※詳報レポートは電子書籍版10月19日号に掲載します。
夏すみれ卒業、レジーナ王者戦など話題性のあったWAVE10・9後楽園が終了した。
新日本プロレスの国技館と同日開催だけでも厳しいところに、両国KFCホールで同時間帯にPURE-J、夕方にはアイスリボンがバッティング、結果、観衆は430人と、不入りと騒がれるZERO1をさらに下回った。
しかし試合の方は、REINAの王者、小林香萌が第1試合から登場し、好カードが目白押し。
世志琥がバースデーマッチの春日にラリアートのプレゼント、朱崇花はライバルとされた未勝利の後藤恵介にメーンイベンターの貫禄を見せつけて激勝。
GAMI社長が「逸材だ」と惚れ込み、アノ、旧姓・広田さくらが「アイツはホントにヤバい」と評する田中ミキは噂に違わぬ異次元ファイトを展開。
夏すみれは皆にボディスラムを食らい、GAMI社長には水を浴びせて送り出され、米山は長浜の3周年に黒星をプレゼント、セミでは野崎渚が戦慄の秒殺劇を披露…と、硬軟取り混ぜ、涙と笑いの試合を提供できるのがWAVE。
メーンでは、世志琥、朱崇花を下してきた山下りなを、大畠美咲が沈めて締めた。
4年越しで念願叶ってのレジーナ戴冠に喜びを爆発させた大畠だったが、GAMI社長は
「オレンジが多過ぎる」
と、空席を嘆いて集客アップを課した。
「今までの王者にそんな厳しいこといってなかったのに」
とぼやく大畠だったが、今まで先輩にして貰った恩を、今度は自分が後輩に対してするために
「指名は後輩だけ」
とぶち上げた。
同時に、次期挑戦者決定リーグ戦「NEXT」へ、全団体の後輩に参加を呼びかけると、さらに試合後、両国のアイスリボンのエンディングに登場、ICEx∞選手権試合に敗れた長崎まる子に対戦を要求。
まるでレジーナがICEx∞王者の格下のような流れだが、この、名より実を取るスピード重視の展開は苦労人GAMI社長ならではか。
いずれにせよ、大畠を新王者に据えて、反転攻勢を仕掛けるWAVEから今後も目が離せない。
■ WAVE Saint October
日時:10月9日(月・祝) 開場11:15 開始12:00
会場:東京・後楽園ホール 観衆430人
<第1試合 ヤングWAVE 15分1本勝負>
〇小林香萌
7分35秒 120%スクールボーイ
●高瀬みゆき
<第2試合 HAPPY BIRTHDAY WAVE~PRESENT FOR YOU!~ 15分1本勝負>
○世志琥
10分51秒 ラリアート⇒片エビ固め
●春日萌花
<第3試合 ライバルWAVE~後藤恵介1周年記念試合 20分1本勝負>
○朱崇花
7分43秒 逆エビ固め
●後藤恵介
<第4試合 コミカルWAVE~フューチャーアンドパスト~ 20分1本勝負>
○宮崎有妃 旧姓・広田さくら
9分53秒 恥ずかし固め※ギブアップ
フェアリー日本橋 ●田中ミキ
なんと、広田の子供を人質にとろうとする極悪ファイトを展開
「未成年だから」
とのフェアリーの助けは間に合わず、恥ずかし固めに屈辱のタップ
<第5試合 adios amiga WAVE 15分1本勝負>
○桜花由美
12分18秒 ビッグブーツ⇒片エビ固め
●夏すみれ
夏はデビュー時の衣装を着用してリングへ…
<第6試合 WAVE~長浜浩江3周年記念試合 20分1本勝負>
○米山香織
6分49秒 ダイビング千豚♪⇒片エビ固め
●長浜浩江
<第7試合 熱波WAVE 15分1本勝負>
○野崎渚
2分20秒 胴締め式裸締め⇒レフェリーストップ
●水波綾
完全に締め落とされた格好の水波が激怒する戦慄の展開
<第8試合 Regina di WAVE~WAVE認定シングル選手権試合 30分1本勝負>
[挑戦者]
○大畠美咲
16分7秒 スカイブルー・スープレックス・ホールド
●山下りな
[王者]
※山下が3度目の防衛に失敗。大畠が第7代王者となる
※月額999円ファイトクラブで読む(クレジットカード、銀行振込対応)
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