日定期戦が開催された。
　今大会では、レジェンダ・デ・プラタ予選が開催された。日本語にすると「銀の伝説」となるレジェンダ・デ・プラタは、元々は、ルチャリブレの枠を超えたメキシコの国民的英雄、聖人エル・サントを讃えるもので、エル・サント杯の事だ。しかし、近年、サントの息子であるイホ・デル・サントとCMLLが険悪な関係になってしまった為、サントの名前を全面に出さず、レジェンド杯という感じになっている。ちなみに、サントと双璧のスペル・エストレージャであるブルー・デーモンを讃えるレジェンダ・デ・アズル（青の伝説）も不定期で開催されている。選手が入り乱れての熱戦が続き、兄弟であるミスティコとドラゴン・リーがやりあう普段は見られない展開もあった。そんな中、最後まで残ったのは本命であるカリスティコとボラドールJr.だった。この2人で2017年10月20日の大会で決勝戦を行う事が決定したが、両者ともエキサイトし、レフェリーの制しも聞かず、2017年10月20日まで待てないとやりあってしまう。ボラドールJr.はカリスティコの覆面を剥いでしまう暴挙で挑発。テクニコのトップ同士の対決が実現する事に会場のファンもエキサイトしていた。
　セミファイナルではテクニコとルードが入り乱れた6人タッグマッチ、ルーシュ、ウルティモ・ゲレーロ、エウフォリア対マルコ・コルレオーネ、ディアマンテ・アスール、クラネオが行われた。この中でルーシュは現CMLLヘビー級王者であるコルレオーネへの挑戦が決定しており、この2人は抗争中である。そんな中、まずルーシュ組が即効で選手するも、2本目はコルレオーネ組が取り返し3本目に突入。なんとルーシュは必殺のラ・ランツァをコルレオーネに叩き込み直接フォール勝ち。前哨戦では挑戦者ルーシュの勝利となった。

■　CMLL アレナメヒコ金曜日定期戦
日時：2017年10月13日（現地時間）
会場：メキシコ・アレナメヒコ

＜レジェンダ・デ・プラタ＞
勝ち残り　カリスティコ、、ボラドールJr.
ミスティコ、ドラゴン・リー、ソベラノJr.、ゲレーロ・マヤJr.、ティタン、ザ・パンテル、メフィスト、カサス兄、カベルナリオ、サンソン、フォラステロ、ヴィールス、プーマ、タイガー

＜6人タッグマッチ＞
○ルーシュ、ウルティモ・ゲレーロ、エウフォリア
　2-1
●マルコ・コルレオーネ、ディアマンテ・アスール、クラネオ

＜シングルマッチ＞
○エル・バリアンテ
　ジャベ
●ピエロー

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