[ファイトクラブ] ジミー鈴木が提示した今のプロレスにない世界~10・10Diamond Stars Wrestling新宿

[週刊ファイト10月19日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼ジミー鈴木が提示した今のプロレスにない世界~10・10Diamond Stars Wrestling新宿
 photo & text by タダシ☆タナカ
・9ヶ国50名の選手から落武者71歳ターザン山本デビュー戦主役強奪
・宮本和志アニマル合体!2m超獣コンビ Mヒューズ SヘルナンデスTAJIRI
・ジミー鈴木の大博打~「トヨタ・カムリ新車買えるくらい」赤字残るが…
・英国ディーン・オールマークを際立たせたUTAMAROセール職人ぶり
・加藤茂郎&千葉智紹が老獪防衛!ヒートシーカーズ金本浩二&田中稔
・両者防衛古典!ロビー・ダイナマイト-HASEGAWA&金村キンタロー
・バカ受けユン・ガンチョル!三本勝負にて西村修が韓国NKPWA王者
・異種格闘技3way太刀光が相撲押し出し優勝!我龍真吾 アレク大塚
・両者増量過多!アレックス・リーがネックハンギング・ボム藤ケ崎矢子
・エジプシャン・ファラオの召使ベリーダンサー妖艶!いつもの長瀬館長
・ジミー鈴木アニマル開始宣言!ブロディ・スティールら腕相撲無効試合


 大会のMVPは文句なしのターザン山本! 10月10日、旧・体育の日に新宿Faceにてジミー鈴木が私財を投入した興行、『ダイアモンド・スターズ・レスリング1周年大会』が開催された。世界9ヶ国から選手だけで約50人。ぎっしりの全10試合が休憩ナシで3時間半繰り広げられ、勝ったのは二度とないかも知れない豪華絢爛な大会を観られ、お得感満載でおなか一杯になったお客さんだろう。「トヨタ・カムリ新車が買えるくらい」と自己分析しての借金を負ったのはジミー鈴木であった。
 クラシックなレスリングの試合があるかと思えば、欧州式のラウンド制形式の試合、英国オールスター・レスリングの王座選手権試合と、様々なバラエティとバリエーションが詰め込み過ぎなまでに展開。これを見逃した方はプロレス人生に後悔が残るという、近年まれに見る異質の大会であった。

9ヶ国50名の選手から落武者71歳ターザン山本デビュー戦主役強奪

■ これがコケたら一巻の終わり!(ガチ)アニマル・ウォーリアー、最後の雄姿!?
 ジミー鈴木Presents『ダイアモンド・スターズ・レスリング1周年大会』
日時:10月10日(旧体育の日・火曜日)開場 17:30 開始 18:15~
会場:新宿FACE 

<第5試合 ガンダーラ鈴木提供 24人参加インディランブル>
○スペル・デルフィン
 26分12秒 デルフィンクラッチ
●藤原ライオン
失格順:ジェシー⇒ランディ⇒ワイルドセブン⇒サバイバル飛田⇒牙城⇒清水来人⇒マイケル・オズボーン⇒小沢努⇒寺尾新⇒塙純一⇒汰華⇒美月凛音⇒佐藤恵一⇒ヤマダマンポンド⇒寺尾利明⇒田馬場貴裕⇒唯我⇒ターザン山本(あくまで公式記録~日向小陽らの名前がはない-笑)


中邑真輔入場に対抗したバイオリン独奏もあったがターザン山本はサンバ曲カーニバル美女付!


Agent佐野直が1分ごとのランブル入場時間を止めて「マスコミ用の絵」を画策したが・・・

よしえつねお「日向小陽愛してま~す」~ヤマダマンポンド水噴射はレフェリーのガンダーラに

事前の段取り通りなのは日向小陽のスリーパーだけ(左)、アラケンの拝み渡り他アドリブだらけ。

デルフィン師匠が最初に出てきて、最後まで残り優勝するが、ターザン劇場はこれからだった。

 衝撃のプロレスラー・デビュー戦だった。ターザン山本の狂乱ぶりはジミー鈴木が「考えていた10倍やってくれた。アドリブきいた。大したモンだ」と評した通り。希代のエンタテイナーぶりを発揮して、緑毒霧にまみれた流血戦を披露。24人参加の第5試合ランブル戦で主役強奪だけでなく、佐野直、アラケン、唯我から次戦の挑戦状を叩きつけられる始末という人気ぶりだった。

 ターザンは「俺が死んだら長州を筆頭に俺の墓にクソをぶっかけろ!」と絶叫! 「俺は日本一の幸せ者だ!」と、想定を超えたリング・デビューを顧みた。

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